【義妹ちゃんは甘えたい】
放課後、わたしはお兄ちゃんと手を繋ぎながら一緒に家に帰っていた。
「あのぉ……」
「お、お兄ちゃん……どうしたの?」
わたしがそう返すとお兄ちゃんは繋いだ手を上げて『これ……』と言って続けた。
「何で手を繋いでいるんですかね……?」
「お兄ちゃんは嫌い? 妹と手を繋いで帰るの……」
「いや嫌いかと言うか……恥ずかしいというか……」
そう言いよどむお兄ちゃんに向かってわたしは用意していた必殺の一撃を放った。
「ふーん、お兄ちゃんは恥ずかしいんだ……妹のおっぱいは揉んだくせに……」
「うぐっ!?」
うん、どうやら今の言葉はお兄ちゃんには抜群のようだ。
「桃花、もしかして……昨日俺がその……したこと……怒っている?」
「べ、別に……怒ってなんかいないし……」
どちらかというと『しなかった』事にわたしは怒っているんですけどね……。
「でも、お兄ちゃんは責任を取るべきだと思ってます」
「その責任って……」
「あ、甘えたいんです……だから、お兄ちゃんはわたしを甘えさせてください」
そう言って、わたしは握るお兄ちゃんの手に力を込めた。
しかし、ヘタレなお兄ちゃんはわたしがここまで言っているのに、まだ私の気持ちを分かってくれる様子はなくて……
「それは……前にも言っと通り……皆に見られたら恥ずかしいだろ?」
「じゃあ、我慢してください……」
こんな的外れな返答をしてくるくらいだ。
「我慢しろって言われてもなぁ……」
「義妹のおっぱい揉んだくせに……」
「ぎくぅ!」
義妹のおっぱい揉んだんだから、口答えしないの!
「それは許して、くれって……いや、許してください!」
「ふーん、これくらいじゃ許してあげない!」
そう、許してなんて上げない。
わたしの裸見たことも……昨日の夜も……わたしは覚悟していたのに!
それに、こんな気持にさせたことも……許してあげない。
「だから、責任取ってよね……お兄ちゃん♪」
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義妹にそんなことを言われた本日の夜……
俺はいつも通り桃花と同じベッドに向き合うように横になり、桃花に改めて今日言われた事の確認をした。
「それで、責任ってどう取ればいいんだ?」
俺がそう言うと桃花は「ん!」と声を出して両手を俺に向けて広げて言った。
「ま、まずは抱きしてめて……」
「こ、こうか……」
「うん……」
その言葉にしたがいこの前もしたように俺は両腕で桃花を抱きして、桃花もそれを受けて両手で俺に抱き着き、まるで猫が懐くかのように頬を俺の胸元にスリスリとこすりつけた。
「お兄ちゃんは責任を取って、毎晩わたしをこうして甘やかしてくれないといけないの……」
「そ、それって……」
エッチなことはしていいんですか!? と思って俺の手が義妹のおっぱいに向かおうとした瞬間、それを悟ったかのように桃花が言った。
「でも、お兄ちゃんはエッチなことは禁止だからね」
「え!? え、えぇええ!?」
ちょ、ヤバイ、動揺しすぎて声が出すぎた。
でも、桃花さん!? 昨日までは『少しならエッチなことも……』って言ってましたよね!?
すると、それを分かっていたかのように桃花が言った。
「お兄ちゃんが言ったんだからね?」
「え?」
すると、桃花が一字一句覚えていますといわんばかりに昨日の俺の言葉を復唱した。
「『これ以上したら、眠れなくなっちまうからな』って……だから、お兄ちゃんはエッチなこと禁止なの」
「そ、そんな……ことって……」
じゃあ、あの時、手を出していればぁあああああああ!? 良かったのかぁあああああああああああああああああああああああ!
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