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第50話【義妹とお風呂】



 義妹と一緒にお風呂に入る。なんて夢のある響きだろう。


『お兄ちゃんは先に入っていて……わたしは準備があるから……』


 そう言われて風呂場に入り一人で身体を清めること数分、桃花が風呂場に入って来た。


「お兄ちゃん……お、おじゃまします……」


 そう言って入って来た桃花の姿はなんと水着売り場の試着室で最後に選んだ白のビキニ姿だった。


「白ビキニだ!」

「えへへ……お兄ちゃんがやけに気に入っていたからこっちの水着も買っておいたんだ……どう可愛い?」

「うん! エロい!」

「もう! お兄ちゃんってばそう言う時はちゃんと『可愛い』って褒めるのが常識なんだよ!」

「すまん、桃花。つい桃花が可愛いすぎてエロいが先行してしまった」

「もう、それ一体どういう感想なの……でも、お兄ちゃんわたしが水着を着てやって来たのにはあんまりビックリしないんだね」

「まぁ、白ビキニなのはビックリしたけど、最初に『水着を着てお風呂で待っていて』って言われたから桃花も水着を着て来るのかなとは思っていた」

「まぁ、そうか。バレちゃうよね。えへへ……」


 そう、尾風呂に一緒に入ろうと言われた時点で桃花には水着を着るように言われていた。当然俺としては水着なんて着ないで裸同士の付き合いをしても良かったのだが……


「……うん」

「ど、どうしたのお兄ちゃん、そんなにじっと見つめられると恥ずかしいよ……」

「いや、桃花が可愛くて見ていただけだよ」


 案外、裸じゃ無くても水着の方がエロく感じることもあるんだな。

 桃花の水着は白いビキニで布の面積が少ない。だからこそ、胸の形もハッキリわかるし、見えない部分も想像が広がると言うか、見えないからこそエロい、という究極のエロスの真理の扉を開けたまである。

 さらに、そんなエロいビキニタイプの水着なのに白という清楚タイプの色をしているのがさらにいやらしさを増していると言うかそれを桃花が来ているというのが……何と言うかエッチだ!


「もう、お兄ちゃんってば義妹の水着をエッチな目で見過ぎだよ……」

「し、仕方ないだろう……桃花の水着がエッチすぎるんだから……」


 しかし、今日の目的は義妹の水着鑑賞会ではない。一緒にお風呂なんだから。このあと湯船でイチャイチャしたり――


 なんて思っていると、桃花が両手で水着の際どい所を隠しながら、モジモジしてこう言った。



「じゃあ、お、お兄ちゃん……わたしの体洗ってくれる……?」



 どうやら……このお風呂はまだ前哨戦だったらしい。



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