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放課後
カリーナ様の馬車で公爵家に向かった。
馬車の中で、
「レオナ様のお祝いができることがとっても嬉しいですわ。今日をとっても楽しみにしていたの」
「私もです。カリーナ様は王太子妃教育で忙しいのでなかなかお茶会も難しいと思っておりました。今日はお祝いで開いてくださりありがとうございます!」
公爵邸に到着し、中庭に案内された。
そこには私の大好きなお菓子がたくさん用意されており、色も鮮やかで見ているだけで心が華やかになった。
紅茶を飲みながらこれだけのお菓子を食べられるなんてなんと幸せなことだろう。
「レオナ様が大好きなお菓子を色々とご用意しましたの。お菓子に合う紅茶も用意したので是非召し上がって!」
クッキーを一つかじってみると甘さも丁度私好みでこんな誕生日のお祝いをしてもらえて、何よりもカリーナ様の優しさが嬉しかった。
カリーナ様から誕生日プレゼントにお揃いの髪飾りをいただいた。学校にもして行けるように華やかさは控えめに、でも私の髪色にもカリーナ様の髪色にも合う色で、普段使いをして欲しいとのことだった。
「明日、この髪飾りをして学校に行きましょ!」
「はい!とっても可愛い髪飾りをありがとうございます!」
「それはそうと、まだアラン様との誕生日のお祝いの話が途中だったわ!プレゼントはガラスペンだけだったのかしら?」
「馬車の中でネックレスをいただきました…」
「きゃー!素敵ね!どんなネックレスだったのかしら?」
「アラン様の瞳と同じ色の石が付いたネックレスです…」
「アラン様もやるわね!瞳の色と同じって婚約者じゃないとプレゼントしないわ!今日は付けていないのかしら?」
「無くしては大変なので大切に保管しています。わざわざ瞳と同じ色の石をプレゼントしてもらい申し訳ないです…」
「何をおっしゃっているの!婚約者だからこそ自分の瞳の色を身につけて欲しいという思いがあるのよ!レオナ様は愛されているのね!」
愛されている…?
カリーナ様の代わりに……?
マイナスな思考に襲われていた。
拙い文章を読んでいただきありがとうございます。




