転身
「いきなり使えっていったってどうやるんだよ!」
翔は彼女に言った。
「そうだな、なにか能力が発動した感覚をあじわったことはないか?もしかしたら無意識に個別能力を使用しているかもしれない。」
彼女は落ち着いた様子で言ってくる。
「そんなこと言ったってそんなのあるわけ、、、!」
そうだ、さっきの突然移動した時!
カードの能力じゃないとすると、もしかしたらあれが俺の個別能力!?
「その様子だと心あたりがあるようだな。
その時の感じを思い出せ。」
あのとき、、あのときをイメージしろ、相手の攻撃をよけるように、、、
!! 突然変な感覚が襲ってきて彼女の存在が少し遠くなる。
彼女は何した!?
違う、俺が下がったんだ。
翔は先ほどいた場所から後方に2メートルほど下がっていた。
「ほら、できたじゃないか。
これがお前の個別能力だ。」
これが、、、個別能力!!
この力があればだいぶ戦いに幅が広がる。
翔は彼女に聞いた。
「なあ、この力もカードと同じように体内エネルギーを使うのか?」
彼女は答える。
「ああ、発動条件は全く同じだ。より多くの体内エネルギーを消費すればその量に見合った能力を使うことができる。」
翔はもう一度能力を使ってみた。
さきほどより体内エネルギーを使う感覚で。
その瞬間翔の体は5メートルほど移動していた。
これが、、俺の個人能力『近距離移動』




