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光速のSeer~集団転移したみたいだけど俺のこと気づいてないっぽいので勝手に異世界を旅するぞ!!~  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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力量と揺れる心

リバルに強いと言われるも護は自分を過小評価して……。

 リバルとルカメイシェルとモンガは護の話が別世界すぎて理解しようとするも脳内で処理できずにショート寸前だ。


「なるほど、まあいい。それよりも話を戻してくれ」

「あーそうだな」


 そう言い護は過去で流亜の身に何が起きたかを説明した。


「襲った貴族の一人は見当はつく。恐らくハセック伯爵だろう」

「なんでそう思うんだ?」

「オレの知る限り、やりかねないヤツはハセック伯爵しか思い浮かばねえ」


 それを聞き護は納得する。


「ジルフェアは復讐と腹いせも込めて、ありもしない宗教をつくったってことか」

「ああ、そういう事だ。あと未来もみた」


 そう護が言うとリバルとルカメイシェルとモンガは驚いた。


「未来……そうだな。本来なら、そっちが先見者(シーアー)の能力。それで何をみた?」

「大量虐殺……ただ、それが何時何処でのことか不明なんだ」

「それで泣いてたのニャ?」


 そう聞かれ護は一瞬ためらったが頷き苦笑する。


「近い未来なのか……ずっと先か分からねえって訳か」

「この能力は、いきなり発動した。だから、まだ良く分かっていないんだ」

「未来がみえる、か。その能力を使って回避できればいいんだが」


 腕を組みリバルは考え込んだ。


「動きを阻止すんなら潜入した方が早えぞ」

「確かにモンガの言う通りだぜ」

「ちょっと待ってくれ!? その方が確かにいいかもしれない。だけど……」


 そう言い護は俯きそれ以上口を開けない。


「どうした? 怖いってんじゃねえよな!」

「怖い……いや違う。阻止したくない気持ちの方が強いんだ」

「言ってること分かってんのか? そんなことすりゃ」


 そうリバルに言われるも護は自分でも理解できない感情が湧き上がってきていた。いや本当は、なんとなく分かっている。

 そう自分よりも酷い目に遭っている流亜のことを哀れに思っていたからだ。


「あんな映像をみせられて……阻止なんてできるかよ」

「泣くほど共感しちまったって訳か……それならジルフェアの心を救ってやったらどうだ? その方が何倍も助けになると思うぜ」

「マモルは優しいのニャ」


 そう言われ護は手で涙をぬぐった。


「心を救う……どうやって?」

「阻止することでジルフェアは手を汚さずにすむ。どうだ……簡単なことだぜ」

「簡単? 言うだけならだろ! 実際……そんなに容易くなんかできる訳ない!!」


 確かに簡単ではないだろう。だがリバルは護ならできると思ったのだ。


「マモルの能力は飾りじゃねえよな! それとも……まさか能力を使い熟せねえってことか?」

「そんなんじゃ……でも」

「でもじゃねえ! いい加減に自分の力量を下にみてんじゃねえよ!!」


 怒鳴られて護は、ビクッと驚きはねる。


「そんなんじゃない!! 事実……そんなに俺は強くなんてないんだ!」

「マモルは強いニャ。ギルドの能力測定だって、そう出てたのニャ」

「その通りだぞ。お前の能力は強い……いやマモル、お前の性格に合ってんじゃねえのか?」


 そう言われ護はモンガをみたあと自分の手へ視線を向けた。


「性格に合っている能力? 戦いたくなくて城から抜け出した。臆病な俺にあった能力だって云うのか? シーアーが」

「臆病……ねえ。そんなら城で何もできず腰をぬかして今頃死んでたと思うぜ。直感が働いたんだろう? 逃げた方がいいってな」

「確かにそうだけど……」


 自分のことを理解できていない護には、どうしてもリバルとルカメイシェルとモンガの発言を把握できない。


「今ある能力を上手く使い熟せれば最強になれるんだぜ」

「おだてるなよ。だけど、そうなる保証があるって云うなら」

「ならねえって保証もないはずだぜ」


 そう言われ護は、ハァーっと溜息をついた。


「その通りだな。できるかどうかなんて、やってみないと何も分からない」

「やっとか……じゃあ潜入するでいいな?」

「それしかないんだろ。但し条件がある」


 そう言い護はリバルを真剣な表情でみる。


「条件か……のめるものなら構わないぜ」

「潜入の条件は流亜……いや、ジルフェアを救うことだ」

「そんな事か……構わないぜ。だが、それは自分でやれ」


 そうリバルに言われ護は、コクッと頷いた。


「勿論そのつもりだ。できれば、みんなに迷惑をかけたくないからな」

「一人で抱えようとするな。オレもできるだけのことはするぜ。まあ潜入じゃなく外側からになるが」

「ボクは、マモルと一緒に潜入するニャ!」


 これから命がけになるかもしれないと云うのに、ルカメイシェルは護と行動できることが嬉しいのかウキウキしている。


「勿論オレも行くぞ。敵陣にのり込むなんておもしろえじゃねえか」

「二人共、嬉しそうにみえるけど……遊びじゃない」

「マモル……そのぐらい二人は分かってんじゃねえのか?」


 そうリバルに言われ護はルカメイシェルとモンガを順にみた。


「二人共ありがとう……一人じゃ恐らく挫けるかもしれない。だから、その時は助けてくれるか?」


 それを聞きルカメイシェルとモンガは頷き、二ッと笑みを浮かべる。

 そのあと四人は話し合いながら作戦を練っていた。

読んで頂きありがとうございますo(^▽^)o


さあ……徐々に本題へと向かっているぞ!


では次話もよろしくお願いしますヽ(^o^)

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