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玉砕戦2691  作者: 小池すんた
第二章~剣士涼~
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第十四話

新キャラ出た??

「あぁ、本部?こちらアレイ。地点(デルタ)目標(ターゲット)殺害(キル)

《了解。帰投せよ》

あたしは電源を切るとヘリの席に深く座り寝ようとしたが、横のコが邪魔してきた。

「なんで上官は宰相とかの中心人物を攻撃するよう指示しないのかなぁ?ねぇアレイ」

「知らん。人間不信で内部崩壊…とかのシナリオがあるんでしょ。きっと」

「帰ったら聞こうよ。そうしようよ、アレイちゃん」

何故ちゃん付けなのか解らないが、そのコはいつものようにあたしに抱き着いてきた。今回は

「一人だと上官のとこに行くのが怖いの。だから、ね?」って感じだろな。

「もぉ、あたしは集中力を使い切ってしまったのよぉ!」

「えー、だったら回復したら行こうよぉ」

さらにきつく抱きついてくる。これは奥の手を使うしかない。が、気が引ける。

いっいやダメだ。このまま帰路につきたくない。

そう自分に言い聞かせると、あたしは逆にそのコに抱き着いて押し倒した。

「あっ、アレイちゃんもそーゆー趣味になったんだね。なかまだぁ」

「いい加減に寝させろぉ!」

デコピンを額に入れる。ぴしっ。

「いたた… わかったよぉ。ってあーっ!!」

そのコが指差した先には、ヘリに向かってくる発光物体があった。対空ミサイルだ。そう思った瞬間、ミサイルは私たちのヘリのテイルローターに当たり、炸裂。視界がいきなり真っ暗になった。


いつも静かな執務室に慌てて入ってくる者がいた。代々木公園に送っていた官僚だった。

「どうしたんだ?何かあったのか?」

「ハアハア、剣聖の、蘇我、黒燕が、ゼエ、暗殺されました」

「何っ?!」

私は秘書に車を用意させ、官僚も一緒に代々木公園まで飛ばした。

私たちが着いた頃には剣聖の遺体は運ばれていて、真田涼と孫娘だという女の子がいた。

真田は私たちを見ると当時の様子を語った。

剣聖は昇級試験閉会の挨拶の時、何者かに腹を撃たれ医師の応急処置もできないまま死んだという。会場に響く何人もの悲鳴。だが剣聖は穏やかな死に顔だったそうだ。

太陽が傾いてオレンジ色の空を作っていた。真田の影だけ気持ち大きく見えた。


次の日。遺品整理のため家じゅうを漁っていた俺たちはリビングのテレビの裏に何か封筒があるのを見つけた。封筒にはマジックで[遺書 2689.7.6記]と書いてあった。

中には[涼へ]と書かれた紙と、[美百合へ]と書かれた紙が入っていた。

二人でそれぞれの遺書を読む。

[今君が使っているハルバートは武器庫に戻し私の部屋の押し入れにあるハルバート『猛牙龍血』を使え。これは第三次世界大戦で勝利を手繰り寄せた今も輝かしき武器だ]

俺は最強の武器を手にできる驚きのまま次を読んだ。読んでしまった。

[後、美百合はお前さんが引き取ってほしい。軍の方で許可がなければお前さんが昇進までずっとここで一人暮らしだが。]

…後に美百合ちゃんが言っていたが、「とってもうれしい」のだそうだ。

さて、軍の許可は下りなかった。だから、美百合ちゃんには昇進まで仕送りをすることにした。


来る7月10日。ついに出番が来た。「金沢攻略」である。

兵長になると寮生活はしてもしなくてもいいということだから、頑張ってやる。

待ってろよ、美百合ちゃん!




…一応言っとくが、俺は変態ではないのだ…

さっさと行かないと進まない…

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