22話 世界についてお勉強。
漸く世界についての説明があります。
登校中に、思わぬ精神的カウンター(双子のイチャイチャ。)を喰らった私は、ため息を吐きながら席についた。
「はぁ〜……って、ディオさん!?」
「よ、さっきぶり。」
隣の席はディオさんか…。…もう驚くの疲れたわ。(何て言う神様の悪戯…。ディオさんに、運命とかそう言うの微塵も感じないんだけど。)
ふと視線をずらすと、席に着いてるは良いものの、まだソルさんとルナさんはイチャコラしてた。
……一つ席を挟んで。
「(うわぁ、間の席の人気まずそう…。)」
名前も知らない生徒に、心の中で手を合わせた。
ホームルームが始まる本鈴が鳴ってもロジエ先生が来ない…。と思ったら、後五分って頃に滑り込みでやって来た。
「ハァハァ、…そ、それじゃあ、ホームルームを始めます。……と言っても、今日は連絡することは特にありません。…後、遅刻してしまってごめんなさい。」
ペコリと頭を下げるロジエ先生(女子の好感度が上がった音がした…。わぉ、モテるお人は色々違うね。)の手には、様々な教材がある。…まさか、教材を作っていての寝不足による遅刻?もしそうだとしたら相当良い先生なんだけど…。単純に寝坊したんだったら何だかなぁ。
「先生〜、どうして遅れたんですか?」
ああ、やはりこの質問するよね。気になるものね。地雷な感じしないから、どんどん質問しろ!
「いやぁ、教材を作っていて寝不足になって寝坊しました。」
ロジエ先生、大変模範的な解答ありがとうございます。
ついでに、クラスの女子のハートを撃ち抜いて…コレはありがとうと言うべきなの?
そうこうしているうちに一時間目の授業が始まった。
「この世界は“シェプフング”と言い、5つの国に四つの種族がいます。
人族が主に生活している〔ハルモニ〕。
国土は、ナトゥーアの次に広いです。首都はシュテルンと言って、ハルモニの西部にあります。
獣人族…動物の尻尾や耳が付いている人と、たまに上半身や下半身が動物の人が主に生活している〔ベスティエ〕
首都はベスティエの南東部にあり、バンデと呼ばれています。山あり海あり川ありないい所ですよ~。
エルフ族――容姿端麗…あ、キレイな人が多くて、耳が人族より少し長く、尖っているが見た目的な特徴ですね――が主に生活している〔グランツ〕
首都はケントニスと言って、グランツのほぼ中央にあります。
竜人族は、見た目は人族と殆んど変わらない人が多いです。その竜人族が主に生活している〔シュタルク〕
首都はシュタルクの東部にあるシュテルケ。岩山に囲まれているので“自然の要塞”とも言われています。
この4国を繋げると歪ながらもひし形の形になり、そのほぼ中央に人族、獣人族、エルフ族、竜人族が共に生活している中立国家〔ナトゥーア〕…この国のことですね。
首都はアインで、ナトゥーアの南部にあります。
種族的な特徴は、人族は手先が器用な人が多く、魔法は何でも一通り出来るんですが、保持魔力がそんなに多くないみたいです。その代わり、コントロールが上手なので応用力があります。
獣人族は、身体能力が高いですね。どちらかといったら俊敏性に…素早い動きが得意みたいです。魔法素質は人族より少し低いですが、身体能力は人族より上ですね。
エルフ族は、魔法素質がこの四種族の中でトップクラスですね。
ただ魔力コントロールが少し悪いみたいなので、気を抜くと魔法を暴発させてしまうらしいです。…あ、この情報はこの学校に居るエルフ族の先生から聞きました。
竜人族は、身体が大きくて丈夫な人が多いです。
『竜の鱗』って言う竜人族独特のモノがあるらしくて、簡単には怪我をしないらしいです。
魔法素質はそこそこ高いんですが、基本的に使わないみたいです。この情報も、この学校に居る竜人族の先生から聞きました。
他にも色々あるんですが、コレは中等部に上がってから話をしますね。」
…質問する隙を与えず(と言うか生徒が質問をする前に疑問を答える。)ノンストップで喋ったロジエ先生は、ある意味すごい先生だと思った。(流石にノンブレスは無理みたいだったけど。)
次は、魔法について(先天性加護とかetc.)の事を書きます。




