第66話 Day 46 第二の扉
「……何だよ、これ」
誰が呟いたのか分からなかった。
つい数分前まで、廊下には歓声が上がっていた。
朝から何時間も掛け、大型ハンマーを振り下ろし、電動工具を使い、交代しながら削り続けた末に、ようやく2501号室の玄関扉を破壊したのだ。
昨日から数えれば、玄関、ベランダ、隣室、下階、屋上と、考えられる場所はほとんど全て試した。それでも神崎蓮の部屋へ入れず、最後に残った正面玄関へ再び全員の力を集中させ、ついに玄関扉を突破した。
だから、誰もが終わったと思っていた。
あとは中へ入るだけ。
暖炉がある。
食料がある。
水も、薬も、燃料も、きっと自分たちが想像している以上にある。
そのはずだった。
だが、破壊された玄関扉の向こうに現れたのは、暖かなリビングでも、山積みにされた食料でもなかった。
短い玄関スペースのさらに奥。
そこに、もう一枚の扉があった。
しかも、先ほどまで自分たちが破壊していた玄関扉とは、明らかに種類が違う。
分厚い金属製の扉が、壁へ埋め込まれるように設置されている。表面には余計な装飾など一切なく、巨大な蝶番も、周囲を囲う枠も、一目見ただけで普通の住宅に取り付けるものではないと分かった。
誰も、すぐには動かなかった。
「……扉?」
女性住民が、信じられないように呟いた。
「玄関扉が……二枚あるの?」
別の男が、壊れた外扉と、その奥にある金属扉を交互に見る。
「そんなの……ありなのかよ」
誰も答えられなかった。
あれだけ苦労した。
ようやく破った。
その先に、さらに頑丈そうな扉が待っているなど、誰も考えていなかった。
だが、何人かの住民は、その扉を見ているうちに表情を変えた。
どこかで見たことがある。
昨日。
屋上で。
「……これ」
一人の男が呟いた。
「屋上にあった扉に似てないか?」
その言葉で、住民たちの間にざわめきが広がった。
◇
最初に動いたのは三浦直人だった。
住民たちを押し退けるように前へ出ると、破壊された玄関扉の残骸を跨ぎ、奥にある金属扉へ近づいていく。
「ちょっと退け」
三浦は工具を床へ置き、まず扉の表面へ手を当てた。それから側面、蝶番、枠、鍵の位置を順番に確認し、最後に拳で軽く叩く。
ゴン、ゴン。
鈍く、重い音が返ってきた。
三浦の動きが止まった。
「……やっぱりな」
後ろから柴田が声を掛ける。
「何がだよ」
三浦は扉を見つめたまま答えた。
「屋上シェルターにあったやつと同じ類いだ」
その一言で、住民たちの表情が変わった。
昨日、屋上で見た巨大な金庫扉。
銀行の金庫室や重要施設に使われるような代物だと三浦が説明し、結局、まともに手を出すことすらできなかった扉。
それと同じものが、2501号室の玄関の奥にもある。
柴田が眉を寄せた。
「……同じなのか?」
「まったく同じ仕様かどうかまでは分からねえ。ただ、構造は同じ系統だ」
三浦は扉の枠を指でなぞった。
「厚みもある。枠ごと施工してあるし、周囲まで補強されてる可能性が高い」
「開けられねえのか?」
三浦は柴田を見た。
「昨日、屋上で見ただろ」
それだけで意味は伝わった。
だが、柴田は納得しなかった。
「こっちは屋内だ。寒さもねえ。時間掛けりゃ何とかなるだろ」
三浦は少し黙ったあと、首を振った。
「無理だな」
「やってみなきゃ分からねえだろ」
「だから分かるんだよ」
三浦は金属扉を軽く叩いた。
ゴン。
また、重い音が返ってくる。
「これはさっき壊した住宅用の玄関扉とは別物だ。今持ってる道具で何時間叩こうが、どうにかなる代物じゃねえ」
柴田は黙って扉を睨んだ。
その表情には、昨日屋上で見せたものと同じ苛立ちが浮かんでいた。
また。
扉一枚。
それだけなのに、先へ進めない。
◇
「ふざけんな!」
柴田が突然怒鳴った。
住民たちが驚いて振り返る。
柴田は床に置いていた大型ハンマーを掴むと、そのまま破壊された外扉を跨いだ。
「扉なら壊せんだろ!」
「おい、待て」
三浦が止めようとしたが、柴田は聞かなかった。
両手で大型ハンマーを握り、大きく振りかぶる。
「舐めやがって!」
ゴォンッ!!
凄まじい音が廊下へ響いた。
近くにいた住民たちが反射的に耳を塞ぐ。
しかし、扉は動かなかった。
柴田はすぐにもう一度振りかぶる。
ゴォンッ!!
金属同士がぶつかる重い音が響き、ハンマーを握っている柴田自身の腕へ強烈な衝撃が返ってくる。
「クソッ!」
三度目。
四度目。
五度目。
それでも、さっきまでとは明らかに違った。
外側の玄関扉を攻撃していた時には、時間を掛ければ少しずつ変化があった。表面が傷つき、歪み、部品が壊れ、三浦が確認するたびに僅かではあるが突破へ近づいていることが分かった。
だが、この扉にはそれがない。
柴田が大型ハンマーを振り下ろすたび、耳障りな金属音だけが廊下へ響く。
「代われ!」
仲間の一人がハンマーを受け取り、今度は体重を乗せて何度も叩きつけた。別の男はバールを隙間へ差し込もうとし、三浦も途中から諦めたように工具を持って錠前付近を調べ始めた。
電動工具の甲高い音が廊下に響く。
十分。
二十分。
攻撃する人間を交代しながら続けても、結果はほとんど変わらなかった。
やがて三浦が工具の電源を切った。
「もうやめろ」
誰も止めない。
柴田の仲間がまだハンマーを振っている。
「おい!」
三浦が今度は怒鳴った。
「やめろ! 無駄だ!」
ようやく男の手が止まった。
柴田が荒い息を吐きながら三浦を見る。
「本当に無理なのかよ」
「ああ」
今度の三浦に迷いはなかった。
「屋上と同じだ。今の俺たちじゃどうにもならねえ」
「もっとまともな機材があれば?」
「普通に電気が使えて、専門の機材を好きなだけ持ち込める状態でも大仕事だ」
三浦は目の前の金属扉を見る。
「こんな状況でやることじゃねえ」
柴田が何も言わなくなった。
「……じゃあ何だ」
柴田の声が低くなる。
「ここまでやって終わりか?」
三浦は数秒黙っていたが、やがて工具をケースへ戻しながら答えた。
「ああ」
そして、はっきりと言った。
「2501は諦めろ」
◇
誰も喋らなかった。
昨日からあれほど騒いでいた住民たちも、今度ばかりは声が出なかった。
玄関、ベランダ、隣室、下階、屋上。そして、もう一度正面玄関。
考えられる場所を全て試した。それどころか、つい先ほどは本当に一枚の扉を破ったのだ。
なのに、まだ入れない。
一ノ瀬美咲も少し離れた場所から金属扉を見つめていた。
この向こうに蓮がいる。
暖炉がある。
ステーキも、刺身も、酒も、コーヒーもある。
昨日、自分はあの扉のすぐ向こうまで来た。あと数メートルだった。
それなのに今は、大勢の人間が集まり、これだけの工具を持ち込み、何時間も掛けても、その数メートルを進むことができない。
「……何なのよ」
一ノ瀬が小さく呟いた。
誰も答えなかった。
◇
2501号室の内側では、蓮が玄関近くに立っていた。
先ほどまで響いていた衝撃音が止まり、急に静かになった廊下の向こうから、微かに人の話し声だけが聞こえてくる。
蓮は内扉へ手を触れた。
外側の玄関扉を破壊された時には、さすがに少しだけ表情が変わった。いくら計画していたとはいえ、実際に十数人もの人間が集まり、長時間にわたって玄関を攻撃し続ける光景を目の当たりにすれば、完全に何も感じないわけではない。
だが、ここから先は違う。
蓮が本当に守るつもりで作った防衛線は、この扉からだった。
外側の玄関扉は、マンションの規約や共用部との兼ね合いもあり、できることに限界があった。だから最初から、破られる可能性は考えていた。
そのための二枚目だった。
「……やっと諦めたか」
蓮はそう呟くと、玄関から離れた。
これ以上こちらへ干渉してこないのであれば、自分から何かするつもりもない。
勝手に騒ぎ、勝手に壊し、勝手に諦める。それで終わるなら、それでいい。
蓮はリビングへ戻っていった。
◇
廊下では、柴田が壁にもたれながら床へ座り込んでいた。
朝からまともに休んでいない。何時間も工具を振り回し、最後には自分でも大型ハンマーを何度も叩きつけたため、腕には重い疲労が残っていた。
「クソ……」
柴田は金属扉を睨んだ。
悔しい。
だが、三浦がここまで断言する以上、今の自分たちではどうにもならないことくらいは理解できる。
柴田はしばらく扉を睨んでいたが、やがて腹を押さえた。
「……腹減ったな」
あまりにも唐突な言葉だった。
近くにいた住民が柴田を見る。
「は?」
「昨日から動きっぱなしなんだよ。今日だって朝からずっとこれだろ」
柴田の仲間たちも、言われて初めて思い出したように顔を見合わせた。
「確かにな」
「俺も腹減った」
「何か食うもんねえの?」
その言葉に、住民たちの間へ僅かな緊張が走った。
だが、一人がそれに気づかなかった。
「そういえば……」
住民代表の近くにいた男だった。
「今日、まだ配給してないですよね」
その瞬間、別の住民が男を見る。
顔に、はっきりと「余計なことを言うな」と書いてあった。
だが、もう遅かった。
柴田が顔を上げる。
「配給?」
誰も答えない。
柴田はゆっくり立ち上がった。
「何だよ、それ」
住民代表が慌てて口を開く。
「マンションの共同備蓄です。住民がそれぞれ提供した食料を、一度まとめて管理しているだけです」
「食いもんあんの?」
「……最低限です」
「どこ?」
「いや、それは――」
柴田の目が変わった。
「あるんじゃねえか」
◇
「待ってください」
住民代表が柴田の前へ出た。
「これはマンション住民のための備蓄です。あなたたちに渡せるものではありません」
「何で?」
柴田は本当に意味が分からないという顔をした。
「何でって……あなたたちはこのマンションの住民じゃないでしょう」
「ああ」
「だったら当然です」
柴田はしばらく住民代表を見たあと、突然笑った。
「お前ら面白えな」
「……何がですか?」
「さっきまで何してた?」
住民代表の表情が止まった。
柴田は親指で2501号室を指す。
「朝からずっと、神崎の食いもん奪おうとしてたよな?」
誰も答えなかった。
「神崎が自分で買った食いもんなんだろ?」
「それは……」
「それを、お前ら何て言ってた?」
柴田は周囲の住民を見回した。
「皆が困ってんだから出せ? 一人で持ってんのはおかしい? 自分だけ食ってんじゃねえ?」
住民たちの表情が強張っていく。
それは昨日から自分たちが何度も口にしてきた言葉だった。
柴田は笑った。
「俺らも腹減ってんだよ。同じじゃねえか」
誰も、すぐには反論できなかった。
やがて住民代表が絞り出すように言った。
「同じではありません。共同備蓄は皆で出し合った物です」
「知らねえよ」
柴田は即答した。
「俺から見りゃ、食いもん持ってる奴がいて、腹減ってる奴がいる。それだけだろ」
それ以上、話す気はないらしい。
柴田は仲間たちを見る。
「案内してもらおうぜ」
◇
共同備蓄を保管している倉庫まで来ると、柴田たちの表情が変わった。
寒波が始まった頃と比べれば、当然その量は大幅に減っている。それでもマンション全体の非常用として集められた物資だけあって、個人宅の備蓄とは比較にならない。
棚には米や乾麺、缶詰、レトルト食品、菓子類などが箱単位で並び、別の場所には飲料水やカセットボンベ、最低限の日用品もまとめられていた。
残っている住民全員へ配り続ければ、数日で底をつく。
だが、七人で食べるのなら話は別だった。
「何だよ」
柴田が倉庫の中を見回し、笑った。
「かなりあるじゃねえか」
「待ってください」
住民代表が慌てて前へ出る。
「これは次の救援物資が来るまで、住民全員で少しずつ使うためのものです」
柴田は近くにあった缶詰の箱を持ち上げた。
「じゃあ、もらってくわ」
「駄目です!」
今度は何人もの住民が声を上げた。
「それは私たちの食料です!」
「持っていかれたら明日からどうするんですか!」
「あなたたちのために集めた物じゃない!」
柴田の仲間たちは、そんな声を気にも留めず倉庫の中へ入り始めた。
その光景を見た瞬間、一人の男が我慢できず前へ出た。
「いい加減にしろ!」
柴田が振り返る。
「あぁ?」
「それを置け!」
男は柴田が抱えていた箱へ手を伸ばし、その腕を掴んだ。
「これは俺たちのだ! お前らみたいな外部の人間に――」
最後まで言えなかった。
柴田は腕を振りほどくと、近くに置いていた大型ハンマーを掴んだ。
迷いはなかった。
振り向きざまに。
ゴッ!
鈍い音が響いた。
男の身体から力が抜け、そのまま床へ崩れ落ちる。
誰も動かなかった。
柴田自身も一瞬だけ倒れた男を見たが、それ以上何もせず、ハンマーを床へ下ろした。
「剛さん」
仲間の一人が倒れた男へ近づいた。
「こいつ……」
しゃがみ込み、肩へ触れる。
「おい」
反応がない。
もう一度揺する。
「おい!」
それでも動かなかった。
男はゆっくり手を離した。
「……息してねえ」
柴田は倒れた住民を一度だけ見た。
「知るかよ」
それだけだった。
さっきまで声を上げていた住民たちが、一斉に黙った。
柴田はその顔を順番に眺めると、床へ置いていた缶詰の箱を再び持ち上げた。
「まだ文句ある奴いる?」
誰も答えなかった。
人数だけなら、住民たちの方が圧倒的に多い。
全員で一斉に向かえば、七人しかいない柴田たちを押さえ込めたかもしれない。
だが、最初の一人になる勇気を持つ者はいなかった。
床には、その最初の一人になった男が倒れていた。
◇
柴田は倉庫の中をもう一度見回した。
さすがに、この量を全部十七階まで運ぶ必要はない。米も水も箱単位で残っており、わざわざ何往復もして自分たちの部屋を物資で埋める意味などなかった。
だから柴田が選んだのは、もっと単純な方法だった。
「ここ、このまま使えばいいじゃん」
住民代表が顔を上げた。
「……何を言ってるんですか?」
「全部運ぶの面倒くせえだろ」
柴田は倉庫を指差す。
「今日からここ、俺らが使うから」
「そんな……」
「お前ら、勝手に入んなよ」
あまりにも一方的だった。
住民代表が何か言おうとしたが、視線が床へ落ちる。
そこには、まだ動かない男がいる。
言葉が出てこなかった。
柴田は仲間たちを振り返った。
「三人ここに残れ」
「見張り?」
「ああ。勝手に持ってく奴いたら追い返せ」
「ずっと?」
「交代すりゃいいだろ。俺ら七人いるんだから」
それだけで決まった。
管理組合の許可も、住民たちの同意も必要なかった。
倉庫の前に柴田の仲間が三人残り、残る四人はその日の食料や飲み物を適当に選んで箱へ詰め始めた。
柴田は缶詰やカップ麺だけでなく、菓子や飲み物まで好き勝手に放り込んでいく。
「酒ねえの?」
「あるわけねーだろ」
「あっそ」
もう誰も止めなかった。
◇
柴田たちが生活拠点として選んでいたのは十七階だった。
偶然にも同じ階に三つの空室があり、昨夜からそこを勝手に使い始めている。
一部屋には柴田と一ノ瀬。
もう一部屋には三浦。
そして三つ目の部屋を、一緒に前のマンションから来た残りの仲間たちが共同で使っていた。
空いていたから使った。
それだけだった。
この日、倉庫から持ち出した食料は柴田と一ノ瀬が使っている部屋へ運ばれ、見張りに残った三人を除く者たちが自然とそこへ集まった。
テーブルの上にはカップ麺、缶詰、レトルト食品、菓子が並び、柴田たちはそれらを開けて食べていた。
一ノ瀬も黙って菓子の袋を開ける。
三浦はカップ麺へ湯を注ぎながら、柴田を見る。
「倉庫、どうすんだ」
「さっき言っただろ。三人ずつ交代」
「夜も?」
「当たり前だろ」
仲間の一人が笑った。
「住民、取り返しに来るんじゃねえの?」
柴田は缶詰を口へ運びながら、何でもないように答えた。
「来たら追い返せばいい」
それだけだった。
少し前、一人の人間が倒れた。
今も動いているのかどうか、誰も確認していない。
だが、この部屋ではもう、そのことを話す者すらいなかった。
「見張り、あとで代わってやれよ」
三浦が言う。
「いつ?」
「食い終わったらでいいだろ」
「じゃあ俺あとで行くわ」
そんな会話をしながら、男たちは住民たちの共同備蓄だった食料を食べ続けた。
◇
同じ頃。
共同倉庫の前には三人の男がいた。
一人は壁にもたれ、もう一人は床へ座っている。
その向こうには、まだ大量の食料が残っていた。
なくなったわけではない。
目の前にある。
今日まで住民たちが少しずつ出し合い、毎日決められた量を受け取ってきた、自分たちの共同備蓄だった。
だが、誰も取りに来なかった。
廊下の角から様子を窺う住民が一人現れても、倉庫前にいる男たちを見ると、すぐに姿を消した。
夕方になっても同じだった。
誰も近づかない。
住民代表ですら、もう配給を行うことはできなかった。
逆らった人間を躊躇なく殴り倒すことができる。
そして、その結果を恐れない。
今のマンションでは、それだけで十分だった。
昨日まで住民たちは、何か問題が起こればグループで話し合い、代表が意見をまとめ、全員で決めたルールに従おうとしていた。
その秩序が、この日、たった一度の鈍い音とともに崩れた。
十七階には、三つの部屋を勝手に占拠した人間がいる。
共同倉庫には、その仲間が交代で見張りに立っている。
そして住民たちは、自分たちの食料が同じ建物の中にあると知りながら、自分の部屋へ戻り、扉に鍵を掛けることしかできなかった。
人数なら、住民たちの方が遥かに多い。
それでも、誰も二人目にはなろうとしなかった。
このマンションの支配者が誰なのか。
誰かが宣言する必要すらなかった。
全員が、もう分かっていた。
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Day 46
電力 ▲
ガス △
水道 △
通信 ▲
降雪 弱
【今日のメモ】
「奪う側にいた時は、みんな正義だった。」
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