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第107話 新たな敵
「リリスの妹……?」
少女は一礼した。
「名前はフィリア」
「あなたを迎えに来ました、レオン様」
「誰の命令だ?」
「もちろん――」
フィリアが笑う。
「神喰らい様です」
「断る」
即答した。
「でしょうね」
フィリアは指を鳴らす。
すると地下迷宮全体に魔法陣が浮かんだ。
「学院を爆破するつもりか!」
リーゼが叫ぶ。
「いいえ」
フィリアは笑った。
「ここを――異界へ繋げるだけです」
「異界?」
エリシアが顔を強張らせる。
「精霊界とも違う……」
「そう」
フィリアが答える。
「神喰らいがいる場所」
空間が裂ける。
その向こうに見えたのは――。
赤い空。
黒い大地。
無数の巨大な目。
「……あれが」
俺は剣を握る。
「神喰らいの世界」
フィリアが手を差し出した。
「来てください」
「嫌だ」
「なら――」
フィリアの身体が黒く染まる。
「あなたの大切な人から消します」
「……!」
彼女の後ろに魔法陣が出現した。
そこに映し出されたのは――。
セレナだった。
「セレナ!」
俺が駆け出す。
しかし。
「レオン!」
セレナが叫んだ。
「来ちゃダメ!」
フィリアが笑う。
「さて――誰から殺しましょうか?」
俺の目から光が消えた。
「……お前」
「絶対に許さない」




