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脱出前編

マジで短め。

ごめんなさい。

「え?誰だい?君たち?なんで僕の独房にいるの?」


寝ていたからなのか対して回っていない頭を使って聞く。


「何でって言われたって自分たちも変な人たちに連れてこられたからわからないんだ。」


銀色の目に銀色の髪の少年が代表するように答える。


まあ、それもそうか。俺も同じだし。


「じゃあ、ここにいる人たちで全員ですか?」


「いや、わからない。そもそも俺たちもここで初めて会ったんだ。」


「わかりました。それで、あなたのお名前は…」


「ん?ああ、すまない。私は、グルート・アオフローダンだ。」


へ~、銀の髪に目の少年はグルート・アオフローダンっていうんだ。

・・・・・・え?アオフローダン?公爵家やん。まじ?『教団』さん凄いね。よく誘拐できたね。多分誘拐に言ったのは幹部級の者だとしてもかなりてこずるはずだけど。


「それじゃあ、せっかくだしもう一度自己紹介をしようかな?君もそれでいいかな?」


「はい、僕はそれで構いません。」


そして自己紹介の結果、黒髪黒目の少女はフロント・ベラーゲルング侯爵令嬢、灰色の髪に赤い目の少年がシュリュッセル・ブーフ辺境伯令息、緑の髪に黄色の瞳がサイルス・アイグーズ伯爵令嬢、赤茶色の髪に茶色の瞳がショルツ・カキューズ伯爵令嬢である。


ちなみに、この国の貴族の偉い順は


王族

公爵

侯爵・辺境伯

伯爵

子爵

男爵

である。


ちなみに、公爵・侯爵・辺境伯は合計で十一家しかないのである。


「それで、君の名前は・・・」


「僕は、テイラー・ブルク・シュヴェーアトです。以後お見知りおきを。」


「ほえー、シュヴェーアトに『王の魔方陣』もちが生まれたっていうのはほんとだったんだな。」


へー、とばかりにシュリュッセルががいう。


「まあ、うちの家は社交をあまりしませんからね。

 ところで、もうかなり待ったと思うんですが、誰も来ないのでもう僕たち以外に誘拐された人はいないとみていいでしょうか?」


「まあ、そうだな。だとしても相手の動きが分からないからな、どっちにしろ待っておかなければいけないな。癪に障るがな。」


少し苛立ちながらグルートが言い切る。


「あ、じゃあ。」


何か思いついたようにテイラーは提案を始めた。

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