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第42話 黒い羽根の警告
俺は窓を開けた。
外には誰もいない。
ただ。
黒い羽が落ちている。
「またこれか」
以前、黒ローブの男が残していったものと同じ。
俺は拾う。
すると。
羽根が突然、黒い煙を出した。
「……!」
空中に文字が浮かぶ。
――――――――――
《勇者の器へ》
《次はお前の仲間を狙う》
《一人ずつ奪ってやる》
――――――――――
「……」
俺の表情が変わる。
「ふざけるな」
その瞬間。
背後から声。
「レオン?」
セレナだった。
「どうしたの?」
俺は羽根を握り潰す。
「何でもない」
「本当に?」
「うん」
だが。
俺は決めた。
絶対に。
仲間を傷つけさせない。
その夜。
俺は一人で庭に出た。
「……アストラ」
神剣を召喚する。
「俺はもっと強くならないと」
すると。
神剣から声が響いた。
《肯定》
《しかし――》
《力を求めすぎてはならない》
「どうして?」
《力は、使う者の心を映す》
「……」
《守りたいという想いも》
《壊したいという想いも》
《同じ力から生まれる》
俺は剣を見る。
「俺は……」
「守るために使う」
神剣が輝いた。
《――その答えを忘れるな》




