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光速のSeer~集団転移したみたいだけど俺のこと気づいてないっぽいので勝手に異世界を旅するぞ!!~  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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気に入られると入信

二日後になり護たち三人はアイアンデット教会の集会室に来ていたが……。

 ここは護の家。家と云っても仮住まいである。場所はルカメイシェルの隣にあり何時でも行き来できるのだ。

 部屋のベッドに横になり護は天井をみつめ溜息を交えながら何かを考えているようである。


(……胃が痛い)


 腹を摩り涙ぐんでいた。


 あれから護はある程度スラムの見回りをすませルカメイシェルとモンガと合流する。そのあと印をもらうためリバルの所に向かった

 印をもらうと三人は酒場の外に出て歩きながら話をしている。

 モンガは自宅兼店に戻るため「また明日」と言い護とルカメイシェルと別れた。そのあと二人は家まで話をしながら歩いている。

 家に着くと護とルカメイシェルは「おやすみ」と、お互い挨拶をし自分の家の中に入る。


 現在、護はベッドに仰向けで寝ながら考えていた。


(なんか……完全に巻き込まれてるよなぁ。本当は普通にのんびり冒険がしたいんだ。なんで思い通りにならないんだよ)


 そう思い溜息をつき目を閉じる。

 色々思考を巡らせているうちに何時の間にか眠ってしまった。


 ✦✧✦✧✦


 ……――二日後。アイアンデット教会内にある集会室。ここには護るとルカメイシェルとモンガがいる。

 三人の手には貢物の金が入った袋を持っていた。この金はリバルが用意したのだ。

 深々とフードを被り護は俯いている。

 ルカメイシェルは満面の笑みを浮かべ正面を向いていた。

 似合わない黒いスーツを着ているモンガは黒いサングラスの位置を直している。

 集会室には前回よりも居る人数が多いようだ。


(なんで目立つ前にって? リバルに問い詰めても笑って『問題ないぜ』……意味が分からなすぎだ)


 ハァーっと溜息をつき護は、(嫌だ……早く帰りたい)と思っていた。


 ・

 ・

 ・

 ✦

 ✧

 ✦

 ・

 ・

 ・


 集会室の扉を開けてジルフェア(流亜)は部屋に入ってくる。

 そのあとから前回同様に御付きの二人が入って来てジルフェアの両脇後ろに立った。

 護はいよいよかと、ドキドキしている。

 その両脇ではルカメイシェルとモンガがウキウキしているようだ。

 壇上に立ちジルフェアは周囲を見渡した。


「皆さま……よく集まってくれました」


 そう言いジルフェアは、なぜか護に視線を向ける。

 視線を感じ護はフードの下からジルフェアをみた。


(なんでコッチをみてる?)


 嫌な予感しかせず護は胃が痛くなってくる。


「これは……思わぬ収穫でしょうか。しかしながらフードで顔がみえません。ですが……クスクス……まあいいですわ」


 その言葉を聞き護は、ゆっくり周囲をみた。


(フードを被って居るヤツ……俺以外いないじゃないかよ!?)


 護は心の中で突っ込みを入れている。

 心配に思いルカメイシェルは護をみた。


(ジルフェア……マモルをどうするつもりニャ!)


 そう思いルカメイシェルはジルフェアへ視線を向けた。


「あら……可愛い子猫ちゃんもいるのですね」


 それを聞きルカメイシェルは、ドキッとし髪の毛が逆立ち護の腕を掴んだ。

 それをみたジルフェアは不機嫌になる。という事は護のことが気になっているのだろうか。


(オレにも声がかかんねえかなぁ)


 相変わらずモンガはのんきである。

 御付きの一人がジルフェアに耳打ちした。


「そうですわね……早々に始めましょうか。それでは貢物を回収いたします」


 それを聞いた御付きの二人は左右に分かれて貢物を回収し始める。

 各々貢物は違うようで金以外に宝石や高価そうなアクセサリー、魔道具などを持って来た者も居るようだ。

 全て回収すると御付きの二人は壇上にある棚へ貢物をのせる。


「これで我らが神デスベルク様への忠誠の証を確認いたしました。あとは正式な入信をしていただくだけですわ」


 そう言いジルフェアは笑みを浮かべた。


「それでは書類に名前と性別を書いていただきます」


 そうジルフェアが言うと御付きの二人は紙の書類とペンを持ち壇上を降りる。

 御付きの者は一人ずつ紙に名前と年齢を書かせていった。

 護とルカメイシェルとモンガも紙に記入する。


(名前と年齢だけって……こんな簡単でいいのか? まあ……偽宗教だからだろうな)


 そう思い護はジルフェアを見据えた。

 全ての者たちの記入が終えると御付きの二人は壇上へともどる。

 記載された書類をジルフェアは二人の御付きの者から受け取り目を通した。


「順番からすると……マモル・テンノでいいのかしら」


 そう言いジルフェアは再び護へ視線を向けると下唇を舐め人差し指を添える。


(なんでみてんだよ。あー……早く終わらせてくれよ~)


 涙目になり護は、ここから早く立ち去りたいと思っている。


(マモル……嫌がってるのニャ。でも、なんで護ばかりなのニャ?)


 不思議に思いルカメイシェルは首を傾げる。


(悔しいが……マモルはモテるな。リバルとルカもマモルを……。まあ男のオレからみてもマモルはいい男だと思うからな)


 フッと息を吐きモンガは意味不明にカッコつけポーズをかました。まあ、そのポーズをみている者はいないのだが。

 そのあとジルフェアは再び話し始める。それを護とルカメイシェルとモンガは聞いていたのだった。

読んで頂きありがとうございます(*^▽^*)


では次話もよろしくお願いします(#^^#)

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