21話 朝の会話から新発見。
やっと双子の片割れのあの子出てきます。
部屋に戻って、朝方準備をした荷物をを手に食堂へ向かう。
そしてまた人混みに酔い(コレばっかりは慣れないのよ…)、燃え尽きた感じで登校した。
「七時には皆さん起きてくるんですね…。」
「今日が寮生活の一日目だし、余計に早起きしたんじゃない?ほら、今日のコトハみたいにさ。」
「私の早起きは家に居た時からずっとです。「嘘、マジで!?」こんなときに嘘ついてどうするんですか。五時起きなんて朝飯前ですよ。」
「うへ~、僕には真似できないなぁ…。……っあ!」
急に大声をあげたかと思うと、ルナさんは一目散に走っていった。
……何事?
心配になったので、追い掛けてみた。
「ソル~!」
ルナさんはとある男の子に抱きついた。
あの人がソルさんか。確かにルナさんに似てる…。
「ル、ルナ!?ビックリしたぁ。行きなり抱きつかないでよ!」
うん、そうだよね。いきなり抱き着かれたらビックリするよね。(母様で体験したことあるから、その気持ち分かるよ、ソルさん。)
「だって、ソルに会えたことが嬉しかったんだもん!」
「だからって、先ずは声かけてくれれば良いじゃん。」
「あ、忘れてた。」
「もぅ、おっちょこちょいなんだから…。まぁ、俺も嬉しかったけど…。」
「ソル…。」
…アレ?これ、仲良しな双子の兄妹の会話だよね?決して仲睦まじい恋人の会話じゃないよね?アレ、そう聞こえちゃう私の耳が可笑しいのかな。それとも、よく少女漫画で見るパステルピンクなふんわりした雰囲気に見えちゃう私の目が可笑しいの?
二人の姿を見て軽く悟りを開きかかけていたら、近くに人の気配を感じて振り替えった。そこにはディオさんが立っていた。
「あらディオさん、おはようございます。」
「おお夜風か、おはよう。……コレは、朝から何をしてんだ?」
「さぁ?少なくとも、私たちが割り込めない感じの空気を醸し出してますね。」
「恋人同士なのか、あの二人。」
「双子の兄妹らしいですので、あり得ないですね。」
「え、でもあの柔らかい雰囲気は…。」
やっぱり、ディオさんもそう思いますか。
「…気にしたら負けなんですよ。」
「そう言うものなのか?」
そう言うものなのです。…まだ小学生だし、ルナさん達にそう言う気はないだろうし…ないといいなぁ、本気で。今のコレは、再会を喜ぶ兄妹の図だと思いたい。
「あ、ソルに紹介するね!僕のルームメイトで友達のコトハだよ。」
乾いた微笑みをしていたら、ルナさんがソルさんに私を紹介していた。
「あ、初めまして。夜風・ヴェヒター・琴波と言います。」
「こちらこそ初めまして。ソル・レッヒェルン・ヘミニスと言います。…いつもルナがお世話になっているようで…。」
話しには聞いて想像はしていたけど…ソルさんしっかりしてんなぁ、オイ。
アレか、妹がポワポワしてるから兄貴がしっかりするパターンなの?(しっかし…瓜二つってほどじゃないけどソルさんとルナさん顔似てんな~。…当たり前か。)
「ディオと俺もルームメイトなんだけど…二人とも知り合いだったんだね。」
「昨日道に迷ったときに、ちょっとな。」
……ん、何かさりげなくスルーしたけど何だって?
ディオさんとソルさんがルームメイト?
「……ディオさん、双子の片割れのルームメイト同士頑張りましょうね。」
「?…お、おう。」
ディオさんに対して、一方的に友情が芽生えた瞬間でした。
何か文章が腑に落ちない感じで終わってすみません。




