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第114話 異界の兵士
ルナの双剣が兵士を斬る。
しかし傷口から黒い霧が噴き出す。
「再生する!?」
リーゼが魔法を放つ。
「炎よ!」
炎が兵士を包む。
それでも動く。
「面倒ね!」
アリシアが魔力を解放する。
「なら、魔族の力で!」
巨大な魔力弾が直撃。
兵士が吹き飛ぶ。
しかし――。
「まだ立つのか」
ノアが呟く。
俺は剣を構えた。
「なら……」
一歩踏み込む。
「断絶」
黒い兵士を構成していた「神喰らいとの繋がり」だけを切った。
兵士が崩れ落ちる。
「……殺してない?」
セレナが驚く。
「うん」
「支配されていただけだから」
兵士の身体から赤い光が抜けていく。
そして男に戻った。
「……ありがとう」
俺は微笑む。
「礼なら、元の世界に帰ってからでいい」
そのとき。
街の奥から鐘が鳴った。
――ゴーン。
ミアが震える。
「まずい……」
「何が?」
「神喰らいの第一将が来ます」
「第一将?」
「この異界で最も強い――」
ミアが顔を上げる。
「神喰らいの四天王です」




