表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/20

13「罪深き天使達」

13「罪深つみぶかき天使達」


くらいの低い天使達が人間への祝福しゅくふくいのるのではなく

のろいの言霊ことだまささやく様になってから

位の低い天使達は簡単かんたん禁忌きんきに手を出し・・・


かつて、地上にラッパを吹き7つのわざわいをもたらした事のある

さばきの天使」の「審判しんぱんの告知」を受ける様になった。


天から誰かが宣言する

『「罪の実」は「ブドウのふさ」の様に実を付け

その罪を犯した者にぶら下がっている

かま」を入れよ、「刈り入れ」の時は「じゅく」した』


誰かの声「天に住まう神の声」に反応して・・・

永久とわ福音ふくおん」を「位の高い天使」が口にする

『神をおそれ、その栄光えいこうたたえなさい』

・・・伝えるのは、「失われた幸せ」・・・

しゅむすばれて死ぬ者はさいわいである』


同率どうりつの立場」をゆうする「死神同伴しにがみどうはん」のもと、天使は無表情に

『主に会えぬ程の罪を、あがないなさい』と・・・

「罪深き天使達」に宣言した。


そして・・・天使を裁くのは「死神の役目」だった


「天使を狩る許可」を「神」から得ていた

「許可証」を所持している死神達が・・・

天使を連れた「位の高い死神」の命令で「罪を犯した天使」を

追掛け、追い詰める


位の高い天使は、同じ立場の死神に言う

『鎌を入れて刈り取って下さい』

位の高い死神はうなづき、笑顔で「指定された数人の天使を狩る事」と

「天使のつばさを刈る事」刈った後「捕獲ほかくする事」を命じる・・・

死神達は、翼を刈り取り捕獲して・・・狩りもする


アンジェリカを見守る為に、許可証を持っていたモルスも・・・

その仕事にいていた。


「死を迎える者」の「魂を刈り取る」のとは、全く違う仕事


おびえ怖がり逃惑にげまどう天使を追うまでは良いのだが

「狩る事」は勿論もちろん、「天使の翼を刈り取る事」が怖かった


初めてアンジェリカに会った時

彼女が『殺さないで』と言った意味をモルスはようやく理解した

アンジェリカは・・・

「天使を狩る死神の姿」を見た事があったのかもしれない


後、翼を刈り取った天使を・・・

人間の魂を集める様に、保管場所へ「集める事」のが

モルスはとても嫌で仕方が無かった。


その後の翼をうばわれた天使の行き先は・・・

金色のはち「7つの香炉こうろ」の中


それに閉じ込められ燃やされのぼる天使の魂のけむり

煙だけは、天に帰って・・・

その後に残った灰「天使だった者の魂」の行き先は


堕天だてん前、第一天使だった「サタナエル」が

魔界にとされ「サタン」になった場所

天使が悪魔に生まれ変わる場所


罪をゆるされても天に帰る事はできない「ルシファー」の住む場所

光を帯びたまま堕とされた場所につながれ、天を恋しがる場所


天使達は、「悪魔に身を落とす」くらいならば・・・と

「堕天使でいる事」を願っていた。


モルスは、アンジェリカが「ばっせられる対象」にならない事を

彼女が「罪を犯してしまわない事」を切に願う・・・

願いながら、「罪深い天使の翼」を刈り取り

自分が作った魂の保管場所に翼を奪われた天使を集めていく。


「天使のささやき」で、「吸血鬼への恐怖」が人間達に定着した頃

モルスは「狩り・刈り取り・捕獲する」対象に対して

「感情を持つ事」を禁止される様になった


モルスは・・・

自分の感情をスムーズに切り替えられるトートの様に

仮面かめんかぶれば、自分の感情をも無視し・・・

誰に対しても、冷酷無情れいこくむじょうてっする事ができるなんて事は

自分にはできないと思った


そこまで非常になれなくても・・・

ポーカーフェイスが得意なラ・モールの様に

自分の中に、自分をいつわる仮面「ペルソナ」を被って

色々な表情を見せながら死神の仕事をする事も

モルスには、できそうにもなかった・・・


仕事を辞退じたいするなんて事は、死神にはできない・・・

モルスは自分にもできる、感情をかくす方法を探した。


つらそうなモルスにベファーナは言う

『笑いなさいモルス!笑顔が一番、感情を隠せるわ

何時いつ如何いかなる時も、笑顔をやさない様にすると良いわ

ひまを見つけてはかがみの前で笑顔を確認して、笑い続ければ

ある程度ていど、心も守れるはずよ・・・』


ベファーナの言葉通り「笑顔」は、モルスの心を・・・

ある程度、まもってくれた

気付くとみなが、微笑ほほえみを絶やさない様になっていく・・・


モルスが見守るアンジェリカの「罪が明るみに出る」ころには

モルスは、笑顔でいる事にれていた。


・・・アンジェリカの1個目の罪・・・

禁断の果実「知恵の実」を「1個」持ち出した事・・・

それを数え切れない人間達に少しづつ分け与えてしまった事・・・


アンジェリカは持ち前の綺麗きれいな心と、心優こころやさしさ

神から受けた寵愛ちょうあい御蔭おかげで・・・罪を許された。


・・・アンジェリカの2個目の罪・・・

人間達を不要な混乱におとしいれた、言霊を囁いた事・・・


首謀者しゅぼうしゃが複数だった為

アンジェリカは、神から特別に与えられていた・・・

「花に幸せへの祈りを与える」役職を辞退する事で1人だけ

その罪を許された。


・・・アンジェリカの3個目の罪・・・

アンジェリカは、生まれて初めて・・・

大人になってから「あやまっても許してもらえない事」と遭遇そうぐうする


アンジェリカは・・・

神に助けを求めながら泣き叫び、凌辱りょうじょくされた修道女と出会い

神に不信感をおぼえる

修道女はアンジェリカが仕える神のしもべであった


修道女は、同じ聖職者から・・・

『言う事を聞かないと修道院諸共もろとも、魔女裁判に掛けてやる』

と、おどされ・・・修道院を護る為、更に深く深く傷付けられ


自ら死を選ぶ事さえ、修道院を護る為に禁じられ・・・

恐怖と絶望と例えようの無い苦痛と嫌悪感けんおかんの中で

生き続けねばならなかった。


修道女の・・・

『この苦痛は神からの試練しれん』と繰返くりかえ我慢がまんする姿に

アンジェリカは、決意をする


寒い時期を迎え・・・

だんを求めて「神からの試練」が訪れる回数を増やした時


修道女がえ切れなくなって

神を冒涜ぼうとくする言葉をき、修道女が自らの死をのぞんだ

アンジェリカは純粋な優しさから、同情心から、共感から・・・


修道女に「安息あんそく」を与える

協力きょうりょくしてくれる他の天使達の力を借りて「不快ふかいな記憶を消し去り」

「幸せな永久の眠り」を与えた。


ただし、神様が天罰をくだす命令以外では

如何なる場合も・・・天使が生き物を「殺す事」は大罪だいざいである。

謝っても許して貰えない事・・・

理解できてる人ってどのくらいいるのだろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ