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転生した俺は、全属性魔法と神剣を極めて異世界で無双する  作者: ななほし


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第36話 千年の封印を斬る

俺は封印の核の前に立った。


黒い球体。


見ているだけで嫌な感じがする。


「アストラ」


神剣が輝く。


「――断絶」


剣を振る。


――ズバァァァン!!


封印の核に亀裂が入った。


しかし。


「……まだだ」


二度目。


三度目。


四度目。


亀裂が広がる。


そして。


――パリン。


黒い球体が砕けた。


瞬間。


山全体を包んでいた黒い魔力が消えた。


「……」


静寂。


やがて。


山頂から巨大な光が降り注いだ。


古代竜を縛っていた鎖が。


一本。


また一本と消えていく。


『――ありがとう』


古代竜の声が響いた。


『千年……』


『ようやく自由になれた』


俺たちは山頂へ戻った。


そこには。


巨大な竜がいた。


だが。


先ほどとは違う。


黒い霧が消え。


美しい銀色の鱗が露わになっている。


黄金の瞳。


巨大な翼。


『我が名は――』


『アークドラゴン・セレスティア』


「セレスティア……」


『千年前、この世界を守った竜だ』


俺は驚いた。


「じゃあ……悪者じゃなかったんだ」


『むしろ我は――』


セレスティアが空を見る。


『人間と魔族、双方から利用された』


「……」


『そして千年前――』


『神々が姿を消した』


俺は眉をひそめる。


「神々が?」


セレスティアが俺を見る。


『そうだ』


『そして、その時から――』


『この世界は少しずつ、おかしくなった』

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