歯向かうなら…
俺がいる総督府から見える景色が、毎日みるみるうちに変化している。元々、朽ち果てようとしていた店も家も
見違えるようになっている。
俺は、本拠地と同じようにしたかったので、
本拠地より白の石材を大量に持ってきた。
あと、木材はこの地域にはない日本の檜を持ち込んだ。
この時代は、海賊達に関わらず臭い人間が多い。
俺の船員は必ず1日1度風呂に入るように徹底している。
勿論、ラフテルの家には風呂がついているし、
シャンプーも石鹸もある。
だから、他の海賊と比べうちの船員達は潔癖症気味である。俺は、この街の改革において、この島で暮らす住民全員に持ち込んだシャンプーと石鹸で表せたうえで、
悪臭を放つ服を焼却させ、新しい服を無償で提供した。
そして、家を無償でより良い物に作り直してきたおかげで、俺がここに来た当時と比べれば明らかに清潔感のある島に生まれ変わった。
既にそこら辺で小便する馬鹿もいなくなり、海賊の島とは思えないような変貌を遂げている。
まぁ、そういう奴は次の日には死体すら残らずに消息をたってるんだけど。
そして、島にあった娼館はひとまずぶち壊した。
何で壊したのかと言えば…
「どうして、私達が出ていかなくてはいけないの!?」
「出て行けと言っていない。店を改築するからそれまで、店を閉じて待っていてくれと言ったのだ。その間の宿泊場所もこちらで用意する。その何が問題なんだ。」
「ここは、私達の店です!どうするかは私達が決めます。」
「そうか。ならば、この島は現在私の支配下にある。俺の方針に従えないなら、今すぐこの島を出ていくか、死ね。」
「なんてことを!」
「この島の総督達は俺の傘下に下った。この島の責任者は私だ。私の方針に従えない島民などいらん。」
「そんなことでこの島を収められるとでも?」
「面倒だな。」
俺は、ピストルを取り出すと、店主と先程から煩く喚いている女を撃ち殺した。その瞬間に他の女達の叫び声で周辺が包まれるが、俺が空に空砲を放ったことで静かになった。
「他に俺の方針に従えないものは?」
誰も歯向かわずに首をブンブンと横に振っている。
まぁ、そんな事があり、俺は八つ当たりも含めて、
店をぶち壊した。ただ、勿論より良い匂いの檜にて、
より良くより大きく新築してくれてやった。
ベットもオンボロのものを使っていたので、
天蓋付きのベッドに変えてやった。
また、服装もより美しく見えるもので、
エントランスも貴族の娘屋敷を思わせる物に変更した。
これで、帰ってきたあいつらも疲れを癒やすことができるだろう。生まれは違うが、俺の傘下に下った時点で、俺の家族であることは間違いない。彼奴等が楽しく過ごす事が俺の喜びになる。なんか、ワンピースの白ひげみたいだな。おれ。
さて…エルトンとルーク達はどうしてるかなぁ…。




