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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
二章 学園編 初等部
22/2202

19話 お目覚めのお時間。


琴波がちょっとSです。



チュンチュン――


「ふふぁ~……もう朝か。今何時だ?」


ベッドから這い出るようにして出て、昨日充電していた携帯(…もうスマホって言お。)の画面を覗き込む。



「六時前か…。ん゛~、起きるかぁ。」


背伸びをして首を回すと、ポキポキッと小気味いい音がした。


家にいた時から早起きは癖だし、早起きは三文の得って言うから別に苦ではない。


「ルナさんも起きてるかな……って、ぬあ!」


ルナさんが鼻提灯作って寝てる!?


「スピー、スピー……むにゃむにゃ。」


さ、さっき結構大声出したのに……は、初めて見たよ、鼻提灯作って安眠している人。(しかし、ルナさん寝顔可愛いな。)



………


「鼻提灯割ったら、ルナさん起きるのかな?」


やべ、凄く気になる。…でも、素手で鼻提灯割るのは…ちょっと汚いし。鉛筆は……もっと嫌だし…。


むむぅ、と唸りながら悩んでいたら、パチンと何かが弾ける音がして、


「んん゛~。」


ルナさんが起きた。……鼻提灯が割れると起きるのね、メモメモっと。(何にメモって、心のメモ帳に。)


「おはようございます、ルナさん。……ルナさん?」


あらら?なんか、ルナさんの様子が変だぞ?



「ここ、どこ?ふえ……お母さんは?お父さんは?ソルは?…うぅ。そ、ソルは?」


寝惚けてらっしゃる。……さり気無くブラコン疑惑立ったけど、あえてスルーの方向で!




「ひぐっ……あなた、だれ?……み、皆をどこにやったの?……うわぁぁぁん!」


……うむ、これは早急に目を覚ましていただかないと。(泣かれるの苦手なんだってば!)


どうしましょうかねぇ……?…そうだ、アレにしよう。ケケケッ(悪い笑み)




「うぎゃぁ、まだ春だから水冷たい!寧ろ痛い!……この冷たさなら、ルナさん起きるだろ。」


私が手に持っているのは、冷水がなみなみと入っているコップ。これを飲んでもらって、ルナさんに目を覚ましていただきましょう!


「はい、ルナさん。泣いて喉が渇いたでしょう?水ですから、安心して飲んでくださいね。」


「あ、ありがとう。………ングング…って冷たっ!?何コレ、水!?」




毎度思うけど、ルナさん良いリアクションすんなぁ。


「コトハ早起きだね!今何時なの?……って早っ!?まだ六時にもなってないじゃん!もう少し寝れるじゃな冷たぁぁあ!?」


え、何をしたかって?ルナさんの顔におしぼり(冷水使用。コップに水を汲んだ時についでで制作したもの。軽くしか絞っていないから水が少し滴っている。)を当てただけですよ。


「年寄みたいに早起きですみませんねぇ。」


「冷たい冷たい!僕そこまで言ってないよコトハ!?」



「まぁ目が覚めたところで、支度しますか。準備をしておいて損はないですし。………はい、乾いたタオルです。」


「う~、顔がヒリヒリする…。でも、目ぇ覚めた!ありがとねコトハ!よし、準備頑張るぞ!!」



ポジティブなのはルナさんの良い所だよな、うん。



「えっと、今日の日程は……社会(いきなり担任の教科かよ。)、魔法知識(何するんだろ?)、語学、算数の四時間ですね。各種教科書とノートを持っていけばいいか。」


手近にあるリュック(鞄は学校から固定されていないから、好きなのを使える)に筆記用具、各種教科書とノートを入れていく。


「ルナさん、他にはなんか持っていきます?……何すか、それ。」


「何って、鞄だよ?お母さんが買ってくれたの。」


それ……思いっきりランドセルじゃないですか。しかも空色の。


「僕もリュックが良かったんだけど、こっちの方が隠しポケットが多いって言われて…ついね。あ、今日は普通のリュックで行くからね!この鞄は、ちゃんとした行事の時に使うよ。」



その考えは賢明です、ルナさん。その姿、見る人が見たら『萌えー!!』か『ハァハァ、ロリッ娘ハァハァ』ってなりますからね。(その“見る人”に私も含まれてますけど何か?)






春でも、水はまだまだ冷たいですよね。



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