18話 友達が増えました。
サブタイ難しい…。
ニュアンスは、気持ち『上手に焼けましたー。』と同じ感じで。
「えーっと、学園内を散策しようとして、思いっきり迷ったって訳ですか?」
「…ああ。で、適当に道を進んで行ったらここ(初等科女子寮の前)に着いて、お前らに会ったんだよ。」
ここら辺同じ道ばっかりだしね。桜も手伝ってか――キレイだけど、散ってくる花びらが多すぎるせいで視界悪くなってんだよな…。(桜、どんだけ好きなんだよこの学校。)
「夜風は、いきなり意味の分からない難しい言葉で怒鳴ってくるし…。」
「もーディオさん、それは謝ったじゃないですか。それに、ディオさんも結構酷いこと言ったからお相子ですよー。」
「でも、あの時のコトハ何かカッコ良かったよ!見とれちゃった!…意味は分かんなかったけど。」
ルナさん、フォローしてるんですかそれ。つか、フォローする気あるんですかそれ。…まぁ、カッコいいって言われると嬉しいけど…。
「…お前は、俺のこと見ても何ともないのか?」
「何のことですか?ただ、ディオさんと比べられたら自信をなくすぐらいディオさんがキレイという事しか…。」
「男にキレイとか言うんじゃねぇよ…。でも、そうか。……ありがとう。」
ディオさん。そのお礼は何のお礼だよ。気になるな!
「ディオめっちゃキレイだよね~。肌とか見ただけでぷにぷにのスベスベって分かるし、睫毛長いし、目も大きいし。全体的に線が細いし…まるで女の子イタッ。…っ~、ディオ何すんのさ!暴力反対だよ!!」
「俺は…断じて女の子じゃねぇ…。」
あれ、なんかディオさんのトラウマ開けちゃったぽいぞ?や、ヤバくね?ディオさんから殺気とか負のオーラが駄々漏れなんだけど…。や、ヤバくね?
「あ、もしかして僕ディオにとって嫌なこと言っちゃった?…ごめんなさい。」
「……分かれば、良いんだよ。」
ルナさん、素直に謝って…良い子だ。…ご褒美として、部屋に帰って頭撫で撫でしてやる!(え、ソレ私のご褒美じゃねって?ソンナコトナイデスヨ。)
「ではディオさん、この道を真っ直ぐに行けば初等科男子寮に着けると思います。…もし間違ってたら、近くの先輩か先生に聞いてくださいね?」
「おお。…ここまで道案内させて悪かったな。」
「いえいえ、こちらも良い散歩になりました。ねえ、ルナさん?」
「うん!道も覚えれたし友達も増えたから、一石二鳥ってやつだよ!寧ろディオには感謝してるし。」
「(友達…)あぁ。……また教室でな。」
こうしてディオさんとは別れた。
寮への帰り道にて――。
「ルナさん、友達増えたって、もしかしてディオさんの事ですか?」
「うん、そうだよ?…何、コトハはディオのこと友達と思ってないの?」
「いや、そう言う訳では…。男友達って作ったことなくって…ちょっとビックリしてるって言うか…。」
「そう?男兄弟がいるとそう言う違和感あんまりないんだけど…。コトハって一人っ子?」
「はい。…でも、友達が増えたのは嬉しいです。」
これは、心からの言葉だ。
『私』ほど人間嫌いが進行していない……と言うかコンプレックスが『私』の時より圧倒的に少ない琴波になったとき、友人を少しでも作りたいと思ってたからな!
「これからもっともっと増えるよ!目指せ、クラス全員とお友達!」
ルナさんなら実現出来そうで怖いなぁ。
その夜、また食堂でへまやらかして、テイクアウトした夕飯を部屋で食べて、大浴場に行くか部屋でシャワーを浴びるかルナさんと一悶着し…、結局大浴場行って死にかけた(燃え尽きたとも言う。)琴波の姿が、あったとかなかったとか。




