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第三話 相棒!農法って知ってるか?

農夫1が段々バ…知能が低下していってるみたいですが、気のせいです。


今日は農業とか、生産に関する雑談のようです。

農夫2 「相棒!すごいぞ相棒!」


農夫1 「何だようるさいな。何が凄いんだよ?」


農夫2 「相棒、農法って知ってるか?」


農夫1 「なんだよ農法って」


農夫2 「農法知らないのか?」


農夫1 「そんな訳無いだろ、知ってるよ。で、何が凄いんだよ。」


農夫2 「たまにここに来る四人組が居ただろ?あいつ等から農法の話を聞いたんだよ!」


農夫1 「へぇ、あいつ等から聞いたってのは凄いな」


農夫2 「そうなんだよ! いやー話を聞いた時は大声で驚いちまった。」


農夫1 「何恥ずかしい事を…俺達農夫だぞ?農夫が農法知聞いて驚くなよ。」


農夫2 「驚くに決まってるだろ!農業に関係の無いヤツから農法の話を聞いたんだそ!」


農夫1 「あぁ、それだけ凄い農法だって事だからな。んで、そんなに画期的なのか?」


農夫2 「いや。しらん。」


農夫1 「よし、今日は奥歯の一本で許してやる。優しいだろ?」


農夫2 「全然優しくねえよ!なんだよ、奥歯一本って!」


農夫1 「あははは。」


農夫2 「いやいや、目が笑って無いから!余計怖いから!」


農夫1 「んで、農法を開発したのはどこの誰だ?」


農夫2 「あぁ、例の見慣れない旅人だったかな。」


農夫1 「またそいつか。そいつは農業でもやってたのか?」


農夫2 「しらん!」


農夫1 「いやー、すまんな、また暫くお前は満足に食事が出来なさそうだ。」


農夫2 「おい!ちょっと待て!最近の相棒は暴力的すぎないか!?」


農夫1 「個性だ。」


農夫2 「嫌な個性だな、おい。」


農夫1 「にしても、その見慣れない旅人ってやつは物知りなんだな。本を安く作って新しい農法まで開発したんだろ?」


農夫2 「すげぇよなぁ、時代が動いてるって感じがするな。」


農夫1 「魔王とか出てきたりして。」


農夫2 「やめろよ縁起でもない。」


農夫1 「あははは。まぁここ暫くは平和だったしな。急に魔王とかって、ねぇ」


農夫2 「そうだよ。最近じゃ害獣だっておとなしいんだ。俺はまだ暫くこのままがいいね。」


農夫1 「…」


農夫2 「ん、どうした?」


農夫1 「いや…うーん。」


農夫2 「なんだよ、言いたい事があるならはっきり言えよ。」


農夫1 「いやね、ちょっと気になる事が…」


農夫2 「何だよ、言ってみな。」


農夫1 「新しい農法で思い出した事があるんだよ。」


農夫2 「おう。」


農夫1 「どうやら、害獣のスライムを使うみたいなんだよ。」


農夫2 「スライムを?まずいなぁ」


農夫1 「まずいのか?。」


農夫2 「あいつら、弱いくせに何でも出来るからな。下手したら魔王になるぞ。」


農夫1 「え!まじで!?」


農夫2 「なんだよ。知らなかったのか?」


農夫1 「知らなかった。」


農夫2 「魔王にならなかったとしても、成長したスライムは殴っても、切っても、効果が無いとか、やたらと増えたりとか」


農夫1 「ええ!」


農夫2 「金属みたいなスライムは逃げ足が速いらしいぞ?」


農夫1 「スライム凄いな。」


農夫2 「多分農業に使われてる分には問題は無いだろうけど、地方によっては可能性の化け物って言われてるらしいしな、」


農夫1 「成長すると、とんでもない事になるなぁ。」


農夫2 「何も起きなきゃいいけど。」


農夫1 「どうする?」


農夫2 「どうするって、スライム農法でもやるのか?」


農夫1 「いやいや、農法の話じゃなくてスライムの話だよ。」


農夫2 「多分平気だろ?てか、農夫の俺達に何が出来るって話でもないし。」


農夫1 「そ、そうだよなぁ」


農夫2 「魔王になるスライムなんて話、そうそう無いから(笑)」


農夫1 「そ!それもそうだよな!」


農夫2 「そんな事より、農作業に精をだすぞ!」




農夫1 「にしたってスライム便利すぎるだろ…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



農夫2 「うひゃー、疲れたぁ!」


農夫1 「いくら抜いても、雑草は生えてくるな。」


農夫2 「それだけいい土って事ってことよ!」


農夫1 「お前は農作業が本当に好きだな。」


農夫2 「そりゃな!土をいじってると生きる実感が沸くってもんよ!」


農夫1 「あははは! そうかそうか。」


農夫2 「なぁ相棒」


農夫1 「どうした? ほれ、水だ」


農夫2 「ああ、ありがとう。 ところで俺達は害獣って呼んでるけどよ、あいつら一体なんなんだ?」


農夫1 「え?害獣だろ?」


農夫2 「うん、そりゃ、そうなんだけどよ。」


農夫1 「難しい事考えると、また寝込むそ?(笑)」


農夫2 「うっせいわ!でもよ、駆除した時に石ころ落として消えるヤツと、そのまま残るやつがいるじゃん。」


農夫1 「ここら辺は石ころ落とすヤツの方が多いな。」


農夫2 「そうそう。俺っち的には肉が取れるから残って欲しいんだけど。」


農夫1 「そういや、結構な数の石ころが落ちてたはずだけと、最近は落ちてないな。」


農夫2 「あぁ、あの四人組が持って帰ってる。」


農夫1 「へぇ、そうなんだ。」


農夫2 「スライムなんかは消える方だよな。何が違うんだ?」


農夫1 「さぁな。ただ消えるときに小さい光の粒になったり、黒い霧になったりするから、もしかしたら生き物じゃ無いのかもな。」


農夫2 「お前がそう言うならそうなのかも。」


農夫1 「どっちにしろ、作物を荒らすヤツには間違いない!」


農夫2 「作物は荒らされたくないよなぁ。」


農夫1 「折角育てたのによ。どうせなら綺麗に食べてくれって話だよ。まったく。」


農夫2 「でな、この間街に言った時によ、この辺りじゃ消える害獣がな、消えなかったんだ。」


農夫1 「へー。」


農夫2 「しかも、肉にして売られてたりするんだよ。」


農夫1 「お前は食べたのか?」


農夫2 「あぁ、食った。わりと旨かった。」


農夫1 「そうなんだ。食べてみたいもんだな。」


農夫2 「いつも見る串焼きだったんだけどよ。味も豚肉みたいだったんだ、ありゃ何の害獣だったんだろ。」


農夫1 「知らずに食ったのか?」


農夫2 「だってやたら良い匂いがして我慢出来なかったんだ!味付けもしっかりしてて、うん、旨かった。」


農夫1 「なるほどな。匂いで食欲をそそるなら香辛料を使ってるな、」


農夫2 「香辛料?あの馬鹿みたいに高い調味料を?」


農夫1 「おそらくな。ただの塩焼きじゃ食欲をそそるなんて出来ないだろ。」


農夫2 「そんな物が串焼きの屋台で使えるって…しかも値段はそんなに高くなかった。」


農夫1 「なんだか、色々とおかしな事になってそうだな。」


農夫2 「おかしな事…大丈夫か?」


農夫1 「まぁ問題は起きないだろうけど。用心はしとかなくちゃいけないとは思う。」


農夫2 「どうしてそうなったんだ。」


農夫1 「おそらく今までの流でいくと、見慣れない旅人やらが大量に香辛料を持ち込んだとか、その辺りだろう。」


農夫2 「ただの旅人じゃ無いのか?」


農夫1 「値崩れするほど大量な香辛料だ。荷馬車一台や二台って話じゃない。もっと大量だ。そうだな…大型の船で何隻分とかでも無いと露天では使えない。」


農夫2 「まじか」


農夫1 「仕入れる場所それに量、輸送手段、どれも難しいから高値だったんた。ただ者じゃないだろ。」


農夫1 「確か隣の大陸だよな。香辛料が採れるのは。」


農夫2 「そうだ、しかもまだ栽培が上手くいってないから量は採れない。」


農夫1 「なぁ相棒!」


農夫2 「どうした?」


農夫1 「俺っちは怖いよ!なんか面倒な事になりそうだよ!」


農夫2 「だなぁ」


農夫1 「せっかく安心して住める場所を見つけたのに!移動すんのは嫌だよ!」


農夫2 「まぁ、俺がなんとかしてやるよ。」


農夫1 「どうやってだよ!」


農夫2 「とりあえず、その香辛料を使った串焼きを食べたい!買い占めてたらふく味わうぞ!」


農夫1 「まじ! じゃ、しゃあよ、エールも頼んで良いか?」


農夫2 「エール? バカ言えニホンシュだって頼んで良いぞ!」


農夫1 「やったー 今日は宴だー!」




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