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第115話 四天王
街の中心。
巨大な門が開いた。
そこから四人の男女が現れる。
炎を纏う男。
氷の少女。
黒い鎧の男。
そして――。
銀髪の女性。
「……!」
リゼリアが息を呑んだ。
「知っているの?」
「……私に似ている」
銀髪の女性が笑う。
「当然よ」
「私は――リゼリアの影」
「影?」
「千年前に彼女から切り離された感情」
怒り。
憎しみ。
罪悪感。
それらを全て持っている存在だった。
「あなたは私」
リゼリアが震える。
「違う……」
「いいえ」
影は笑った。
「あなたが捨てた部分よ」
俺は前へ出る。
「なら、俺が斬る」
「待って!」
リゼリアが俺の腕を掴む。
「この人は……私自身なの」
「だから」
彼女は俺を見る。
「私が向き合う」
「分かった」
影が笑う。
「なら始めましょう」
二人の銀髪が揺れた。




