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第112話 異界の街
「ここが……異界?」
門を抜けた先。
そこには巨大な街が広がっていた。
空は赤い。
建物は黒い。
しかし――人がいる。
「普通に暮らしてる……?」
セレナが驚く。
ノクスが笑った。
「ここには神喰らいの支配を受けながら生きている人々がいる」
「つまり……」
「神喰らいも、全てを殺しているわけじゃない」
俺は周囲を見る。
「……何かがおかしい」
アクアが震えた。
「レオン」
「どうした?」
「この街……」
「みんな、心が繋がってる」
「……!」
神喰らいの意識。
街全体が一つの巨大な精神になっていた。
「支配されているのか」
ノアが拳を握る。
「助けよう」
「もちろん」
俺たちは街へ入った。
すると一人の少女が近づいてくる。
「旅人さん?」
「はい」
少女は笑った。
「この街へようこそ」
だが、その瞳の奥には――。
赤い光が宿っていた。
「……レオン」
アストラが警告する。
《この少女は危険です》
少女は笑った。
「あなたを――」
「ずっと待っていました」




