第3話【義妹との約束……】
「大変なことになってしまった」
あの後、お風呂に入った僕は何故か床に正座しながら、交代でお風呂に入った桃花が戻って来るのを待っていた。
「そもそも、部屋が一つしかないから同じベッドで寝るなんて考えが安易すぎるだろ」
『一緒に寝るって……同じベッドってこと!?』
『はい、だってこここはゆうくんのお部屋とベッドですし……それにわたし今までお母さんと寝てたので……一人じゃ眠れないんです』
だからって男の俺と一緒に寝るのは不味いだろぉおおおおおおおおおおおおおお!
「昨日までただのクラスメイトだったんだぞ? なのに、白根さん……桃花はどんな気持ちで……」
いや、もしかしたら彼女も俺に引け目を感じしてこんな提案をしてきているのかもしれない。事前に相談されていたとはいえ、両親の再婚に新しい家に俺という義兄妹だ。
俺や家族の仲を悪くしないようにこんな提案をしているだけなのかもしれない。
「それにしても、お風呂上がりの女の子を待って、そのままベッドで寝るとかまるでラ〇ホみたいな状況――」
そう言った瞬間、部屋のドアが開きパジャマ姿の彼女が部屋に入って来た。
「お風呂、上がりましたー」
「――自主規制土下座!」
「ひゃぁ! えっと……ゆうくんは何でベッドに向かって土下座をしているんですか?」
「いや、これは、その……寝る前はよく眠れるようにベッドに土下座する癖があるんだ」
「えっと……気持ちわ――じゃなくて、面白い癖ですね」
あれ? 今気持ち悪いって言った? き、気のせいだよね?
でも、どうやら部屋に入る前の俺の発言はどうにか誤魔化せたようだ。
「それで、ベッドの話だけど――」
「確か、わたしがベッドでゆうくんが床で寝るんですよね?」
……あれ?
「た、確か同じベッドで寝るって話じゃ……」
「『お風呂上がりの女の子を待って、そのままベッドで寝るとかまるで』……何でしたっけ?」
き、聞かれてたぁあああああああああああああああああああああ!?
「ゆ、床でいいです……」
もう、ぐうの音も出なかった。これを聞かれた以上俺は一生床で寝かさせていただく所存でございます。
そう覚悟をしたのだが、次の瞬間には彼女が笑ってこう言った。
「ウフフ、冗談です♪ ゆうくんが変なことを言ったからからかってみただけです」
結局、彼女はそういうとベッドの半分を開けて俺を同じベッドに入れてくれた。
か、神だ! まるで女神様だ!
「ゆうくん……一つだけ良いですか?」
「な、何かな? 桃花……」
すると、彼女は少し顔を赤らめて最後にこう言ったのだ。
「その……エッチなことだけはダメですからね? ゆうお兄ちゃん」
ヤバイ、俺今日……眠れる気がしないかも……
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