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光速のSeer~集団転移したみたいだけど俺のこと気づいてないっぽいので勝手に異世界を旅するぞ!!~  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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ジルフェア……流亜、再び

護たちはリバルの部屋で話をしているとジルフェアこと流亜が入ってきて……。

 ここはスラムにある酒場。その二階にあるリバルの部屋だ。

 この部屋にはリバルの他に護、ルカメイシェル、モンガ、果菜がいる。


 リバルは机に寄りかかり果菜と護とルカメイシェルとモンガの順にみた。


「一人増えたみたいだな」

「戻る途中で拾った」

「はーい……喜瀬果菜でーすう。よろしくなのですう」


 それを聞き護は果菜を張り倒したい気持ちを堪えてる。


「マモルの知り合いだったのか?」

「いや知り合いじゃない」

「アタシねえ……護と同じで神官ババアに召喚されたのお」


 果菜は満面の笑みで言い放った。

 護以外の者たちは警戒し身構える。


「あー……果菜は無害だぞ」

「マモル……なんでそんなことが分かるのニャ」

「そうだぜ。この女はデスゲームを乗り切ったんだろ?」


 そう言いリバルは果菜を睨んだ。


「乗り切ったんだけどお……逃げっ切ったが正解なのよお」

「逃げ切った……デスゲームをか?」

「カッコいいお兄さん……そうだよお」


 カッコいいと言われモンガは照れている。どうやら言われたことがないようだ。


「信じられねえ……どうやって?」

「マーキングハートでだよお。あとは運だけどねえ」

「なるほど……それで、お前の能力はなんなんだ?」


 そうリバルが言い放ったあと、バンッと扉は開いた。


「誰だ!?」


 リバルは魔弾銃を構え扉へ向ける。


「クスッ……護の記憶を頼って来てみれば、こんなにも人が集まってるなんて…………それも女が多いわ」


 そう言いながら流亜がお供の二人を引き連れ入ってきた。


「流亜……いや、ジルフェア。なんで、ここに来た? それに俺の記憶をって……」

「そうよ。それにしても……まさか、この町の裏ボスと繋がってたとはね」

「オレが裏ボスか……まあいい。こんなに早く邪教の司祭と逢えるとはな」


 この状況に対し護の頭は追い付かず大量の汗が額を伝い流れ落ちている。


「邪教は心外ですわ。ですが……そうね、そう思われても仕方ないのかもしれない」

「思ってたよりも素直じゃねえか。それで……なんの用できた?」

「手伝ってほしいと言ったら?」


 そう問われリバルは護をみたあと流亜へ視線を向けた。


「そういえば……マモル。報告を聞いてなかったな。ここにジルフェアが居るってことはバレたってことか?」

「ああ……例の件で話せなかった」

「…………そ、そうだな。まあ敵対するつもりはねえようだ」


 コクッと頷き流亜はリバルを見据える。


「それで何を手伝えって?」

「私はこの世界を壊したいのです」

「なるほど、そういう事か。確かにこの世界の今ある仕組みをオレもどうにかしてえと思っている。だが、そんな権限を持っちゃいねえ」


 そう言いリバルは半目で流亜をみた。


「裏の組織との影響力と繋がりはありますわよね」

「組織を仕切ってるが裏家業は営んでねえぜ」

「隠さなくても私にはみえているのです」


 不敵な笑みを浮かべ流亜はリバルをみつめる。


「マモル……この女の能力はなんだ?」

「鑑定系のスキルらしい」

「鑑定……みられたくねえものまで丸見えって訳か……最悪だぜ」


 頭を抱えリバルは、ハァーと溜息をついた。


「それで、どうなのかしら?」

「直ぐには答えられねえ。それに、お前の本当の目的はマモルだろ?」

「御名答! でも貴女の、ご機嫌を損ねる訳にもいかないと思ったの」


 それを聞いて護は逃げだしたい衝動に駆られる。


「ルカにモンガ……誰でもいい。マモルが逃げねえように掴んでろ!」

「へ!?」


 何をされるのかと脅威を感じ護は変な声を出してしまった。

 そう言われたルカメイシェルは右で果菜が左の護の腕を掴んだ。

 モンガは持っていた鎖がついた魔法の輪を護の首に装着する。

 それらは見事な早技と云うか連携プレイだ。


「ウッ……ヒデェー! 流石にもう逃げないってば」


 護は今にも泣きそうである。


「余罪があるからな」

「あれはリバルが悪いんだろ!」

「だからって逃げなくてもいいよな?」


 そうリバルに言われ護は俯き黙ってしまった。返す言葉を失ったからだ。


「クスッ……考えましたわね。魔法の首輪。その首輪を装着されたら護はモンガから逃げられない。このぐらいしなければ能力を使い容易く逃げてしまう」

「そういう事だ。じゃあ話を元に戻そうか。それで、なんで護を利用したいんだ?」

「この世界の仕組みを知ってるわよね?」


 そう問われてリバルは頷いた。


「この世界は神……いや神から能力を授かった異世界の者が創造した。お陰で神以外でも容易く異世界の者を召喚できるようになったんだ」

「そうね……だけど神は転生者を、この世界に多数送り込んでるのよ」

「そこまで分かるのか?」


 信じられずリバルは疑いの目で流亜をみる。


「勿論よ。私ねレベルもかなり上げてるの」

「それは凄い。だが転生した者は記憶がないんだろ?」

「そうとも限らないわ。前世の記憶を成長過程で戻したり。前世の記憶を持ったまま転生する者も居るのよ」


 それを聞きリバルとルカメイシェルとモンガは顎が外れるんじゃないかと思うほどに口を開け驚いていた。

読んで頂きありがとうございます(^o^)/


では次話もよろしくお願いします*\(^o^)/*

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