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第二話 俺は個性が欲しい。

片方の農夫がなにやら悩んでいるようです。解決するなかな?

農夫2 「おう、相棒!元気か?」


農夫1 「なんだよ相棒って、気持ち悪い。」


農夫2 「相変わらず酷い言い草だな。いやなんか相棒の顔が悪くてよ。」


農夫1 「お?何だ?喧嘩の安売りでもしてんのか? 買わねぇぞ。」


農夫2 「あぁ、わりぃわりぃ。顔色が悪いからよ、どうしたんだ?」


農夫1 「あぁ、心配してくれてたんだな。ありがとうな。」


農夫2 「やめろい相棒、俺とお前の仲だろ。」


農夫1 「痛てぇな、気軽に背中を叩くんじゃなよ、この馬鹿力が」


農夫2 「あはははは、褒めても何もでねぇぞ。 それで何かあったのか?」


農夫1 「いやな、俺達って他の人間から見たらどう見えるんだろうな。」


農夫2 「没個性な中年農家じゃないのか?」


農夫1 「俺もお前も?」


農夫2 「そりゃそうだろ。」


農夫1 「やっぱりそうだよなぁ。」


農夫2 「何だよ、俺と一緒じゃ嫌なのかよ。」


農夫1 「そういう訳じゃないんだけどよ、なんかこう個性がな」


農夫2 「欲しいのか?」


農夫1 「欲しい。」


農夫2 「求めよ、さすれば我が与えてやろう。さぁ我が眼前にお前の全てをさらけ出せ。」


農夫1 「辞めろよ。お前なんか悪い物でも食ったのか?」


農夫2 「悪い物?自前の作物しか食ってねぇよ。」


農夫1 「俺達農夫だもんな。」


農夫2 「そうだよ。俺っちと相棒は農夫だよ。」


農夫1 「…俺が個性を欲しいって言ってるのに、お前は自分を俺っちとか、個性出してきやがって…」


農夫2 「へへ、いいだろ?」


農夫1 「よーし、そこを動くなよ。大丈夫だ、全力で一発殴るだけだ。致命傷で済む。」


農夫2 「やめろ!洒落にならん!悪かった!!俺っちが悪かった!!!」


農夫1 「ほー、どうやら致命傷じゃ足りないみたいだな。俺は惜しい友達を亡くしたよ。」


農夫2 「いや待てって早まるなって!! あれだろ?個性が俺っち達にあった方が良いって話だろ?」


農夫1 「まぁな。」


農夫2 「それって俺っちにあっても良いんだろ?」


農夫1 「何が言いたい? 返答には気を付けないと来世すら無いと思えよ!」


農夫2 「相棒が個性を欲しいと思う理由は、俺っち達を区別するためだろ?」


農夫1 「そうだ。」


農夫2 「なら俺っちに個性があれば、区別がつくじゃないか!」


農夫1 「つまり俺には没個性のままで居ろって事だな。よし判ったせめて苦しまずに」


農夫2 「わっ、わわわっ、わかった!わかったから!なっ、そっ、そのクワは畑を耕すものだから!な?な!」


農夫1 「安心しろ。一瞬だ。」


農夫2 「安心できねーよ!! そうだ!こうしよう!相棒が俺っちって使えば良いんだよ!」


農夫1 「それは嫌だ。」


農夫2 「いや、なんでだよ!欲しいのは俺っちの命じゃなくて、個性だろ?」


農夫1 「ダサいから絶対に嫌だ。」


農夫2 「ださいなら俺っちが使ってても良いじゃないか!」


農夫1 「それもそうだな。」


農夫2 「だろ!はーーっ良かったよ。納得してくれて本当にほっとしたよ。」


農夫1 「じゃあ俺はどうした、良いんだよ。どうやって個性を出せばいいんだよ。」


農夫2 「いや、それは知らねえよ。相棒が自分で考えたら良いんじゃないのか?」


農夫1 「少しは協力してくれたっていいだろ?俺とお前の仲だろ。」


農夫2 「クワで命を奪おうとする仲って、どんな仲だよ。」


農夫1 「はぁ、没個性は嫌だなぁ。」


農夫2 「でも、没個性も良いかもしれないぞ?何でも没個性過ぎて存在すら薄くなって、人に気付かれにくい事を逆手にとって、最強最高の暗殺者になったヤツとかも要るらしいぞ?」


農夫1 「なんだよそれ、誰に聞いたんだよ。」


農夫2 「街から時々来る四人組だよ。」


農夫1 「なんだ、あいつらか。」


農夫2 「2つ名は闇のなんとかって言ってような気がする。」


農夫1 「なんか嫌な感じがする2つ名だな。。」


農夫2 「そうか? あっそうだ!笑い方を戻すのは?」


農夫1 「それはもっと嫌だよ。」


農夫2 「相棒ってそんなに気難しいやつだったっけ?」


農夫1 「なんかこれも個性かなって思ってきた。」



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