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第143話 最上層の神
俺たちは神界の最上層へ向かった。
そこには一つの玉座。
誰も座っていない。
「ここに……誰かいるの?」
ミレイユが尋ねる。
女神が頷く。
「います」
「でも姿を見せない」
その瞬間。
玉座の後ろから声が響いた。
『レオン』
「……!」
『よくここまで来た』
俺は剣を構える。
「姿を見せろ」
『まだ早い』
「何が?」
『お前が私を理解するには――』
『一つ、過去を見る必要がある』
空間が変わる。
そこには千年前の俺がいた。
そして、その隣に――。
女神。
ノクス。
リゼリア。
そしてもう一人。
「……!」
俺は息を呑んだ。
そこにいた人物は――。
現在の俺たちが知る人物だった。
「嘘……」
セレナが震える。
「そんな……」
俺も言葉が出ない。
千年前、俺たちを裏切った七人目。
その正体は――。




