個別
「さっきは嘘ついてしまって悪かった。」
翔は謝った。
「ふんっ、まあ今回はしょうがない、こっちのほうがカードが少なかったのは事実だからな。わかった、それならこっちは別の色のカードを2枚つけよう。これでどうだ?」
いいのか?
「ああ、それなら同等な取引になるだろう。他の人との交渉とかで使ってくれ。」
翔は黄色のカードを4枚渡し、黒のカード3枚と緑、白のカードを1枚ずつ受け取った。
よし、これで黒のカードをだいぶそろってきた。
翔は少し実戦で使いたくなってワクワクした。
あ、そういえば、
「なあ、さっきはどうして嘘だとわかったんだ?」
翔は彼女に疑問をなげかけた。
「あまり手の内はバラしたくはないが、取り引きした関係だ、いいだろう。
私の個別能力は『秘密暴露』。相手の嘘を見破ることができる。」
! 個別能力!?
「な、なぁ!個別能力ってなんなんだよ!」
翔は彼女に聞いた。
これでなにか手がかりが得られるはず!
「!?、まじか?個別能力を知らないのか?」
「言葉は何度か聞いたがどういうものかはまったくわかっていない。誰でも使えるのか?」
「個別能力を知らないでよくここまで残れたな、まさか敵との接触ゼロか?
まあいいや、教えてあげよう。
個別能力っていうのはこのゲーム中に使えるその人限定の能力のことだ。ちなみにカードを使った能力は共有能力という、みんなつかえるからな。
ためしにさっそく使ってみたらどうだ?」
いきなりの提案に翔は驚いた。




