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玉砕戦2691  作者: 小池すんた
第一章~涼、未来へ~
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第七話

未来に来て一か月後、涼に健康診断がやってきます。

4月5日から、講習だけの感じの生活が一か月続いた。

読者の皆さんはつまらないだろうから、一か月先へ行こう。

NOW LOADIG…

なんやかんやで今は5月4日の午後十時半。明日は健康診断と、武器についての講習だ。

「やったね。明日からやっと軍隊らしくなるぞ」

「おめでとうございます、御主人様」

この一か月の間にMokaはすっかり俺のことを「ご主人様」から「御主人様」と呼ぶようになった。

まぁ、AIなんだから、戦闘時は「りょーちゃん」なるんだろうな。従順じゃなくて寂しい。

Mokaがこんな感じになったのには、俺の働きが地味に関与している。4月26日のこと。


NOW LOADIG…


「なぁMoka、昨日な定額だけど初の給料もらったんだ」

「そりゃそうですよね」

「でもな、使い道がないんだ。だいたいは銀行口座に貯金するけど、生活費がほら、かからないじゃないか。ここは政府が支給(賃貸料なし)してる施設なんだからさ」

「えっとそれ、調べたんですけど、AIにかけるお金が貯金以外のお金の大半ですよ」

「マジ?」

「手帳見てくださいよ」

手帳の[給料]の欄を見る。

[給料は持っていても意味がないので、親への仕送り又は貯金以外の使い方としてこちら側からは各自AIへの投資を勧める]とある。

「でしょう?」

「で、何だよ?」

「つーまーり、あたしのことにもっとお金使ってくださいっ!」

この時俺は頭の中で電球が「ピカ」と光ったのを覚えている。物理的な意味じゃないよ。勿論。

「OK。いっぱい使ってやろうか。…まずこれだな。」

最初に俺が購入したのは、「執務室・中」で900円。

ここまではいい。ここまではまだ良かった。

「フフフ… 次はこれだね。やっぱり」

俺はこの段階で、Sな自分がいることを自覚していた。Mokaに「ご主人様」と呼ばれることに、とんでもない優越感と圧倒的な支配感を覚えていたのだ。

だが、俺は自分の暴走を止められなかった。

「おお、あった。『メイド服・控えめ』。1000円か。よし購入」

「え?どういうことです?」

「だから、お前にこのメイド服を着せるんだよ」

「は、はい。御主人様…」

それからというもの、Mokaは俺が風呂から帰ってくると、

「おかえりなさいませ、御主人様」

と言うようになったのだ。


NOW LOADING…


「で、明日は健診なんだな」

「…え?ああはい」

「なんで一瞬止まった?」

「いや、なんでもないです」

「なんか変なこと考えてないよな?」

「ちなうんですちなうんです」

「ならいいや。おやすみ」

「はい…」


来る5月5日、こどもの日…ではなく健康診断だ。研修室にて。

つつがなく進み、いよいよ最後の測定に入る。題して「スキルサーチ」である。

医師曰く、CTスキャンみたいなので体からの「特性波動」を読み取るそうだ。

俺の結果を見た医師は椅子から転げ落ちた。

「き、君はチートどころじゃないな」

「なんでですか?」

「君には、神運Lv.Xと無限弾倉、夜行性、アスリートが備わってる。こんなにすごいのは国内では2例目だよ。全世界でも5人だけだ。このレベルは」

「マジか!」

おお、なんだか俺って特別な存在なんじゃね?未来に来て良かった。

健康診断の全過程が終了した。上官からひと言あるらしい。

「明日から、武器を使って練習だと言いたいところだが、残念。明日からは、この敷地内にある『特性発動訓練所』でスキルを発動させられるように訓練だ。ああ、ノースキルの奴はさっそく武器訓練だぞ」

いいな。ノースキル。…まあ、それはさておき、地獄の訓練はまだ続くのだった。

スキルがチート以上ある涼。彼はこの後、どんな訓練を受けるのでしょう。作者も楽しみです。ではまたっ。

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