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第131話 神界への扉
空に浮かんだ巨大な扉。
その大きさは、王都全体を覆うほどだった。
「……あれを開けるの?」
リーゼが空を見上げる。
女神は頷いた。
「はい」
「でも、レオンはもう神剣を……」
セレナが心配そうに俺を見る。
俺は自分の手を握った。
魔力はほとんどない。
以前の俺とは違う。
それでも――。
「行くよ」
「レオン……」
「今度は力を持たない俺だからこそ、見えるものがあるかもしれない」
女神が微笑んだ。
「その通りです」
すると扉が開く。
――ゴゴゴゴゴ……。
その向こうには、白い雲の上に巨大な城が浮かんでいた。
「神界……」
ミレイユが息を呑む。
俺たちは扉をくぐる。
しかし、その瞬間。
「……!」
俺の身体が浮かび上がった。
「レオン!」
セレナが手を伸ばす。
「大丈夫!」
俺も手を伸ばす。
しかし――。
二人の指が触れる寸前。
白い光が俺を包んだ。
「レオン!」
俺の意識が遠のいていく。
最後に聞こえたのは――。
『神の試練を開始します』
という声だった。




