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魔法少女ダイアリー♡  作者: 鈴森京也


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96話 Vチューバ―への道

今回は2話投稿だよ!

 放課後、龍鳳学園・特別クラスのレストランで、スイーツを食べながらミアとノンビリお喋りタイム中――。


「ああ、そうだ澪……」


 ミアが思い出したように、レアチーズミニパルフェを食べていたスプーンを止める。


「ん~、なに~?」


 わたしはトッピングのブルーベリーを口の中に放り込んでから、ミアへと視線を向ける。


 ちなみに、わたしとミアが食べているのは、トッピングがベリー3種(ラズベリー・ブルーベリー・カシス)という『白雪レアチーズ・ミニパルフェ』。

 程よい酸味でコーヒーとよく合い、しかもカロリー控えめというおまけ付きの逸品である!


「正式にあたし達のVチューバ―企画が決まったみたいよ。もう『雪月華風(そっちの事務所)』との契約は終わったらしいから、澪にも『雪月華風(事務所)』から連絡が行くはず。多分、近いうちに打ち合わせがあると思うわ」


 実はその件で、今夜、千桜から呼び出されている。

 最近何かとご縁のある技研と外事部の共同プロジェクト(?)になるそうで、新しい認識阻害装置の受け渡しと、『雪月華風』との契約書やら何やらの手続きをする予定なのだが……。


「ミアお姉ちゃん、Vチューバ―って具体的に何をどうするのかとかって聞いてる? わたし何にも聞いてないんで、心配なんだけど」


 実際に何をどうするのかなどの具体的なことは、何も聞いていない。

 わたしが知っているのは、前にミアが言っていた『歌を歌う』とか『お喋りする』とか、その程度の情報しかない。


「あたしもさっき連絡がきたばかりだけど、5分くらいの動画だから、最初は自己紹介じゃないかしら? 多分、台本がくるから、それに沿って進めれば大丈夫よ」


「5分なのに、台本とかあるの!?」


 5分でも台本があるんだ!?

 知らんかったわ!


「進行台本といって、だいたいの流れだけよ。でも……そうね、5分くらいなら、あたしが書いてもいいわね!」


「ミアお姉ちゃん、台本とか書けるの!?」


「自己紹介と雑談くらいなら問題ないわ。うん、良いアイディアだわ! 前からちょっと興味あったの! あたしが書くわ! 面白そう!」


 鼻息を荒くするミアお姉ちゃんの姿に、そこはかとなく不安を感じるのだが……ソッチ方面には詳しくないので何とも言えない。

 まあ生配信じゃないから、何とかなるでしょ! 多分……。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 夜、鏡界、新宿ベース、外事部区画内・会議室――。


 20平米ほどの白い壁に囲まれた室内は、シンプルな会議用のテーブルと椅子が整然と並べられている……まあ、なんだ、YH08ベースの統合参謀本部用の会議室とまったく同じ造りだな。


 今回は、わたしの『Vチューバ―プロジェクト』のミーティングである。

 メンバーは4人。


 外事部のセピア髪ハーフアップで、くノ一っぽい衣装のヴェイルさん。

 技研の金髪一本おさげに白衣のリュミエールさん。

 生活支援課の、花の妖精みたいな衣装のカリアさん。

 そして、わたし。


 席順は、わたしの正面にヴェイルさん、その隣にリュミエールさん、わたしの隣にカリアさん。


「早速ですが、リリナさん。現在、この前の射撃データを解析中なのですが、最後の狙撃だけ他の射撃データと明らかに乖離した数値を記録しているのです。ビル風や周囲の環境条件を加味しても整合性が取れなくて……どのような些細なことでも構いません。最後の狙撃の際、何か気になる点や普段と違う感覚があったら、思い出していただけませんでしょうか?」


 4人が席に着いた途端、リュミエールさんが今回の件とはまーーーーったく関係のない、この前の射撃データ収集の話を捲くし立て始める……。


 ルビーさんもそうだったけど、技研の魔法少女ってこんなんばっかりなのか?


 会議どうするんだろう、と思ってヴェイルさんとカリアさんを見ると、ヴェイルさんは肩をすくめ、カリアさんは首を左右に振りながら、2人ともヤレヤレといった表情を浮かべている。


 まあ、ルビーさんからしてアレ(・・)だから、多分、技研の魔法少女はデフォでこんなの(・・・・)ばっかりなのだろう……。


 リュミエールさんに返事しちゃっていいのか迷うが、黙っていてもしょうがないので答えることにする。


「ええと、多分『フォーサイト』のせいでしょう。最後、『『マナ結晶』』で魔力補充したじゃないですか。1発しか撃たないつもりだったので、魔力消費を無視して全力で『フォーサイト』を使ったんです。多分、精度と威力が上がってるんじゃないですか?」


「精度の上昇は確認できませんでしたが、MT値が同距離の射撃データと比べ異常に上がっていました! 搭載されていた新型結界発生器は、他のターゲットに搭載されていた結界発生機に比べ圧倒的に強力にもかかわらずです! なるほど! 『フォーサイト』は使用した魔力によって威力が増減するということなんですね?」


 そんなの知らないよ。

 MT値とか計ったの、あれが初めてだし……。


「んー、よく分からないですけど、そうなんじゃないですかね? すいません、MT値を測ったのはこの前が初めてなので、正直よく分からないです」


「そうですか! じゃあ実際に測定してみましょう! 3発も測定すればすぐデータ解析できるはずです。大丈夫、すぐに実験できますよ? リリナさんなら協力していただけると思っていましたので、射爆場が空いているのは確認してきたのです! 小1時間もあれば終わりですから、行きましょう!」


 オイ! まだ会議終わってねーだろ!

 というか、始まってもねーぞ!

 コレ(・・)、どーすんだよ!?


「あー、その、今日の会議がまだ……」


「あ! そうですね、失礼しました。すいません、つい興奮してしまいまして、申し訳ありません……」


 ん? 興奮って、リュミエールさんて前は『個人的な魔法能力でデータが変動すると魔法具への応用が難しい』とか言って嫌がってなかったっけ?


「リュミエールさん、個人的な魔法能力でデータが変動すると魔法具への応用は難しいって言ってませんでしたっけ?」


「ああ、お恥ずかしい……私はルビー部長のお言葉で反省したのです。私の専門は魔法具の研究なのですが、ルビー部長の言葉で、魔法と魔法具の組み合わせには無限の可能性があるという、『気づき』を得ました! 今後は見識を広めるために、積極的に他分野の知見を得ていけたらと思っています!」


 ルビーさんに見識を広めるように言われて、頑張り始めたってことね。

 とっても良い事だとは思うけど、まず目の前のやるべきことをやってからね!


「なるほど。視野を広く持つことは良いことだと思いますので、頑張ってください……」


「はい、精進いたします!」


 って、この後どうすんのよ!?

 助けを求めるようにヴェイルさんへ視線を向けると、ようやくヴェイルさんが口を開く。


「あー、それでは、そろそろ『Vチューバ―プロジェクト』の打ち合わせに入らせていただいてもいいでしょうか?」


「はい、もちろんです!」


 リュミエールさんが元気よく答える……。

 自分がこのミーティングとまーーーったく関係のない話で、開始を遅らせたことについて悪びれもせず、清々しいまでの笑顔である!


「あのね、リリナちゃん。技研の娘が何か言い始めたら、最後まで黙って聞いているのが一番早く終わるのよ。途中で口を挟めば挟むほど話が無駄に長びくの。これ千桜の常識だから、覚えといてね……」


 わたしがいぶかしんでるのを察したのだろう、隣のカリアさんが顔を寄せて小声で教えてくれる。


 千桜の常識なのかよ!

 思い返せば、この前のミーティングの時も同じような感じだったので、本当にそういうこと(・・・・・・)なのだろうが……嫌な常識だな、オイ!


「では、リュミエールさん、技研の新しい認識阻害装置の説明をお願いします」


「はい! まず誤認の訂正から。これは、新しい『認識阻害装置』ではなく、技術的にまったく別のアプローチから製作された『認識投影(・・)装置』です!」


 リュミエールさんが小さな小箱を開いて見せると、3cmほどのハート型のブローチみたいなモノが入っている。


「リリナさんは、ネコミミ着ぐるみ(マギスーツ)の『認識阻害キャンセラー』機能の影響で、現界の一般人から『あり得ない程の超絶美少女』として認知されてしまったわけですが、まずはその原因となったメタルチョーカーに搭載されている『認識阻害装置』の認識阻害機能について説明しますね」


 またリュミエールさんの長い説明が始まりそうである……。


「メタルチョーカーの認識阻害機能とは、他者の『認識能力』を一定値だけ低下させるものです。ただし、いくつかの条件で効果が弱まります。まず、知り合い・家族・紹介された人物など、すでに『認識が確立している相手』には効果が薄くなり――」


 凄く長かったの省略……要するに、個人差があって見え方が全然違うってことだ。


「そこで今回、ルビー部長が開発に成功したのが、『周囲に同じイメージ認識を投影する』というまったく新しい方式の『認識投影装置』です! これは周囲の人々に『統一された認識』を持たせることが可能で、個人差に左右されず誰が見ても同じイメージとして認識させられるのです!」


 ほおお!

 それ結構凄くない!?

 魔法少女全員が装備すれば、目立たない普通の女の子を量産できるでしょ!


「今回、試作品ではありますが、新型動力システムを組み込むことで、個人装備が可能なサイズまで小型化することに成功しました。なんと、『マナ結晶』1ユニットで12時間も稼働するという驚異的な燃費の良さを実現! ルビー部長の技術力には、ただただ脱帽するばかりです!」


 12時間って凄いのか?

 メタルチョーカーは稼働時間の制限ないよな?

 どうなんだろう?


「リリナさん! お判りになっていないようですが、この燃費性能は本当に凄いことなんですよ! まさに天才と評するほかありません! ただし、問題が1点。この新型動力ユニットは、マナ濃度の高い鏡界では動作不良を起こしてしまうのです。そのため、『認識投影装置』は『現界で必要と判断した場合のみ』使用してください」


「あのー」


 現界で使えれば十分なので性能面でとやかく言うことはないのだが……小さく手を挙げて、一番気になることを聞いてみることにした。


「『マナ結晶』が切れたらどうすればいいんでしょうか?」


 『マナ結晶』って1ユニットでも結構お高いのある。

 派手に散財し過ぎて貧乏人に落ちぶれてしまった今のわたしに買えとか言われても、かなり困る。


「『マナ結晶』が切れる少し前になると、振動して分かるようになっています。技研に来ていただければログデータの回収と同時に『マナ結晶』の交換をしますので大丈夫です」


「あの、実は手持ちのMG(マギト)が心もとなく、自腹で購入するとなると、かなり厳しい状況なのですが……」


「ああ、なるほど。今回の『認識投影装置』の貸与は、試作魔法具のデータ収集が目的ですので、費用は全て技研持ちとなります。ご安心ください」


 ああ、試作品のモニターみたいな感じなのね。

 今は全財産で12万MG(マギト)程しかないので、どうしようかと思ったわ。


 その後、わたしのメタルチョーカーに、ハート型の『認識投影装置』を取り付けてもらう。

 メタルチョーカーの正面にハート型のオシャレ(?)な『認識投影装置』が加わると、ラブリーなアクセントっぽくなり、見た目は魔法少女らしく(?)なった。


「リュミエールさん、現界での動作チェックは終わっているとのことですが、一応、打ち合わせの前に最終動作確認をお願いします。それでは、実際のVチューバ―として、どう活動するのかを説明していきます――」


 ヴェイルさんの説明だと、ミアの所属する『白鳥プロダクション』と、わたしこと四樹(しき)莉里(りり)の所属する『雪月華風』とは契約済み。


 ミアは、星名(ほしな)ミア(みあ)ではなく、Vチューバ―『ミア』として、わたしも四樹(しき)莉里(りり)ではなく、Vチューバ―『ミオ』として、姉妹という設定の『ミア&ミオ』としてデビューするらしい。


 当然ながら顔出しはナシ。

 わたし用のアバターもすでに発注済みとのこと。


「5分間の動画を週1本のペースでアップしていく予定です。収録は週1回、30分を予定しています」


 その程度なら、魔法少女活動(?)にも支障なさそうだ。

 まあ、わたしが生きていれば(・・・・・・)だけどねー。


「内容は雑談や歌唱でしょうか。基本的に星名(ほしな)ミア(みあ)さんのプロモーションの一環としてのVチューバ―活動となりますので、リリナさんのキャラはオマケ扱いです」


 それは気が楽だな!

 わたしの目的……というか千桜としての目的は、カルトっぽくなってるらしいわたしのファン(実感は皆無だが)に対して、『|とりあえずデビューすること《・・・・・・・・・・・・・》』なので、オマケで全く問題ない!


「収録、編集、台本の提供など全て『白鳥プロダクション』さんが手配するので、先方のディレクターの指示に従ってください」


 5分なら、まあ適当にミアの話に頷(うなず)いておけばいいだろう。

 実は何をやらされるのか心配でドキドキしていたのだが、頼もしいミアお姉ちゃんに丸っと任せて、頷(うなず)き係に徹しよう!


「最初の収録前の打ち合わせには、私と、リュミエールさん、カリアさんの3人が参加しますが、以降の収録は、カリアさんだけの参加となる予定です」


 毎回、全員が来る必要はないからな。

 しかし、カリアさんには毎週お世話になるのか。何かいつもお世話になりっぱなしで悪いな。


「すいません、カリアさん。これからもよろしくお願いします」


「まかせて! 面白そう! 私は理奈ちゃんの|パーソナルアシスタント《PA》って設定らしいから、よろしくね!」


 申し訳ないので頭を下げると、カリアさんはニコニコしてそう言ってくれる。

 本気で面白そうと思っている感じなので、ちょっと気が楽になる。


「次に、初回の先方との打ち合わせですが、龍鳳学園・特別クラスの会議室を予約しております。実際には――」


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


「ということで、次回の打ち合わせは収録前になります。みなさんよろしくお願いします――」


 ヴェイルさんから細かな説明を受け、ようやく解散となる。

 リュミエールさんとカリアさんが立ち上がったので、わたしも立ち上がろうとすると――。


「すいません、リリナさんは記載していただく書類がありますので残ってください」


 申し訳なさそうな表情のヴェイルさんの前には、契約書がずらりと並べられている。


「ああ、契約書ですか……分かりました」


 まあ、わたしがデビューするのだから、わたしのサインが必要なのは当然である。


「あの、実験は?」


 ヴェイルさんの言葉に、ピタリと脚を止めたリュミエールさんが、ジロリとヴェイルさんを睨みつける。


 多分、リュミエールさん、これからわたしを連れて射撃実験をやる気だったのだろう。

 わたしはやるなんて一言も言ってないんだけどね……。


「現界では契約書がないと動けませんので、すいませんが、こちらを優先させてください」


「ですが……」


「外事部(ウチ)は、ちゃんと手順を踏んでリリナさんの今日のスケジュールを抑えています。そもそも、リリナさんは今日の技研の射撃実験に合意していなかったと記憶していますが? 射撃実験の方は、別の機会にお願いします」


「むっ……仕方がないですね。分かりました。では、リリナさん、次はちゃんとスケジュールを抑えますので、よろしくお願いします」


 リュミエールさんはかなり不満そうな顔だが、渋々同意してくれた。


 技研には色々お世話になっているので、実験に協力するのはやぶさかではないが、他の部署と揉めないようにちゃんと段取りは組んで欲しいところだ……リュミエールさんには、そういう発想自体がなさそうだけど。


「リュミエールさん、こちらこそよろしくお願いします。カリアさんも、お手数をお掛けしますが、よろしくお願いします」


 居残りが決定したので、立ち上がってリュミエールさんとカリアさんにニッコリ営業スマイルで挨拶する。


「はい、実験よろしくお願いしますね!」


「Vチューバ―、頑張ってね! ミオ(・・)ちゃん! 収録の立ち合いとか初めてだから楽しみー!」


 わたしとヴェイルさんを残し、リュミエールさんは生真面目に会釈し、カリアさんは手をふりふりして部屋を出て行った――。


◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆


「すいませんね。現界の書類関連は、ちゃんと処理しておかないと、後々、面倒くさい事になるんですよ」


 ヴェイルさんと2人だけになった部屋で、4通の契約書全て熟読し問題ないことを確認する。

 1通ずつサインを始めると、ヴェイルさんがすまなそうに言う。

 いつもならカーミラ先輩との秘密特訓(レッスン)の時間なのだが、今日もお休みらしいので、これくらいは問題ない。


「現界のお仕事はしょうがないですね。逆に言うと、書類だけキッチリしておけば、文句言われることもないでしょうから」


「ご理解感謝します。ところで、先ほど、手持ちのMG(マギト)が心もとないとおっしゃってましたよね? 失礼ですが、受勲して結構なMG(マギト)を稼いでいたのではなかったでしたっけ?」


「ああ……実はこの前、追加のマガジンと魔法具を買っちゃいまして、今、スッカラカンなんですよ。もうちょっとよく考えてから買えばよかったです……」


「ああ、なるほど。確かマガジン1つで300万MG(マギト)でしたっけ? 今回の『Vチューバ―プロジェクト』では(・・)、MG(マギト)をお支払いできないので、心苦しいのですが……」


 まあ、そうだよね。

 わたしのカルト化したファンを沈静化させるためだけのプロジェクトだし、千桜にはメリットないもんな。あ、『認識投影装置』の実験データ収集くらいのメリットはあるか。


「ええと、これで大丈夫ですか?」


 全ての契約書に署名捺印を終え、さて帰ろうかと思っていると――。


「あの、すいません。この後、少々お時間よろしいでしょうか?」


「? まだ他の書類があるんですか?」


「いえ、リリナさんに折り入ってご相談がございまして。リリナさんにもメリットのあるお話かと……」


 ヴェイルさんが視線をドアの方へ向けると、ドアが静かに開き、黒のタイトスーツ風の衣装を着た魔法少女が一礼して入ってくる。


「先日はお世話になりました」


 アッシュブラックのローポニーテールの髪を揺らし、情報部のクロウさんが、ニッコリと笑みを浮かべる。


 情報部のクロウさんと外事部のヴェイルさん。

 ヴェイルさんが、強硬にリュミエールさんを追い払ったのは、コレのためだったのかと納得するが……クロウさんとヴェイルさんの組み合わせって、嫌な予感しかしないんですけど!


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