葉子と翔太40ー受験の日
入試当日。
ママと一緒に、中学校まで電車で向かった。
試験は今まで受けたテストの中で一番難しく感じた。
特に算数。最終問題で塾長の応用問題より難しい問題が出て、解けないまま終わってしまった。
試験が終わって、待ってくれていたママと一緒に、家に帰る。
プレ模試ではA判定だったのに、受かったか全然自信が無い。
試験の結果は明日出るらしい。
落ちてたらどうしよう。
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翌日の夜。
パパとママと3人で、試験結果を確認した。
「1026番……あった!あった、葉子!!」
「すごい、すごいぞ葉子、おめでとう」
パパもママも泣いている。
……ほっとした。
落ちたらどうしようかと思った……。
「葉子、唯ちゃんも受かってるよ!1007番!」
ユイちゃんも、合格。
春から一緒の学校に通える。
スマホでシロとノアに合格した事を伝えた。
ノアからは丁寧な返事が返ってきて、シロはおめでとうの曲を歌い出した。
《♪ネコは寝て待つ 桜咲ク》
《♪千客万来 エビざんまい》
シロの曲に合わせて、パパとママも泣きながら歌いだした。
《♪エビ エビ エビ エビざんまい〜》
シロがよく歌ってるエビの歌。
聞き飽きたけど、なんだかほっとする……。
パパが、明日はお寿司を食べに行こう、と笑いながら言った。
エビの歌が、スマホの中でまだ鳴り響いている。
私、本当に受かったんだな……。




