表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

14/43

第13話 始まる肝試し

第13話です!

ペアが決まると、早速肝試しが始まった。 一組目のペア、最川さんと青山さんが出発地点の入り口に向かっていく。


「無事に帰ってこいよ!」


村岡が、なぜか楽しそうに声を張り上げた。 二人は互いの手をしっかりと繋いで、暗い森の中へと消えていった。

それを見送っていた冬月さんが、ぽつりと呟いた。


「……結構、雰囲気あるね」 静かな、でも少しだけ緊張を含んだ声。 「そうですね」


俺は短く返した。周囲の喧騒が遠のき、夜の森のざわめきが耳に届き始める。


「そういえば……水瀬くんは、怖いの苦手?」


冬月さんが、こちらを伺うように問いかけてきた。


「まあ、人並みにはかな」


俺がそう答えると、彼女は少しだけ口角を上げて「頑張ろうね」と小さく笑った。

そんな会話をしているうちに、二組目の出発時間がやってきた。 二組目の山田と村岡が立ち上がり、手渡された懐中電灯を持って入り口へと歩き出す。

ふと、山田が足を止めてこちらを振り返った。 彼は無言のまま、優に向かって力強く拳を突き出してきた。


(……任せとけ、ってことか)


優も黙って拳を突き出し、それに応えた。

その隣で、村岡は相変わらず楽しげな足取りで入り口に向かっている。 二人の背中が暗闇に吸い込まれていくのを見届けてから、優は自分の足元にある懐中電灯を手に取った。

次はいよいよ、優と冬月さんの番だ。

最後まで読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ