反撃
真っ赤な輪が目の前に浮いている。
「大丈夫よ、心配しないで。ここは私がなんとかするわ。」
そこには赤いリングをつけた女性が凛々しく立っていた。
相手がもう一度炎を飛ばしてくる。
女性は両手を前に出し左から右に動かす。
すると輪もそれについてくるかのように動いた。
炎が輪をくぐり抜ける位置に移動させた。
炎はものすごいスピードでせまってくる。
一瞬にして輪に近づき通り抜ける、、はずだった。
通過した瞬間、炎が消えた。
「な、なにがどうなった!?」
翔は女性の背中にむかって問いかける。
「驚くことはないわ、これは吸収する能力だから。自分が持っているカードをみてみなさい?多分輪っかが描かれているカードがあるはずよ。」
翔はカードを見た。
これか、、、
女性はポケットから別のカードを取り出し、リングにあてる。
目に見えないスピードで何かが飛んでいく。
早い!!そう思ったときには大きな衝撃音が聞こえていた。
砂埃がはれると相手の姿はそこにはなかった。
「ちっ、逃がしたか。」
女性は悔しそうに言う。
「大丈夫だった?」
いきなり優しい口調で聞かれた。
「あ、あぁ、すまない、助かった。」
翔はとりあえずお礼を言った。
たかひろ!そう言いながら女性は男性に近づく。
たかひろ、それが足を負傷した男の名前か。
また新しいカードを取り出しリングに当てる。
ピンク色のような優しい光がたかひろの足を包み込む。
傷が!!
ゆっくりではあったが傷が治り始めた。




