残り3か月
更新が遅くなりました。
すみません
学園に入ってから早くも9ヶ月が立っています。
セバスさんの情報にではユージニア嬢が来るのは残り三ヶ月後…。
そして…。
「はぁ…。心配ですわ」
今私はリオンの研究室にあるソファーに座りながらセバスさんが出してくれた紅茶を飲みながら深い、深い溜息を出しています。
「ここ最近王子との接触は増えていくばかりなのに、リオン様とは逆にほとんど会えません。講師に王宮錬金魔術依頼、討伐依頼と様々お声がかかってますもの仕方ありません…。ただ少しだけ寂しいだけです…。」
「マリアン様、坊っちゃんは自信がないだけでございます。」
「そんな、自信なんて…。」
「坊っちゃんはあのような方です。人には忌み嫌われてしまいます。そこにマリアン様をお迎えになさるとマリアン様に余計な火の粉が振りかかってしまいます。それは坊っちゃんには許せないのです。ですから周りから何も出来ぬよう坊っちゃんは頑張っておられるのです。」
「リオン様は忌み嫌われるようなお方ではないですのに…。お言葉や態度をわざと良くないようにしているとしかわたくしには見えませんわ。」
「今現在そう思われていられるのは旦那様とマリアン様だけでございます。」
「そんな…。」
「マリアン様、坊っちゃんは基本休息を取ろうとしませんがマリアン様の手紙や贈り物の時だけ一息つきます。ご心配でしたら贈られるとよろしいかと。」
「そうですか… 分かりましたわ。後でお手紙を書きますのでリオン様に届けていただけますか?」
「畏まりました。」
セバスさんはお辞儀して何処から手紙を出し私に渡してきたのでその場で書きセバスさんに渡すとセバスさんはお辞儀して姿をけした。
…転移魔法かぁ、私も使えればリオンに逢いに行けるのになぁ。
溜息をつき残りの紅茶を飲み干してから私は誰もいない学園の研究室を出ていった。
ーーーーーーーーーー
「ここにもいないか。カーリヒルトは一体どこに居るんだ。この学園で見当たらぬ事などそう無いはずなのだが…。む…。ロゼリアじゃないか」
金髪碧瞳の男、レインハルト王子に赤髪赤瞳ツインドリルの少女が声をかけた
「ご機嫌麗しゅう、レインハルト様。最近お忙しいご様子ですがどうかなさいまして?」
「ん、ああ。カーリヒルトを探している。」
「レインハルト様、婚約者候補の者はこの学園におられますわ、それですのに何故関係のないご令嬢を毎日お探しになりますの?わたくしも婚約者候補ですのよ。関係ないご令嬢探しよりも私達とお話してくださいませ。」
首を少し傾げながら上目遣いでレインハルトを見つめるロゼリア。
その少し離れた後ろには婚約者候補というご令嬢が数人いた。お茶会をする予定なのか移動している最中にレインハルト王子を見つけたロゼリアが声をかけにいっていたのだ。
少しめんどくさそうな顔をしたレインハルトはロゼリアと後ろの婚約者候補達を少し見た後
「マリアン=カーリヒルトは俺の婚約者としていま父上に報告している。それを伝える為カーリヒルトを探しているのだ。」
「な!何故ですの!」
「我が物顔で近づき俺に声を掛け周りの者を罵倒する女共など俺が婚約者にでもすると思うか?お前達などこの学園に入った時点で切っている。二度と馴れ馴れしく声をかけるな。」
ロゼリアもその後ろの婚約者候補も絶句していた。
青い顔をして口を開けたまま唖然としているのだ。
その顔を満足げに見た後で踵を翻し去っていくレインハルト。
「カーリヒルトは俺にふさわしい。他のものとは違う髪と瞳、静々する姿。父上も納得するはずだ。カーリヒルトを父上に会わせねば」
そう独り言を言いながらマリアンを探すため校舎を歩く。




