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まぁ、頑張りましょうか。【学生編】  作者: 和水 璃雨
二章 学園編 初等部
19/2202

16話 お話は何ですか?


ちょいアレな発言(百合…かな?)があります。




結局、ご飯を食べながら椛さんの話を聞くことになった。



散々悩んでルナさんが頼んだのは、とろとろ卵のオムライス(旨そー。)。椛さんは焼き魚定食(セレクトが…渋い。)私は天ぷら蕎麦。(蕎麦湯が出てきたときはビックリした。『私』の時は西の地域にすんでいて、そんな文化なかったから。…饂飩にしとけば良かったかな?)



「オムライス美味しいー!卵がトロットロでふわふわ!むふー、幸せ〜。」



「ズズズッ…(あ、ラッキー。関西風の味だ。)、もぐもぐ…で、椛さん。話って何ですか?」


「はふはふ…ん〜、どこから話せば良いのか…。取り敢えずルナちゃん、これだけは約束して。」


「あむあむ…何をですか?」



「一つ、絶対に寮での自分の部屋に研究室を造らない。二つ、研究をするなら中等部に上がってから。三つ、他人の予定も考えて。…この三つの約束を守ってね?」


「分かりました~。…ごちそうさまでした!」


ルナさん食べるの速いっ!!



「ルナさん、早食いは体に良くないですよ?」


「早食いかな?家だといつもこんな感じて食べてるんだけど…。」


尚更体に良くないな…。まぁ、成長期なんだし、多少の無茶は大丈夫かな…。


あ、ルナさんの頬っぺたにケチャップ付いてるや。



「て言うか、さっきの約束って何の意味が…。」



「あの約束ね、昔メイが守ってくれなかったことよ…。


ああ、今でも思い出せるわ。

下に魔法で強化した大きくて大量のクッション材があったとは言え、この学校の屋上――あ、私達ココのOBなんだ。――から紐なしのバンジーやったり、私と流君、その他数名の声勝手に使ってそこそこ好評の自作アニメーション作って発表したり、まだ初等科なのに、教授(センセイ)も真っ青な研究室を自分達の部屋に造って、毎晩遅くまで研究したり…。お陰で相部屋の私も睡眠不足になったわ…。


今のは本の序の口なんだけど…メイの功績とか諸々、未だにこの学園で七不思議や武勇伝として語り継がれているみたいよ?」メイさんって、いろんな意味ですごい人だったんだ…。



当時の苦労を思い出したのであろう。椛さんが遠い目をしている。



「…お母さんが…ご迷惑を掛けてごめんなさい。」


「ああ、謝らないで。ルナちゃんのせいじゃないわよー?さっきの話は、私の思い出話だと思って適当に聞き流してね。」



椛さん…。その話、普通に聞き流すには無理があるように感じますよ?


ルナさんも困った顔してる…。わ、話題変えなきゃ!



「えっと、父様ともご友人と聞きましたが…。」


「流君とは、メイ経由で知り合ったのよ。

メイって、良い意味でも悪い意味でも知り合い多くて、みんなに慕われていたから。


まぁ、メイも悪い事ばかりした訳じゃないの。ただ好奇心の赴くままにフラフラ~っとやっちゃうだけで。


だから、ルナちゃんが気を負う必要なんてないわ。メイの事で何か言われても、どーんと構えてなさい。」



そう言って、椛さんはルナさんの頭を撫でた。



「…はい。…あの?」


「ん、何?」



「ありがとうございます。」



ルナさんはへにゃりと顔を綻ばせた。


「お礼を言う必要もないんだけどな…。ま、どういたしまして。」



じー。


この二人見てると何かこう、禁断の花園的な……って、はっ!危ない、危ない。私の中で変な扉が開きかけたわっ!



頭ん中の腐り加減が、ちょい深刻だな私。(因みに、百合でも薔薇でもどっちでもいける口です。…もう知らなかった頃に戻れない…。いろんな意味で。)



「(うぅ…二人とも、いい話の時に、腐った視線で見てしまってごめんよ。)」





メイの武勇伝、書いてて楽しかった!



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