魔力暴走
皆様有難うございます!たった2日で、ブクマが15人になりました!
とても嬉しく思います♪
これからも頑張るのでよろしくお願いします★
先日の幸せなダンスの余韻がまだ私の中にドキドキ残っております。
皆様ごきげんよう。
今日はリオン様専属執事の方に勉強を教えてもらう日なのですわ!
朝食を食べた後、10刻時にリオン様とともに来られるそうです、私は朝からドキドキしっぱなしなのです!
髪型は、パーティーを抜けて部屋までエスコートしてもらったときに、似合ってると言ってもらえた、ゆるふわポニーテイルです!
また褒めてくださるのかとても楽しみなのです♡
ちょうど10刻時にリオン様たちの馬車が家の前についたのが部屋の窓から見えましたの、私は少し小走りで、玄関までお迎えに行きましたわ!
そこで降りてきたのはかなり不機嫌そうなリオン様と、いつもの専属執事……。
それと誰ですのこの女…。
リオン様と同じぐらいの年の女が降りてきます。
私はチラリとリオン様を見ますが目も合わせようとしません…。
しょうがないので、とりあえず
「 始めまして、私マリアン・カーリヒルトでございます。リオン様たちにはいつもお世話になっております。ところで、我が家に何か御用でございますか?」
丁寧な淑女のお辞儀をして天使の笑顔で冷たく微笑んでみましたわ。
「あ、あらはじめまして。わたくしは、フィール・ラルフエルトスと申しますの、リオンと親しくさせて頂いております。先日のパーティーで婚約者と発表されたからもう一度どんな子か見に来ただけよ。」
彼女は一瞬私の笑顔でたじろいましたがすぐに持ち直し親しくを強調しながら私を見下してきたのですわ…。
ライバルとも思っていませんけども。こんなアバズレ女。
っと、心の口が滑ってしまいましたわ。皆様失礼しました。
「 まあ、そうなのですね、ですが今から私達は勉強をしなければなりませんので、部外者の方はできればお帰りいただきたいですわ」
にっこり笑顔で答えると彼女は顔を真っ赤にして怒り始めましたわ。
「な!年下だから何をゆっても許されるとでも思っていて?わたくしはリオンと親しくさせて頂いているし、あなたに会いに来てあげたのよ!」
「 連絡もなく突然押し入るように来られるのは淑女としてなっておられないのでは?それに、リオン様とどんなに親しかったとしても、礼儀は大切ですわ。(親しき仲にも礼儀あり)ですわ。本日はとりあえずお引き取りください。」
全く冗談じゃありませんわ!
せっかくの私の幸せ時間を取られるわけには行きません!
常識をお持ちじゃないのかしら。
あなたよりも私のほうがよっぽどリオン様と親しいですわ!
今度は絶対零度の笑顔で相手を凄んでみましたの。
彼女どんどん顔を真っ赤にしていき涙きそうな顔し始めましたわ。
まさか6歳児に言い負かされたぐらいで殿方の前で泣きそうになるなんて…
どうしたものでしょうか?
小さくため息が出てしまったら、彼女は体を少しビクつかせこちらを睨みリオン様が乗ってこられた馬車に乗り込みましたわ。
なんて幼稚な…。
そんな様子を専属執事はニコニコと笑顔で私の方を(良くやりました!)と言わん顔で見ており、リオン様を見ると、不機嫌そうにため息をついています。
後で甘いクッキーでもだしてみましょ。
なかなか動かない馬車にリオン様が近づき何やら御者に告げています。
馬車から手が伸びたかと思うと御者から離れようとするリオン様に抱きついたのですわ!
私の中で何かがプチッと鳴ったのがわかりました。
リオン様はすぐ様引き離しに冷血な目線を彼女に送り何か告げると彼女は真っ青になり馬車にまた乗り込んでいきすぐさま御者が馬車を進めて離れていった。
リオン様はこちらを振り向き
私の顔を見ると少し立ち止まり少し驚いた顔になりましたわ。
別に氷の笑顔でリオン様を見て差し上げただけなのに。
あれから、授業も午前の部は問題なく終わりました。
午後からは私は参加初めての魔術について習うそうです。
なので中庭に集まることになってますのよ♪
昼食も我が家の料理長が腕によりをかけて作ってくださるものですから美味しいですわ。
私の気持ちも少しだけ落ち着き始めたので、リオン様にお昼休憩時に聞いてみることにしました。
「 リオン様聞きたいことがございます。」
「…なんだ。」
「 先程の方は誰ですか?」
リオン様の顔を覗き込みじっと瞳を見ながら聞いてみましたの。
「知らん」
あっさりとそっけなく言い放たれましたわ。
むむ…負けなくてよ!
「 でも、あちらの方は親しくしていると言いましたわ」
「ちっ…」
今舌打ちしましたわよ!
そちらが、その気ならズバズバ聞いてやります!
「 何故、彼女と馬車でこられましたの?」
「知らんうちに乗っていた」
「 何故、連れてきたのです?」
「すぐそこまでついていたからだ。」
「 何故、彼女はリオン様と親しいと言うのです?」
「今日初めてあった奴が親しいはずがない」
え?今日初めてあったってなんですのそれ…
リオン様の説明ではストーカーですの彼女?
そして質問し始めてから私の瞳を見ようとしないのは怪しすぎですわ!
私涙目になってきてしまいましたよ!
「 むー、では最後なぜ抱き合っていたのです!」
「な!向こうが勝手にくっついて来ただけだ!」
「 リオン様抱きしめなおしていたわ!」
いや、そんなことしていませんでしたけども…。
何故かどす黒いものが渦巻いてリオン様に酷いことを言ってしまいますの。
前世でもこんな気持ち持ったことなどないのですけど…(汗)
どうしたらいいんですの!
「 私より彼女との方が良いなら、言ってくださればいいのに!」
手のひらをこれでもかと握りしめ、リオン様を睨むと涙が溢れて来ます。
もう止まりませんわ!
すると少し冷えた風が私達を強く渦巻くように吹きはじめましたが、そんなの知りませんわ!
執事…セバスチャンさんは青い顔してリオン様を呼び始めましたけど…
今は大切な話中ですもの!止めないで欲しいですの!
「何…だと…。」
「 だから、彼女が良いなら、私と婚約なんてしなくてもいいと言っているのです!」
風が一層に強くなり私達を包むように激しくなってきました。
何なのでしょうか?
「ふざけるな…」
「 ふ、ふざけてなどいません!彼女が好きなら私と無理に付き合ってくれなくても結構ですわ!」
い、言い切ってやりましたわ!
でも、とても胸が握りしめられて苦しくて、痛くて、たまらないです。
自分の言葉でこんな更に苦しくなるなんて…
言わなければ良かったです…。
涙が溢れ続けておりますの。
どうしたらいいでしょうか…。
これで嫌われてしまったかもしれませんわ。
リオン様………。リオン様……。リオン様……。
大好きです。嫌わないでください!
私はそんな事を思いながら、涙が溢れ出続ける瞳でリオン様を睨みつけ続けましたわ。
「………」(ボソッ)
リオン様が何か呟いたかと思いましたら風が吹き荒れ始め、私達の周りの木々や花、地面などが刃か何かのような物にきりと倒されたり、抉られ始めましたわ。
リオン様が怒ってる…。
これで嫌われたのは確実ですわ!
リオン様を見ると冷たく底の見えない瞳が私を睨んでおりますの。
もうこれで…終わりなんですね…。
もう、いいですわ…。
ふと、周りを見ると、セバスチャンさんが何やらリオン様に叫んでおられます…。何を言っているのか聞こえないですが…。
「 …っ!リオン様なんて嫌いです!」
私の一言に彼が目を見開きました。
すると先程とは比べ物にならない風が巻き上がり、竜巻の中に体が入ってしまったかのように立っていられないほどの風が吹き荒れ始めました。
体が浮かないように座りこもうとした時。
左肩と首の間に痛みが走り始めましたの…。
何かと手を当ててみれば、私の首と左肩の間から滴るように赤い物がにじみ始めました。
なに、これ…血?
そう…わかった瞬間急激に痛みを感じ始めました。
「 っ!ああぁぁー」
私は叫んで痛む傷口を抑えてしゃがみこむと…
風が止み、バタバタと近くにセバスチャンさんが近寄ってきて下さいました。
私は、そのまま痛みに勝てずクラクラし目を閉じてしまいました。
次に気づいたときには、心配そうに覗き込むお父様とお母様の顔。
セバスチャンさんは居られますが、リオン様の姿が見られません。
「 リオン…様は?」
私がはじめに出した名前に、セバスチャンさんは驚き目を見開いていましたが…すぐに優しい笑顔で頭をなでてくれましたわ。
「リオン様はご無事ですよ。」
「 う…ん。でも、私…リオン様に酷い…こと…言っちゃった。嫌いって…。大好きなのに……。もう嫌われちゃったかな……」
熱のせいか、頭がボーッとします。
リオン様に嫌われたかと思うと涙が溢れ出て来て……。
死にたいぐらいです……。
そう思っていると、お父様もお母様も家庭教師様も優しく私の頭を撫で、(大丈夫だよ、嫌われたりなんかしない)と言ってくれました。
その言葉に少しホッとしてまた寝てしまいましたわ。
それから、傷もあとも残らず痛むこともなくり、体調も良くなりましたけど…。
リオン様は私と結局一度も会うことなく学園に行かれてしまいました…。
でも、学園入学の日に謝罪の言葉と、(待っていろ)とだけ書かれたお手紙と真っ白で小さな花が沢山ついている……カスミソウと淡いピンクのミセバヤの花が一緒に届けられた。
淡いピンクの花…、ミセバヤの花言葉
大切なあなた、愛しい人
白いカスミソウ
永遠の愛、清らかな心、純潔
リ、リオン様…。
あんな酷いことをいってしまったのに…。
そして初めてのリオン様の思いに私はまたその日1日嬉しさで泣いてしまいました。




