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第10話【義妹とノーパン】



「まったく、今日の放課後は大変だった……」


 あの後、桃花と俺は学校でも『お兄ちゃん』呼び以外は普通にするという約束をしたのだが、その影響が帰りのHRで爆発した。

 放課後、皆が帰ろうとしている中でクラスの女友達に囲まれた中の桃花が突然――


『ゆ、ゆうくん……じゃあね!』


 ――と一言だけ残し友達と帰って行ったのだ。

 その後の教室はすごい物だった。


『山田! ゆうくんって誰だぁああああああああああああああああああああああ!』

『吉田! 俺は今日からゆうくんになるぞぉおおおおおおおおお!』

『おい悠木! ゆうくんってお前のことだよな!?』

『てめぇ! 白根さんとどんな関係だぁ!』


 ……まぁ、そんな感じで放課後は俺の弁明会となったのだ。

 因みに、俺は『別に昼休みに友達になっただけで深い意味はない』と完璧な弁明をして、三十分による拷問――もとい弁明会を切り抜けたのだが……


「でも、これからも考え物だよなぁ……」


 正直、一緒に住んでいるとの言うのを隠すなら帰り道が同じになるのとか、どちらかが変えるタイミングをずらすとかの対策を考える必要がある。

 それも、桃花を寂しがらせない方法でだ。


 まぁ、帰ったらそこら辺も桃花と相談することにしよう。桃花はすぐに帰ったことだし既に家に入るだろう。


「ただいまー」


 だから、家に帰った瞬間、俺はリビングに明かりがついていないことに疑問を思った。

 なんだ? 桃花はまだ帰って来ていないのか?


「そう言えば女子の友達と帰っていたから何処か寄り道でもしているのか?」


 そんなことを思いながらリビングに電気をつけて、特に深く考えず俺は鞄をソファーの上に置いてトイレに行くことにした。


 それが、軽率だったのかもしれない。

 しかし、俺はそれ以上深く考えずトイレに行くために洗面台のドアを開けた。


 その時、俺は自分がつけた覚えのない洗面台の電気がついていたことに今更疑問を思った。だけど、気付いた時には全てが遅かった。


 家のお風呂は脱衣所もかねて洗面台がある、そして、トイレも洗面台の奥に部屋がある。

 つまり、トイレに行くにもお風呂に入るにも洗面台を通る必要があるのだ。


 洗濯機の上に無造作に置かれた制服と下着、バスタオルを被った頭から立ち上がる湯気、今朝も見た大きな胸にその先はギリギリバスタオルで隠れていて……でも、すらっと綺麗な足はそのつま先から足物まで何も隠されていなくて……


「え……」

「……へ」


 結局、何が言いたいかというと……洗面台をにはお風呂上がりで頭をバスタオルで拭いている……下も上もすっぽんぽんの義妹がそこにいたのだった。


「の、ノーパン……」

「ひゃ、ひゃああああああああああああああああああああああああああああああああ!」





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