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第15話【義妹とお兄ちゃんとお兄ちゃん】


「すぅ……お兄ちゃん?」


 目を開けると既に外は明るくなっており、時計の針は朝の六時を回っていた。

 ゆうくんはそんなわたしに腕枕をしてくれている状態でまだ眠っていた。



『だから、眠れないわたしが『ゆうくん(お兄ちゃん)』を頼るように……ゆうくんは義妹である『わたし』を頼ってください』


『あぁ、そうする……』



 昨日の言葉……良かった。ゆうくん眠れたんだ。


「さてと、まずはゆうくんを起こさなきゃ!」


 昨日決めたルールでは先に起きた方がまだ寝ている方を起こして、先に制服に着替える権利を得るので着替える間、後から起きた方は部屋には入らないというルールを決めた。

 だから、またお兄ちゃんに着替えを見られないように、起こして着替えの間は部屋から出てもらわないといけないのだ。


「ほら、ゆうお兄ちゃん、起きて――」


 そう思って毛布の上からお兄ちゃんの腰辺りをさすって起こそうと思ったら、何か私の手に固い物が当たる感触がした?


「……?」


 その瞬間、わたしは何だろうと思って毛布をめくって自分が何を触ってしまったのか、深く考えずに確認しようとしてしまった。


 それが、間違いだったとも気づかずに……


「お兄ちゃ――はぅっ!?」


 そう、毛布をめくるとそこには……お兄ちゃんのお兄ちゃん(ピーー)が小さなテントを張っていたのだ。


「ももも、もしかして、今わたしが触ったのって……お、お兄ちゃんの……」


 硬かった! 硬かったけど……そんな……こんな――


「~~ッ!?」


 恥ずかしくなったわたしは叫びそうになる口を必死に抑えて、お兄ちゃんを起こさないように声を殺した。

 いや、正確には……お兄ちゃんのお兄ちゃんは元気に起きているんだけど……って、違くて!


「そんな、でも、ゆうくんはそんなわたしをエッチな目で見ている感じなんて……」


 その時、わたしはあたらめて自分の恰好を見て気づいた。

 隙だらけのパジャマにノーブラの胸元、そして、そんな状態でわたしはお兄ちゃんに抱き着くように眠り、あまつさえ昨日なんかお兄ちゃんの顔を胸元に抱いて寝てしまった。


「あらためて考えたら……わたし、なんてことを……そ、そうだよね! ゆうくんだって男の子なわけだし……お、男の子ってことは!?」


 そして、わたしはついに気づいてしまった。



 もしかして、お兄ちゃんは……わたしのことをエッチな目で見ているのでは!?





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