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DOG LIFE  作者: MIYABI
第2章 森の海
16/21

EP2-7 説明書をよく読んで、理解してから使用しましょう

少々遅くなってしまった上に、分割してしまいました。申し訳ない。

 自分の移動速度に、動体視力が付いていけないという何とも間抜けな事態。それはFSE(五感)の数値を上昇させることで解消することができた。

 五感。

 いわゆる、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚。

 恐らく「視覚」の部分に動体視力にも影響する部分が含まれているのだろう。

 正直、FSEを上げれば対応できるようになるとは確信が持てなかった。が、他の数値を上げるよりかは可能性が高いと思ったのも事実だ。他の感覚も上がるので、痛みもよりはっきりと感じるようになったというデメリットもあったが。

 もしかすると他の能力にも影響を与えているかもしれない。

 茎を咥えた状態で、とぼとぼと妹のいる方向へと歩きながら考察する。


 「いたたっ・・・・・・」


 折れた鼻はすぐに癒えた。・・・・・・・代わりにまた死ぬかと思ったけれども。

 防御力は上がっていたのだが、どうも意識がそれている状態では効果が激減するみたいだ。考えてみると、それは当たり前のことだと気が付く。

 物語の上でならDEF上昇に伴って、生身の状態で刃物の攻撃すらはじいていく、という表現をよく目にした。が、あくまでも物語の上でだ。

 そういえば、最近のラノベにもそこら辺も考えられているものが増えていたような気がする。リアル思考だろうか?

 いずれにせよ、わかったことがまず一つ。


 能力は、意識がそれている状態では十全に発揮されない。


 改めて考えてみると当たり前すぎることだが、つい忘れがちになってしまう。

 何事も、物語の主人公のようにはいかないようだ。



 こうやって考えてみると、意外に他にも見落としがあるかもしれない。

 特に、能力値については今後の生活に直結しそうなので度々確認はするが、それがどういったものかを完全に把握していない。さらに言えば、それ以外についてはろくに確認もしていないというありさまだった。


 これはいけない。


 改めて、自分の考えの甘さを再認識。

 こんなことではいけない。

 受験でもそうだっただろう?あまりにあたりまえと考えすぎると、それが落とし穴になる、という事は度々あった。必要なことは、自分の実力の把握。なにが得意で何が不得意か。些細なことであっても、きちんとできる、何となくできていた、の違いは大きかった。


 何はともあれ、自分の能力の確認だ。


 そう思い真眼(サードアイ)を発動する。

 余談だが、この時、数値などは目の端の方にスクロールして表示される。意識することにより、目の前全体に表示することもできる。意外に融通が利くようだ。

 そして、目の端に流れてきた情報を気楽に眺めていた。


 名前   オニィ                    

 種族     犬                    

 職種    犬士                

 位階    LC                  

 BLv    0(2/365)

 SLv    0(0/50)

 HP    50/50

 MP    10/10

 STA    1/99 +Status 0%

 ATK   20/99 +Status 0%  (戦闘時職種(ロール)Bonus+5%)

 DEF   20/99 +Status 0%  (戦闘時職種(ロール)Bonus+5%)

 MIN    1/99 +Status 0%

 INT   21/99 +Status 0%

 AGI   20/99 +Status 0%  (戦闘時職種(ロール)Bonus+5%)

 RES   99/99 +Status 0%

 FSE   20/99 +Status 0%


 経験値   5 


 極技 

 能力

 魂源 無色透明(クリスタルスフィア)

    真眼(サードアイ)

    渡鳥(ポラリス)

    真言(ビナー)



 はっ?


 

 目の前に流れてきた情報が信じられずに、一度目を閉じて、改めて見直す。(後で、目を閉じても意味がないことに気が付いたのだが)


 名前  オニィ


 ちょっとまて~~~ぃっ!!!


 あら、何という事でしょう。名前のなかった()()の手によって大変身(改名)したのでした。


 頭を抱える。

 名前の部分に気が付いた時点で、何度も自分で変更しようとしても変更できなかった。

 なにこれ。いわゆる頭痛が痛いってこと?

 真眼(サードアイ)にてよくよく調べてみると、名前は「力のある他人から魔力を込めてつけられる」という事だ。・・・・・・自分ではつけられないのか(涙)

 恐らくは妹が無意識にやってしまったことなのだろう。言葉を覚えていないような赤ん坊の遣ったことだ。怒るに怒れない。


 より力を持つ存在を見つけて、改めてつけてもらうしかないか。

 悲しいかな、この程度であれば大したことがないと思ってしまうのも否定できない。


 種族に関してはそのままだな。というか、わざわざ表示する必要があるのだろうか?もしかすると種族が変わる事があるのだろうか?

 ・・・・・・脱皮でもしたら変わるのだろうか?


 そして職種(ロール)

 これを見たときも、がっくりときた。


 おやじギャグかっ!!


 剣士でもなければ拳士でもない。


 大事なことだから二度言おう。


 おやじギャグかっ!!!


 なんて恥ずかしい。こんな職種(ロール)、消してしまいたい。

 そう思ったときに変化が現れた。


 職種(ロール) 犬士 → 


 あれ?

 再度確認してみても、職種(ロール)は空白になっている。


 どういうことだ?


 元に戻らないかと念じてみると、また変化があった。


 職種(ロール)    → 犬士


 そこまでやったところで、ふっと気が付いた。アザリーは確かこういっていたはずだ。


 -何物にも染まらず、何物にもなれる能力-


 これは、もしかするとなりたい職種(ロール)にいつでも変更できる、という事なのかもしれない。

 妹などはどうなのかはわからないが、早々変更できるものとは考えづらい。職種(ロール)によって能力補正もあるようなので、意外にも、このいつでも変更できる、という能力は武器になるかもしれない。


 そう考えて、他の職種(ロール)になろうと念じてみる。どのような職種(ロール)があるかはわからないので、とりあえず知っている狩人に変更しようとしてみた。が、残念ながら変更できない。

 恐らく、自分が発現したことのある職種(ロール)に限定される、という縛りがあるのだろう。面倒ではあるが仕方ないか。

 となると、今、発現している職種(ロール)をセットしておく方が良いのかもしれない。正直、おやじギャグのような、なんちゃって職種(ロール)とはいえ、戦闘時の能力補正が魅力的でもあるからだ。


 この職種(ロール)を発現した自分が憎いっ!!


 何となく、悔しい気分で真眼(サードアイ)を発動して犬士を鑑定してみる。 どうせ何かのおやじギャグだろう、と高をくくっていた。



 犬士(ブレイブドッグ)

 剣でもって戦うものは剣士、拳でもって戦うものは拳士。

 故に犬の牙と爪を持ってた戦う者につけられた職種(ロール)

 犬種限定





 意外にまともな理由だった。

 頭の痛い能力確認は続く。

皆さん、体調はいかがでしょうか?

急に寒くなって体調を崩さないように置きお付けください。

・・・・・私はがっつりやられました;;

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