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王子の好感度

皆様ごきげんよう


セバスさんから色々と教えてもらってから2ヶ月が立っています。

変わった事…ですか?そうですね、前回の桜イベントから王子がちょくちょく声を掛けてくることです。現に今も……。


「カーリヒルト嬢。良ければ今からお茶でもしないか」

「ごきげんよう王子様。大変嬉しいのですが…」


首を傾げながら距離を詰めてこようとする王子に笑顔を向けております。


「いや、少し話したい事があるんだが」

「あの、他の方もいらっしゃのでしょうか?」

「二人だけだ」

「王子様、婚姻もしていない方、殿方と二人きりとゆうのは良くないことでございます。」

「召使や護衛もいる、二人ではないから大丈夫だ」


…そういう問題じゃないよー!またリオンに見つかるとやばいのー(汗)

…てか、こんなのゲームにはなかったよー!


内心冷汗をかきながら顔に出ないように笑顔で対応しております。

現在リオンは王宮から呼び出しがあった為学園にはここ一週間ほどおりません。セバスさんは学園内に基本入れない為、黒猫姿で私の召喚獣としてリオンがいない時は側にいます。そして先程から王子に対して物凄いオーラを放っていらっしゃいます…。


「用事はないんだろう?行こうか」 


セバスさんをチラ見してから、癒しの時広へまたエスコートされております。

相変わらず綺麗に咲き散る"八重桜"…。その下に王子のメイドさんが用意したのか、テーブルと2つの椅子、護衛により誰も立ち入れ無くなっている。

席につくとメイドさんが紅茶を出してくれている。


「カーリヒルト嬢、きいてもいいかな」

「はい」

レインハルト王子が紅茶を一口飲んで私を見て話し始めました。


「その猫は、貴方の召喚獣ですか…?」

「そうでございます?」


本来は違うがそうゆう事にしといたほうがいいとリオンとセバスさんに言われていたため、答えるとみるみるうちに顔と、瞳を輝かせ…


「そうか!やっぱり貴女は綺麗だけではなく凄いんだな!私には貴方のような方が似合う!決めた!早速父上に話を通させる楽しみにしていてくれ!」


そう言うと、席を立ち護衛を引き連れて足早に去っていかれました。


…えっと、まさかの誘われての置いてきぼり?


足元にいるセバスさんを見ながら首を傾げてた後、メイドだけになったその場からさっさと寮へ帰りました。自分の部屋にはいり、ソファーに腰掛けていると、セバスさんが人型になり紅茶を入れてくれてます。王子が一体何を言いたかったのか訳が分からず頬に手を当て首を傾げながら溜息を出していました。


…はぁ。何だったんだろあれ。 結局なんのために誘われたわけ?


「マリアン様、今後大変になられるかと思います。お気を付けください。」


カップに入った紅茶を私に渡しながらかけてくる言葉に頭を傾ける。

リオンと婚約者になっている為、王子の婚約者候補に自分の名が上がるわけがないと思っていたから、それが例え、正式な手続きをしていなかったとしても…。



まさか、ゲーム補正がされるとは思いもしなかった。





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