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復讐に行ったら、能力者探偵と出会った  作者: 小説書こう


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決意

キーリオスの中心部の外側、

ヒューゴ、メロルス、カテリナが少し治安の悪いその場所を歩いていた。

ヒューゴ達は賭場のゴールデンジャックでのイカサマが行われていないかと酔狂な依頼人に金を払われ調査に来た。


「にしても今回は変な依頼ですねえ」


「ほんとだよ、なんでなんだヒューゴ」


「大金だったから!」


「お前いっっつもそうだな!」


「金は大事!」


「やれやれですよお」


と会話してると急に三人組の横へ車が横付けされた。


「ハァーイ」


なんだか前も見たシチュエーションだ。中からはもちろんリシアが出てきた。


「お、どうしたんだリシア?」


「上からのお達しでアンタ達の調査に来たの」


「そうゆうのって相手に知られてない状態でするもんじゃねえの?」


「私たちの中じゃない。ね?」


その会話にメロルスとカテリナは驚き、小声で問いかける


「お前、いつのまにかこんな美人と知り合いになってたのかよ!?」


「私もそこが気になりますう!!」


「ん?まあな。そんな驚くことか?」


「そりゃ驚くさ。お前みたいなのは女とは無縁だと思ってたからな!」


「私もそう思いますう!」


リシアがクスリと笑う。


「なんだか嬉しいこと言ってくれてるみたいね」


「いや実際美人だろ?」


ヒューゴが平然とに言う。


メロルスが固まる。

カテリナも固まる。

リシアも一瞬だけ固まった。


「……」


「……」


「……」


メロルスがゆっくりヒューゴを見る。


「お前今さらっと何言った?」


「美人だろって」


「本人の前で?」


「事実だし」


「こいつ無敵か!?」


カテリナが引いていた。


「天然ジゴロですう……」


リシアは少しだけ頬を赤くしながら咳払いした。


「こほん」


「それより仕事でしょ」


「そうだな」


ヒューゴは何事もなかったように頷く。

メロルスが信じられないものを見る目になった。


「お前本当に付き合ってないのか?」


「付き合ってねえよ」


「本当かぁ?」


「本当だ」


「リシアさん」


「なに?」


「こいつのこと好きなんですか?」


ヒューゴが吹き出した。


「おい」


リシアも少し笑う。


「ひみつ。」


「うわぁ」


「これは怪しいですねえ」


二人がニヤニヤする。


ヒューゴだけが首を傾げた。


「何がだ?」


「鈍感!」


「鈍感ですう!」


二人同時だった。


「???」


ヒューゴだけが本気で意味が分かっていなかった。


リシアはそんな彼を見て肩を震わせる。


「ふふっ」

「行きましょう」


リシアが言う。


「ゴールデンジャックへ」


ヒューゴが先頭を歩く。

メロルスとカテリナが後ろを歩く。


そのさらに後ろで――


リシアは少しだけヒューゴの背中を見つめた。

そして小さく笑う。

誰にも聞こえない声で。


「……ほんとズルい男」


そのまま四人はネオン輝く巨大賭場ゴールデンジャックへ向かうのだった。

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