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転生した俺は、全属性魔法と神剣を極めて異世界で無双する  作者: ななほし


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110/144

第110話 異界への旅立ち

翌朝。


王立魔法学院。


俺たちは学院の屋上に集まっていた。


異界への門は、まだ閉じていない。


「本当に行くの?」


セレナが尋ねる。


「うん」


「怖くない?」


「怖いよ」


俺が正直に答えると、セレナは少し驚いた。


「……レオンでも怖いのね」


「そりゃ怖いさ」


俺は笑う。


「でも――」


仲間たちを見る。


「一人じゃないから」


リーゼがため息をつく。


「まったく……無茶ばっかり」


「リーゼも来るんだろ?」


「当たり前でしょ」


エリシアが微笑む。


「私も一緒です」


ルナが手を上げる。


「私も!」


ミレイユも頷く。


「もちろんです」


アリシアは腕を組んだ。


「仕方ないから付き合ってあげる」


ノアは短く言った。


「俺も行く」


そして――。


「ボクも!」


アクアが跳ねる。


最後にリゼリアが前に出た。


「私も行く」


俺は彼女を見る。


「……千年前の続きを、終わらせるために」


「分かった」


俺は門へ向かう。


しかし、その前に一つだけ確認する。


「アストラ」


《何でしょう》


「俺たちは勝てるか?」


少しの沈黙。


《可能性はあります》


「珍しく曖昧だな」


《理由があります》


「何?」


アストラ・ゼロが答えた。


《異界には――》


《神喰らい以外にも、存在しています》


「……何が?」


《あなたと同じ力を持つ存在が》


「俺と……同じ?」


その瞬間。


異界の門の向こうから――。


一人の少年が歩いてきた。


白い髪。


金色の瞳。


そして――。


俺と同じ黒い瞳。


少年は俺を見て笑った。


「やっと来たね」


「レオン・アークライト」


「僕は――」


少年の背後に巨大な翼が広がる。


「君のもう一人の半身だよ」


俺は言葉を失った。


アストラ・ゼロが初めて――。


明確な恐怖を示した。


《警告》


《最重要危険対象》


《対象名――不明》


そして少年は笑う。


「さあ、千年前の続きを始めよう」

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