11話 理由を聞かせて下さい。
琴波のキャラが、掴めません…(オイ)
次の日――
昨日は、夕飯と睡眠の誘惑に負け(一応整理現象だもの、仕方なかったんです。)、ユリナさんの着せ替え人形になって(やっぱりやられました…。)聞きそびれたが、今日は絶対聞くぞ!
と言う訳で、父様の書斎に突撃訪問!!
コンコン――
「どうぞ。」
扉をノックしたら、奥から父様の声がした。
「失礼します父様。昨日の意味深発言について、お聞きしてもよろしいですか?」
「…琴波、一体どうした。後、意味深発言とは、なんの事だ?」
とぼけても無駄だ!証拠は挙がってんだから!!私からは逃れられないわよ!!(何故、こんなに口調が変わるかって?私も知らないですが…敢えて言うなら、ノリ。)
「ルナさん達の事で、2つほど質問させて頂きます。
一つ目、ルナさんのお母さん…メイさんとはどういう関係なんですか?
二つ目、昨日父様は、ルナさんとは『近い将来、きっと』会えると、何故断言出来たのですか?――この質問に、私が納得出来る答えを下さい。」
(一方的に、私が)ピリピリした空気を出していると、暫くして父様は顔を伏せ、肩を震わせ始めた。
この反応は…もしかして、父様を怒らせちゃった?…それとも…いや、まさか…そんな…
「クククッ、アッハハハ!!」
…当たってほしくない方の考えが当たったー!!しかも爆笑されてるだと!?
今の私の発言の、どこに笑うポイントがあったの?ねぇ、何でなの父様っ!
……私はやっぱり父様の子供だよ。笑いのツボが分かんないよ、全く。(私も、笑いのツボか全然分かんないとよく言われます。自分でも分からないので…どうとも言えない。)
「ハハハッ。……琴波、ププ…一つ目の質問の答えはな、メイと私は、学校にいた頃の研究仲間なんだ。昨日は、互いの研究で得たを交換していたのだよ。…クククッ、メイの子供に、何故会えると分かったか…それはだな…アハハハ!」
父様さっきから笑い過ぎー!!
…はっ、ルナさんはあの時、こう言う気持ちだったのか…。恥ずかしいな、これ。何か、自分の出した回答が、間違ってたみたいで…。
「ッハー、ハー、…昨日聞いたのだが、メイの子供も琴波と同じ学校に入学させるらしくて…それで分かったんだ。」
マジですか…。
「そう言うことは、早く言ってくれませんと……子供と言うのは、要らない詮索をするものなのですよ?」
誤解しちゃったじゃねーか。
「琴波の口から『子供』って聞くとは……アハハハハハハ!!」
「あんまり笑わないでください。らしくないのは、自覚してますから…。」
顔に熱が集中しているのが分かる。
足したら二十代でも、精神年齢はまだ十代…子供なんだと、改めて思った。
「…ふぅ……あ、笑ってしまって悪かった。余りにも琴波が……いや何でもない。」
何だよ、その中途半端の言葉は。変に言葉を切られると気になるなっ!ハッキリしなさい!私が一体何なんだ!!
「…まぁ、なんだ。琴波の意見を聞けて良かったよ。」
ポンポンと、父様に頭を撫でられた。
むぅ、体よく誤魔化された気がする…。
また質問しようと、口を開こうとしたとき、
ギリギリギリギリッ
「「!!!?」」
何か変な音がした!?え、何この音…
キョロキョロとあまりを見回すと、ハンカチの端を噛み(古風な…。つか、ハンカチがダメになるから、それやめてっ)、こちらを睨んでくる母様の姿があった。
…涙目で睨んできても、あんまり怖くないです、母様。
その後、母様を宥めるのが大変だった。どうも、父様とばっかり話していたのが気に入らなかったみたい。(理由話して、母様ともちゃんとお話ししました。)
……明日は入学式で、明日から寮生活になるので、今日が家で過ごす最後の日。
にも関わらず、何ともグダグダと終わっていった。
日常編終了~。次からは、学園編です。




