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光速のSeer~集団転移したみたいだけど俺のこと気づいてないっぽいので勝手に異世界を旅するぞ!!~  作者: みけ猫 ミイミ
第二章

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怒りと報告

護は自分の能力によりジルフェアの正体を知り……。

 護の頬を一滴の涙がつたう。


(……これがジルフェアの過去)


 脳裏に浮かんだ映像は酷いものだった。


(ジルフェアは鈴戸流亜で間違いない。だけど転移した早々……こんなの、いくらなんでも酷すぎるだろ!)


 そうジルフェアこと鈴戸流亜は二年前に、ドラムニアと云うドラゴン族の国でパパルス・バイモンにより教会の祭壇で召喚される。

 だが女性という事で利用価値なしと判断され人間の支配する国の一部であるティアネルに転移させられた。

 だが、そこは運悪く悪徳貴族の巣くう別荘の庭だ。場所は、ライクスチアよりも遥か南東側に位置するカイラルの森の奥にある。

 そこには偶々五人の貴族が庭で話をしていたので流亜の存在に気づいた。そして、ここに居る理由を聞き流亜を屋敷の中へ連れ込んだのである。

 最初は流亜の警戒を解くため優しく振る舞った。そのあと警戒を解いたのを見計らい五人の貴族たちは流亜を襲った。

 そして、レ◯プされた挙句に流亜は寝ている間にデンデカ草原に放り出されてしまったのである。


(…………これって酷すぎだ! 俺のことと云い、なんなんだ……この世界はよ――……)


 脳裏に沢山の映像が流れていた。怒りと悲しみが更に増してくる。

 ルカメイシェルは横目で護をみた。


(マモルの様子が変なのニャ。泣いてるニャ?)


 様子がおかしい護をみて、ルカメイシェルは心配になる。

 そんなことが起きていても気づいていないモンガは欠伸をし流亜の話を聞いていた。


(もうこれ以上みたくない! ドンドン映像が脳裏に浮かんでくる。これって間違いなく俺の能力だよな? だけど、どうやって発動してんだ?)


 疑問に思い護は何気に右目を手で覆う。


「……!?」


 脳裏に浮かぶ映像が一瞬暗くなり白く発光する。そのあと徐に映像がハッキリみえてきた。


(何をしようとしてるのか分った! 面白い……なんて思う訳ないだろ!! これ以上、流亜の手を汚させてたまるかよ)


 流亜のことを好きなのだろうか? 正義感からなのかもしれない。護は流亜のしようとしていることに対し阻止したいと思っていた。ギュッと左の拳を握り締める。

 そんな護をみてルカメイシェルは更に心配になった。


「今日はこのくらいに致します。次回の集会にくるさいは神への貢物を持参ください」


 そう流亜が言うと傍にいた二人は次回おこなわれる日程の記載された紙を配り始める。

 その紙を護とルカメイシェルとモンガは受けとった。

 その後、集会は終わり解散し各々部屋からでる。護たち三人も部屋を出て教会の外へ向かった。


 ✦✧✦✧✦


 ここはスラムにある酒場の二階。

 椅子に座りリバルは机上に脚をのせている。そして目を閉じ何かを考えているようだ。


(司祭のジルフェア……そして宗教であるアイアンデット。それと神であるデスベルクか。なぜか、この二年の間に勢力が異常に増してきている。この宗教組織が害のねえものなら構わねえ。

 ただ問題なのは、なんのためにありもしねえ神を創り崇めさせているのかだ。その理由によっちゃ阻止しなきゃならねえ)


 そう思い目を開け天井をみつめた。

 すると護とルカメイシェルとモンガが扉を開け部屋の中に入ってくる。

 それに気づきリバルは机から足を下ろし自分の方へ向かってくる護へ視線を向けた。


「早かったな」

「ああ……」

「何かあったのか?」


 そう問われ護は、コクッと頷きリバルをみすえる。


「ジルフェアの正体が分かった」


 それを聞きリバルだけじゃなくルカメイシェルとモンガも驚き護をみた。


「なんで分かった? マモルのことだ能力を……」

「恐らく能力だと思う。今まで知らなかった力だ」

「なるほど……勝手に発動したってことか」


 能力に対し興味が湧きリバルは笑みを浮かべる。


「だから泣いてたのニャ?」

「……あーうん……そうだな」

「マモル泣いてたんか? 全然気づかなかったぞ」


 そうモンガが言うと護とルカメイシェルとリバルは呆れて溜息をついた。


「確かマモルの職業は先見者(シーアー)だったな」

「ああ、そうだが……それと関係しているかは分からない」

「まあ……そのうちに分かるだろう。それよりも、ジルフェアの何をみた?」


 そう聞かれ護は一瞬ためらうも口を開き話し始める。


「先ずジルフェアは俺と同じ世界の者で鈴戸流亜……コッチではルア・スズドになるか」

「なるほど……で、マモルの知り合いなのか?」

「知ってはいる。だけど全然逢ったことはない。映像みながら声を聴いてただけだからな」


 護の言ってることが理解できずリバルとルカメイシェルとモンガは首を傾げた。


「言ってる意味が理解できねえぞ」

「うん、ボクも意味分からないニャ。映像で声を聴くって、どんな仕組みなのニャ?」

「映像……声。ってことは、なんらかの魔道具みてえな装置か?」


 そう聞かれ護はテレビやスマホやタブレットやパソコンなどのことを説明する。そのあとアニメと声優のことを解説した。次いでにゲームのことを楽しそうに話をする。

 それをリバルとルカメイシェルとモンガは興味深く聞いていた。

読んで頂きありがとうございます(^^)/


では次話もよろしくお願いしますo(^_^)o

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