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第41話 俺の家に女の子が増えた
引っ越し初日。
俺は家具を並べていた。
「ここに机」
「じゃあ私は本棚を」
リーゼが魔法で家具を浮かせる。
「便利だね」
「当然よ」
エリシアは庭を整えている。
「ここに薬草を植えましょう」
「いいね」
アクアは庭を跳ね回っている。
「アクア、穴を掘らないで」
「はーい!」
その時。
玄関から声がした。
「レオン!」
セレナだった。
「差し入れを持ってきたわ」
「ありがとう」
セレナは料理を持っている。
「王宮の料理人に作ってもらったの」
「すごい!」
テーブルに料理が並ぶ。
「いただきます」
「どう?」
「美味しい!」
セレナが嬉しそうに笑う。
「よかった」
その横で。
リーゼが少し不満そうな顔をしている。
「……私も料理できるけど」
「本当?」
「できるわよ!」
「じゃあ今度作って」
「もちろん!」
エリシアが笑う。
「では、私も作ります」
「エリシアも?」
「料理は得意ですよ」
「楽しみだな」
こうして。
新しい家で。
初めての夕食。
俺は思った。
――これだ。
前世では得られなかったもの。
家族。
仲間。
友達。
そして。
笑い声。
「異世界って……」
俺は笑った。
「案外、いいところだな」
だが。
その夜。
窓の外。
黒い羽が一枚。
風に乗って落ちてきた。




