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第119話 神喰らいの城
四天王の案内で、俺たちは異界の城へ向かった。
巨大な黒い城。
その中心に赤い光がある。
「ここに……神喰らいが?」
セレナが尋ねる。
「違います」
四天王が答える。
「ここは神喰らいの『記憶』が眠る場所」
「記憶?」
「千年前の戦いも――」
「あなたの過去も、全てあります」
俺は城を見上げた。
「行こう」
城内に入る。
壁には無数の映像が浮かんでいた。
そして――。
「……!」
そこには千年前の俺がいた。
仲間たちと笑っている。
食事をしている。
旅をしている。
まるで今の俺たちと同じだった。
「これが……」
セレナが涙ぐむ。
「千年前のレオン……」
俺はその映像を見つめた。
そして気づいた。
六人の仲間。
リゼリア。
そして――。
俺の隣にいた黒髪の少年。
「……ノクス?」
現在のノクスが顔を伏せる。
「そう」
「僕だよ」
「でも……」
俺は映像を見る。
千年前の俺が、ノクスの肩に手を置いている。
まるで本当の兄弟のように。
そして次の瞬間。
映像の中の俺が――。
ノクスを斬った。
「……何で?」




