Ep2-8 実際に使ってみないとわからないこともある
自分の能力を把握するお話の続きです。
途中、休憩がてらに食事をとる。相変わらず生命の水で手軽に栄養補給できる、というのは便利でいいな、これっ。完全栄養飲料水ってところかな?
当然、食事をとる時に妹を起こすことも忘れない。というか、朝、少し活動したら丸々午前中寝っぱなしって・・・・・・。いや、赤ん坊ならこんなものなのだろうか?自分を基準に考えては後々失敗しそうだ。自重しよう。
食後には妹にせがまれて遊ぶこととなる。自分の能力の把握に努めたいところだが、ここは家族とのコミュニケーションも大事かな?そう、俺は自分に誓ったのだっ!!家族を大事にしようっ!!2日目でいきなりなかったことにするのはあまりにもダメすぎるっ!!
・・・・・本音を言うと、少々息抜きをしたかったというのもある。生前の息抜きであれば猫をモフる事でずいぶんと癒されたのだが・・・・ダメだ。猫成分が足りないっ!!ああ、モフりたいっ!!あの、モフッた時に猫の幸せそうな顔、甘えた声っ!!あのし・ぐ・さ~~~~~~~~。
「あ゛~~~~~~~~~~~~~~~」
思った以上に精神的に来ていたのか、ついついごろごろと転がって悶えていると、妹が遊びと勘違いして真似をする。楽しそうに尻尾をピコピコさせて、うれしそうにこちらを見ている。
うっ。
ちょっとかわいいと思ってしまった。いかん、いかんぞぅっ!!。俺は優しくも厳しいお兄ちゃんを目指すことにしているんだっ!!今日は寝てばかりだから、これ以上は遊んでいられないぞぅっ!!お勉強、お勉強っ!!!
そう、心の中で思いつつもつい撫でまわしてしまう。いやっ、これはあれだよ?モフり成分が足りないからであってね?そう、ただそれだけなんだよ?って、ちょっ!ダメだからっ!!なめまわ・・・・・あ゛~~~~~~~~っ!!!
とりあえずはその後、ある程度の言葉を教えたりはしたのだが・・・・・。心の中の考えと実際の行動の乖離に関しては考えないようにしていた。
さて、妹はお昼寝タイムに入ったので、改めて自分の能力の検証を行っていこう。
次に考えるべきはBLv、SLvか。
BLvに関しては、どうやら肉体年齢と同様の意味らしい。年齢が上がれば自然に上昇。それなら普通に年齢でいいんじゃない?そう思うのだが。
BLvに関して付け加えるとしたら、ある程度、使用している能力に関してはLvの上昇に伴い能力値が上昇するようだ。まあ、これも考えてみると何となくわかる気がする。そこまでトレーニングを重ねていなくても、年齢の上昇に伴って体ができてくれば、低年齢の時に比べても強い力を発揮するのは自然ともいえる。上昇率も一定ではなく、トレーニングなどを行っていれば大きく上昇するようだ。反面、ある程度以上の年齢では「加齢による衰え」的にステータスにマイナス補正が付くようでもある。ややこしいことこの上ない。
因みに、犬だけにとどまらずあらゆる動物に言えることなのだが、なぜだか加齢の仕方は人間は違う。前世界でも不思議ではあったのだが、まあ、そんなものなのだろうと調べもしなかったのだが。この世界でもてっきりそうなのだろうと思っていたのだが、どうやら人間の時の加齢方法と同じらしい。なぜかというと
BLv 0(2/365)
おそらく、()内は日数だろうと思われる。もしくは1日に経験値を1得る、という形かも知れないが。1年が365日なら恐らく間違いないだろう。
SLvに関しては一般的なLvと同じようだ。通常、経験値を得た場合、このSLvと能力値の使用された数値にある程度分配されるらしい。そうやって一定数の経験値が蓄積されれば能力値の上昇、SLvの上昇、という事になるのであろう。SLvについてはより高い方が、低いときよりも力を発揮できる、というものらしい。
SLv 1、ATK 1 < SLv 4、ATK 1
こういう感じだ。俺に限って言えば、SLvの上昇にかかる経験値はどこまで行っても50で済むようだ。能力値に関しては、限界まで経験値1の消費で上昇させることが可能。はっきり言って、むちゃくちゃだ。
次は位階。これに関しては何とも言えない。SLvが魂のLvという事だから・・・・・まあ、たぶん上位職的な位置づけではないだろうか?基本的にどの位階も0~100まであるようだ。
しかし、そう考えると妙な部分もある。MCはLCでSLv40以上あればなれるようなのだが、そうなると100まである、というのがおかしいといえばおかしい。他の人は俺のように自分でステータスの操作をすることはできない。と、考えると40以上になったら自動的になる、と考えると100までLvが上がる意味がない。そこまで設定されること自体が無駄だからだ。自動的になるのであれば40が上限にしないとおかしい。そう考えると、位階上昇については、何らかの条件があると考えるべきか。
ATKなどの数値については恐らくそのままの意味だろう。ただ、それぞれを単体で上げすぎると途端に他の能力が付いていけずに自爆してしまう、という点に気を付けないという事だろうか?
そしてもう一つ。
SLv 1、ATK 1 < SLv 4、ATK 1
という面倒くさい部分がある事。SLvも能力値に影響してくるってのもややこしすぎる。それを考えるとSLvを早めにあげてしまった方が良いか?そう考えてしまうがそういうわけでもない。それが能力値の横についている+Status 〇% の部分。
能力値は99になるとカンストする。その後は、どんなに能力を鍛えても上がらないが実際に強化することができる。
一つ目は先ほどのSLvの上昇。SLvの上昇に伴い、能力の質が向上する、という点。
二つ目はSLvの上昇によりステータスボーナスが付くこと。99まで上昇した時のSLvを起点にして、つぎにSLvが上昇した時には+Status 1% となる。能力値については小数点以下の数値は切り捨てになるので1%ほどでは何の影響もない。
自分以外のものにとっては正直、能力値を99まで上げることはほとんど不可能に近いというものもある。奇跡的にありえたとしてもその時、すでにSLvがかなり高レベルであることは疑いようもないので、その補正についてはあまり魅力がないかもしれない。その時点で、頑張ってSLvをまた2以上、上げたとしても恩恵は1程度なのだから。
しかし、ここで俺になると話は大きく変わる。能力値を自由に変更できるという事はSLv 0の時点ですべての能力値をカンストすることも不可能ではないのだから。そうなるSLv 100 になるころには+Status 100%。倍である。そこからさらに位階が上がった場合は、その補正はそのままになるから、次からは101%。まあ、先の長い話ではあるが。
しかしINTに関しては、恐らく前世界の影響だと思われるが・・・・・21か~~。
思ったよりも低くてちょっとがっかりする。
先ほども言ったようにBLvの上昇に伴い、鍛えられている項目については上昇するのだから、そう考えるとそのうちの19はほぼ自然に上昇した数値だと考えてもいいのだろう。となると、自力で上げられた数値は2。・・・・・・・・・がっかり。
しかし、ここでふっと気が付く。前世界では無色透明はなかったのだから、能力値が上昇するにはそれ相応の経験値を必要としたのだ。
そう考えると、例えば
SLv 1 INT 1(42/50)
この状態であれば、経験値があと8貯まれば能力が上昇するのだろう。しかし、ここでBLvが上昇したら話が変わるのでは?
BLv 1
SLv 1 INT 1(42/50)
↓
BLv 2
SLv 1 INT 2(42/80)
BLvが上昇した時に、鍛えられていたINTが一緒に上昇したら?それに伴い、INTの上昇に必要な経験値が上昇してしまう。そう考えると、実は能力値というものは鍛えて上昇させるというのが難しいのかもしれない。・・・・・・・そうだったと思いたい。
能力と極技に関しては、おぼろげながらしかわからない。恐らく前者については〇〇耐性、とか、〇〇剣術とかにあたるんじゃないだろうか?そしてそこから派生する技、魔法であれば〇〇耐性魔法、とか、〇〇アローというものが公社にあたる。恐らく、その考えは大きくずれてはいないと思う。今後、要確認というところだろうか?
そして魂源。これについてはまだまだよくわからない。というか正直、能力との違いがよくわからない。真眼にて情報を引き出そうにもアザリーから情報を制限されているようだ。
なぜわかるかというと
Lv不足のため、情報の開示不能
コンチクショウッ!!
俺で遊んでヤガルナッ!!
そもそもなんのLvが足りないのかはっきりしろよっ!!!
最後の最後で、精神的に削られた気分だった。
一通りの検証が終わったくらいだろうか?日は徐々に暮れてきていた。
妹が目を覚ましたのでとりあえず晩御飯にしよう。
ああ、それにしても、妹の教育をもう少し進めたいところだ。
せめて会話ができると気もまぎれるのだが。お兄ちゃんは少しさびしい。
明日は、少し周りの様子を探ってみよう。
能力については、主人公の推測でしかありません。正解部分、間違っている部分もあります。いまだはっきりしてない部分も含め、徐々に明らかにしていこうと思っています。
さて、実は文章を書く上で文章の始めは半角のスペースを使用していたのですが・・・・反映されてなくて非常に読み難い状態になっていると気が付きました。大変失礼しました。以後、なるべく早くに修正したいと思っております。




