第63話:【運】が引き寄せた大渦潮と氷の潜水艦!〜絶滅したはずの「純血の人間」が住む、海底の魔法都市へ到着しました〜
ダンジョンからの帰り道は、予想をはるかに超えて長いものとなった。
モノリスを解読し、新たな同盟を結ぶためにボス部屋で貴重な時間を費やしてしまったため、火山岩のトンネルに沿ってモンスターたちがリスポーン(再出現)する時間を与えてしまったのだ。
レオンとサイラスがついに洞窟の出口に到着した時、夜の空気は冷たく湿気を帯びていた。
船長は最後の一撃を放ち、下級クリスタルゴーレムの頭を綺麗に刎ね飛ばすと、モンスターは石の床の上で千の破片となって崩れ落ちた。
「ようやく終わったか」
レオンは肉球のクリスタルの粉を振り払いながら息をついた。「次から次へと湧いてきやがって」
サイラスは機械の腕に組み込まれた時計を確認し、足を引きずりながら洞窟から出て、潮風を吸い込んだ。
「もう朝の4時だ、レオン。この洞窟のリスポーン率はかなり厄介だな」
レオンは遠くの白いビーチに目を向けた。
予想通り、彼の巨大なクルーは深く眠っていた。巨獣たちはタルクのような砂の上で重いいびきをかきながら完全に至福の時を過ごしており、エネルギーを回復する十分な時間を得ていた。
「素晴らしい。あいつらは休めたみたいだな」
蓄積された途方もない疲労の重みが文字通り彼にのしかかり、筋肉が燃えるように熱くなるのを感じながら、レオンは呟いた。「船に戻ろう。目を閉じないと、立ったまま倒れちまう」
レオンがジャングルを抜け、魔導フクロウを引き連れて海賊弩級戦艦の甲板に足を踏み入れた時、空気を切り裂くような緊張が突如として走った。
見知らぬ者が乗船してきた気配を感じ取り、クルーのモンスターたちが一斉に振り返った。
鉄茨のベヒーモスは鼻孔から黒煙を噴き出し、キング・トリトンは電撃の三叉槍を下げた。ポールとアナベルは電光石火の速さで武器を抜いた。
「船長! そいつから離れてください!」
ポールは刃に稲妻をパチパチと鳴らしながら叫んだ。「そいつはサイラスだ! 18万ゴールドコインの賞金首ですよ!」
「待て。武器を下ろせ。命令だ」
レオンはクラスの権威によって増幅された声で雷鳴のように叫んだ。
モンスターたちは、渋々ながらも即座にそれに従った。レオンは甲板の中央に立ち、機械のフクロウを指差した。
「今夜から、ルールが変わる」
船長はクルーの目を見つめながら宣言した。「サイラスは敵じゃない。そして、このクソみたいな海にいる他の転生した人間たちもだ。俺たちが読んだモノリス? あれは嘘だ。俺たちを殺し合わせるために作られた罠なんだよ」
アナベルの赤い目が大きく見開かれた。「罠……でも、誰が仕組んだの?」
「この悪夢を支配している何者かだ」
サイラスが口を挟み、疲れたくちばしを羽毛の手で撫でた。「奴らは俺たちの数を減らそうとしている。勝者をたった一人だけ残し、その強大で孤立した一人を、自分たちの手中に直接落とそうとしているんだ」
レオンは頷き、その視線を硬くした。
「俺たちはもう操り人形みたいに振る舞うのはやめだ。あいつらのパン屑を追いかけるのも、同族を殺すのも終わりだ。他の人間を見つけ出し、全員と同盟を結ぶ。その後……真実の玉座と、そこに座っている奴をぶっ壊してやる」
その言葉に、ポールの尻尾の毛がまっすぐに逆立った。
猫人は一歩前に出ると、怒りと純粋な嫌悪の仮面を被って鼻を鳴らした。
「すべての人間と同盟を結ぶだと、船長?」
ポールは、指の関節が白くなるほどサーベルの柄を強く握りしめながら唸った。「あのクソライオンの獣人ともか!? あの忌まわしい化け物は、服従を拒んだ俺の古い船長を呪い、クルー全員に死の宣告を下したんだぞ! あの男は歩く厄災だ! 俺は昔の仲間たちの復讐のために生きてるんだ、奴と握手するためじゃない!」
甲板に重い沈黙が降りた。レオンは士官の目を見つめ、彼の痛みを完璧に理解した。
「お前はいずれ復讐を果たす、ポール。約束する」
レオンは力強く、しかし共感に満ちた声で答えた。「だがまず、俺たちはこのすべての背後に何があるのか、誰がこの檻を仕組んだのかを突き止めなければならない。それに……ライオンの獣人が俺たちに協力したいと思うとは到底思えない。その場合、あるいはそれ以前に奴と出くわした場合は、ためらうことなく奴と戦う。俺を信じろ」
ポールは渋々ながら視線を落とした。彼は鋭い音と共に剣を鞘に収めたが、その表情は暗く不満げなままだった。「命令、了解しました。船長」
レオンは頷いた。ここ数時間の間に分泌されたアドレナリンは急速に薄れ、破壊的な疲労に道を譲っていた。
「アリック、舵を取れ」彼は霊体の副船長に向かって命じた。「俺たちをこの島から出せ。未知の海域へ進路を取るんだ。目を閉じないと、立っていられない」
亡霊は無言で頷き、エーテルの手で船の操舵輪を握った。レオンは自室に退き、ハンモックに触れた瞬間に深い眠りに落ちた。
巨大な魔導弩級戦艦は再び海へ出た。
まだボロボロのサイラスは、ゆっくりと船倉の階段を降り、機械の腕の損傷した回路を修理するために道具を使える静かな隅を探していた。
しかし、彼は一人ではなかった。影のように静かに、ポールが彼の後をつけていた。
猫の獣人はラム酒の樽にもたれかかり、胸の前で腕を組んだ。彼の疑念に満ちた黄色い目は、一秒たりとも魔導機関のフクロウから視線を外さなかった。
彼は奴を信用していない。ポールにとってサイラスは、自分たちの家に乗り込んできた単なる異邦の異常であり、一度でも足を踏み外せば、船長の命令があろうとなかろうと、猫人は喜んでその喉を掻き切るつもりだった。
彼は隠れたまま、猛禽類の動きをスパイしていた。しかし、サイラスはいかなる裏切りも企てていなかった。
彼は完全に自分の要素に没頭していたのだ。溶接し、測定し、腕のための小さな金属バルブを強迫的なほどの精度ではめ込み、ほとんど子供のような熱意で複雑な計算を自分自身に呟いている。
ポールはその光景を数分間見つめ、やがて微かに微笑み、肩の力を抜いて武器から手を離した。おそらく、サイラスは本当に家族の一員になったのだろう。
起源の航路の夜の静けさは、しかし、単なる幻想に過ぎなかった。
出発から数時間後、海は劇的に変化した。雲も嵐も見えなかったが、ガレオン船の周りの水が突然、インクのように黒くドロドロに変わった。
エンジンの音は、地球そのもののうめき声のような、鈍く深い轟音にかき消された。
「海流が! 狂ってるわ!」
アナベルがメインデッキから叫び、船首に向かって走った。
海は文字通り彼らの前で真っ二つに割れていた。何マイルにも及ぶ巨大な渦潮が、かつてない暴力で回転していた。それは自然現象ではない。文字通り、深淵へと続くぽっかりと開いた口だった。
弩級戦艦はメイルストロムの重力に巻き込まれた。
船は恐ろしい角度で傾き、渦の水の壁を滑り落ちていく。甲板の下では、ポールとサイラスが木の壁に打ち付けられていた。
「一体何が起きてるんだ!?」
ポールは悪態をつきながら階段に向かって走った。
甲板では、キング・トリトンが三叉槍を下げ、全力を注ぎ込んで水を安定させ、渦潮を押し返そうとしていた。
しかし、海の王にとってさえも、その深淵の海流は強すぎた。モンスターは息を詰まらせるようなうめき声と共に後方に投げ出され、その巨大で不自然な力に物理的に圧倒されたのだ。
水の壁が彼らの上で閉じ始めようとしていた。彼らは数秒のうちに、大洋の圧力に押し潰されてしまうだろう。
命令を待つことなく、レベル100の副船長としての本能が引き継いだ。
アリックは操舵輪から離れ、霧の腕を大きく広げた。
その全力を注ぎ込み、【永久凍土のブレスレット】でそれを増幅させ、亡霊は絶対零度の猛吹雪となって爆発した。
ガレオン船の周囲の湿った空気は瞬時に凍りついた。半透明で破壊不可能な氷の巨大な球体が、メインマストから竜骨の最後の板に至るまで船全体を包み込み、海が彼らの上に崩れ落ちるほんの一瞬前に、完璧な殻の中に彼らを封じ込めたのだ。
耳をつんざくような轟音は氷の盾によって遮られ、鈍いハム音へと変わった。凍った泡に閉じ込められた巨大な弩級戦艦は、渦潮によって容赦なく吸い込まれていく。
ゆっくりと船は沈み始め、完全で押し潰されるような海溝の暗闇の中へと、目が眩むようなスピードで真っ逆さまに落ちていった。
絶対的な緊張の数分間が過ぎた。深淵の漆黒の中、降下は唐突に止まった。
海流が落ち着く。船が海底の岩の峡谷から抜け出すと、微かな黄金の光が暗闇を突き刺し始めた。
弩級戦艦が海底で安定した直後、衝撃と急激な重力の変化により、船長室のドアが勢いよく開け放たれた。まだ半分眠っているものの、すでに短剣を抜いた状態のレオンが甲板に飛び出してきた。
「一体何が起きてるんだ!?」
レオンは攻撃を予期して周囲を見回しながら吠えた。しかしその後、彼はアリックの氷の盾を、そして何より、その外にあるものを見た。
彼らの下、海底に広がっていたのは、巨大で荘厳な大都市だった。
白い石の摩天楼、輝くクリスタルで照らされた通り、そして見渡す限り広がる広場。
そして、その文明全体を何トンもの水圧から守っていたのは、巨大なエネルギーのドーム、純粋な魔法技術の力によって生み出された脈打つ力場だった。
アリックが永久凍土のドームを解除すると同時に、黒い船は静かに滑空し、エネルギーシールドを通り抜けて、都市内部の人工運河の穏やかな水面に着水した。
彼らの到着は注目を集めた。粗末なライフルとクリスタルの槍で武装した何百人もの人々が遠くの波止場に集まり、水の天井からたった今降ってきた、装甲の巨獣や翼の生えたモンスターを乗せた暗いガレオン船の姿に恐怖していた。
「あり得ない……」アナベルが手すりに近づきながら囁いた。「あそこにいるのは……魚人じゃないわ。突然変異の獣でもない」
レオンは目を大きく見開いた。海底都市の通りに焦点を合わせると、その住人たちの姿がはっきりと見えた。
鱗はない。毛皮もない。牙も尻尾もない。
「人間だ」レオンは驚きで声を裏返らせながら言った。「本物の、人間だ」
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