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出会い

皆様のおかけで、ブクマ200人超えました!

ありがとう御座います!

「ふぅ…。疲れますますわ」


皆様ごきげんよう。

先日はお付き合いありがとうございました。

鐘がなり授業が終わりましたので帰る準備をしています。

私はエイザル様から頂いたアイテムバックに教本をしまいながらため息を付いています…。


何故?ですか…

それはですね…。


「皆さん、本日はもうお休みですわ、よろしかったらレインハルト様の所へ行きませんこと?」


赤髪赤瞳のツインドリル令嬢が何やら私の前で他の人にも声をかけているからです…。


「すみません。ロゼリア様…。私この後用事が御座いますの、申し訳ありませんが辞退させて頂きますわ。」


にっこり笑って言ってみましたが…。


「まあ!マリアン様大丈夫ですわ!レインハルト王子様のところに行くんですもの、他の用事などなんの障害にもなりませんことよ!さぁ、行きますわよ!」


できれば、断罪イベまで関わりたくないんですけども…。

何故か他の令嬢にまで挟まれて連れて行かれます。

はぁ…疲れます。



「レインハルト様。ごきげんよう。先日お話されていた方をお連れいたしましたわ、こちらの方がマリアン・カーリヒルト伯爵令嬢様ですわ。」


赤毛ドリル…。コホン。

ロゼリア様が何故か私を紹介し始めました。


何故かじっと見つめてくるレインハルト王子

夢で見た姿と同じ…でサラサラと流れる金髪にこちらを見つめる碧瞳。

画面の外からよく見た顔だけはイケメンな王子。

少し…ほんの少しだけ見惚れてしまいました…。


でも…リオン様命ですから、恋などには落ちませんわ!


「やぁ、はじめまして。マリアン・カーリヒルト嬢。私はレインハルト・エル・トヤムール第ニ王子です。よろしく。」


そう言いながら片膝をつけ私の手を取り指に唇を落として来ました。


……なんでこんなことになっているのでしょうか?


「レ、レインハルト様よろしければこの後お茶会をいたしますの、是非ご参加頂けると…」

「ロゼリア嬢。とても助かりました。私はこの後少しマリアン嬢と話し事いがありますので失礼します」


そうレインハルト様は私の腰に手を周りエスコートしながらロゼリアの前から離れていった。後ろでロゼリア様がすごい睨んでいらっしゃるのですが…(汗)


断る前に腰に手を回しエスコートするとか…。さすが馬鹿王子。

これリオン様にバレたら絶対ヤバイ…。


そんな事を考えていると、癒やしの時広の桜の前につきレインハルト様は腰から手を話しこちらを見つめて来た。


「マリアン嬢。私…いや、俺は昨日ここで君を見かけて気になったんだ。周りの者に聞くとすぐに君だと分かったんだよ。君のその髪は他には無い色だからね。良ければ俺と親しくしてほしいんだ。」



…ちょ…ちょっと待て!このセリフは、主人公(ヒロイン)が編入してきた日にたまたま見かけて一目惚れした、レインハルト王子が言うセリフだよ!

確かこれで主人公(ヒロイン)がOKだすと、ラブイベ率が高くなって行く…。死亡フラグじゃん!ないないない!ゲームの時から声は好きだけどキャラの馬鹿王子っぷりがもともと嫌いだったし!それならまだ騎士見習いのアレン様のほうがいいわ!

断ると確か額にキスで少しの間関わらないで終わったはず!それなら親しくなるよりそっちのがマシ!


「も、申し訳ありません。まだ、学園に入って少ししか立っておりませんので自分の事でいっぱいですの…。なので…」

「それなら、マリアン嬢が落ち着いた頃親しくさせてもらう。」


そう言って額に唇をつけようとしてきた。


ちょ!やっぱり!ストーリーどおりかい!何考えてんのこいつ!


「なぁーお…」


唇が触れる前に声が聞こえて私とレインハルト様は下を向く。

すると私の足元に漆黒の毛に月の瞳の猫がいた。


レインハルト様は直ぐ様離れ、

猫と私を少し見たあと「失礼」と言って帰っていった。


私はその場にヘナヘナ〜と崩れてしまった。


「た、助かった…。黒猫さんありがとう」


呟くように声を出しお礼を言えば「なぁーお」と返事のような鳴き声を返してくれた。

私はそのまま脚に力が入らない為、はしたなく地べたに座ったまま、目の前の黒猫を抱き上げた。


抱き上げた瞬間固まった黒猫が面白くて膝にのせ撫でる。

すると、ゴロゴロ言いだした。

それでとても心が安らいで…。

ため息を漏らすと膝にいた猫が立ち上り走り去っていった。


あら?どうかしたのかしら?


そう首を傾げて黒猫が逃げた方を見つめていると。


「きゃぁ!」


後ろから急に抱き上げられ、横抱き、姫様抱っこをされていた。

なんでこうなっているのか、誰にされているのか…

不安になりながら恐る恐る上を向くとリオンが無表情で、とても冷えた瞳で前を向いて私を抱き上げていた。


「…リ、リオン?」


リオンは少しもこちらも向かずただ黙って私を抱えたまま研究所へ転移した。

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