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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
四章 学園編 高等部
934/2202

930話 考え過ぎた代償。


朝からシロエ君に会って、ちょっと危険なシロエ君の内面に触れ…好きな事のために危ない橋を渡っている、殆んど面識のない後輩について考え…ちょっと今日は、いつもより濃い一日だったような気がする。(恋愛話につきましては…まぁ、私も多少なりとも楽しんでいましたので、ノーカウントです。)


「はぁ…それでも今日は、いつもより疲れました…。」


食事を取り風呂に入った後の、寝間着姿でノンビリする時間に…私はふと呟いた。


だってさぁ…いつもなら、特に特出するような日常は過ごしていませんし。ここ最近はシロエ君とも接触少なかったですし…せいぜい魔法少女モドキが、ぶっちぎりの非日常ですし!!(そう言えば…前回、最終話か最終話一歩手前の雰囲気で終わったけど…また骨が折れる相手だろうなぁ、あの二人。)


「え、そなの?…確かにコトハ、朝からちょっとお疲れモードだったね…まさか、走ってたの?運動不足?」


「デコピンしますよルナさん…朝から疲れていたのは、精神的にです。そして…確かに部活で、肉体的にも疲れましたが…今日一日をトータルで見たら、圧倒的に精神的疲労が勝ちますよ。」


運動不足って、人が地味に気にしている事をサラッと…ルナさんはアレかな、地雷踏み抜くのが得意なのかな?


…まぁ、今体ポカポカして眠たくなってきたから、仕返しとかするのは明日、しかも覚えていたらになるけど。(寝て起きたら、前日の記憶が強烈でない限りあやふやになるんだよね…仕方ないにしても。)


「そっかぁ…んで、その精神的に疲れたのは、シロエ君が原因なの?恋煩いなの?」


「ルナさん、難しい言葉知ってますね…恋煩いなら、まだ可愛げがあったかもしれませんが…普通に、精神的に疲れたんですよ。」


シロエ君にしろ葵君にしろ…何で、地味に屈折した人から好かれるんだろう私って…好かれる対象の当の本人からしたら、好意を向けられても凄く疲れるとしか言えないんだよなぁ。


…いやまぁ、さっさと恋人なりなんなりを作って諦めさせた方が良いのは分かるんだけど、どうしてもと言うか…恋愛する事を長年しなかったから、自分が恋愛する事に対して恐怖心にも似た感情があるんだろうか?うん、多分そんな感じなんだろうな。


自問自答で見つけた答えに納得した時、ある事に気付いてしまいげんなりしてしまった。いや、これもまた当たり前と言われれば当たり前なんだけどさ…。


「うわぁ…こんな時間から、何か目が冴えて来ちゃいましたよ…。」


「ふあぁ?どうしたの、コトハ?」


ルナさんは既に、半分以上が夢の中だと言うのに…私はいまだに眠たくないと言うのは、健康的な意味で大変よろしくないよなぁ…でもかと言って、無理矢理寝ようとして寝れるモノでもないし…仕方ないけど、何か温かいモノでも飲むか。


溜め息混じりにベッドから出て、出来るだけ音を出さないようにキッチンまで向かい…眠れない時に良く飲む、伝家の宝刀ミルクココアを入れる事にした。


いやはや…毎回このミルクココアの粉だけは、いつ眠れない時が来ても良いように買い置きは欠かさなかったからな…お茶だとカフェインが入ってるし、ノンカフェインでもお茶やハーブティーだと、淹れる時の時間を気にしないといけないし…こう言う時は、お湯を注いだらすぐ出来る系の飲み物の方が向いてるんだよね。


まぁ、そんな簡単お手軽ミルクココアでも、私はちょっと一手間加えてしまうから…お手軽かどうかと言われたら、間違いなく前者なんだろうけど…。


「めぅ…めう?めっ、ミルクココア!?飲みた…むぐむぐ。」


「静かに、ですよ日辻さん。ルナさんや小春は、もう寝てしまってるんですから。」


偶然まだ寝ていなかった日辻さんが、私が入れてるミルクココアを見て大きな声を出そうとしたので、とっさに日辻さんの小さな口を、私の手で覆った。…いやはや、日辻さんが私の近くに居て本当に良かった…。




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